歴史・文化・自然

十和田市・十和田湖観光

十和田市を観光しよう

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 十和田市は安政6年(1859)に、新渡戸稲造博士の祖父新渡戸傳(つとう)、父十次郎よって切り開かれたまちである。
 それまでの三本木平はというと、だだっ広い台地の上に家が14、15軒しかない寒村で、粟や稗、大豆しか採れなかった。そこに新渡戸傳は十和田湖から流れる奥入瀬川から2本の穴堰を掘削して三本木平に水を引き田んぼを作った。息子の十次郎は札幌に先駆けて碁盤の目状の都市計画を設計した。これが十和田市の始まりである。これら三本木開拓施設群が平成25年(2013)に公益財団人土木学会の「選奨土木遺産」に登録された日本の貴重な土木遺産である。


 
十和田市の原点を探る
三本木開拓施設群

 
①稲生川の水の取り入れ口

 新渡戸傳は十和田湖から流れ出る奥入瀬川から2本の穴堰を掘削して約30メートル高台にある三本木平に上水した。

幻の穴堰

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 安政6年(1859)に稲生川を開削して三本木平に上水を成功した。しかし、コンクリート技術のなかった当時は濾水がひどく三本木平に届く水は少なかった。そこで息子の十次郎は、もう一本穴堰を掘ろうとして頓挫したのが、一般に「幻の穴堰」と呼ばれている穴堰である。当時の工具「ばんづる」や「てんばづる」で掘った跡や灯り取りに松脂を燃やした油煙などが、当時のまま約1キロに渡って残されている貴重な土木遺産である。

③整備された稲生川周辺





 今は京都の「哲学の道」のように散歩道としてきれいに整備されている。
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十和田市馬事公苑
駒っこランド

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 明治18年(1885)に、後に日本最大の軍馬補充部となる「陸軍軍馬出張所」が開設されるなど、三本木は日本一の馬の産地であった。
 そして平成17年(2005)に、日本では横浜根岸の「馬の博物館」、東京世田谷の「馬事公苑」など、日本では数少ない馬の博物館十和田市馬事公苑「駒っこランド」がオープンした。

①駒っこ牧場

 ここでは乗馬体験や馬と触れ合うことができる。


②馬の博物館「称徳館」

 驥北(きほく)館、馬具館、玩具館、絵馬堂、信仰館、文献館、民話館など、馬にかかわる貴重な資料が5,000点ほど展示されている日本でも数少ない馬の博物館である。

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③十和田市で行われる馬のイベン

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 馬のまち十和田市である。当然馬に関する馬のイベントが行われる。その代表的ものは、春桜の満開時に行われる女流騎士だけで競う「桜流鏑馬(さくらやぶさめ)」全国大会である。華やかな衣装を身にまとった女流騎士たちが、疾走する馬にまたがり的をめがけて矢を射るのである。華やかかつ女性らしからぬ豪快な技である。
 う一つは、十和田市の馬関係者が一同に会して秋に行われる駒フェスタである。桜流鏑馬は「第20回ふるさとイベント大賞」で最高賞の内閣総理大臣賞に選ばれた。




開館約8年で130万人が入館した人気美術館
十和田市現代美術館

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 十和田市現代美術館は平成8年(1996)にオープン。これまで130万人近くが入館している人気の美術館である。この美術館の設計は金沢21世紀美術館の設計に携わった世界的な建築家西沢立衛氏。建物は全面ガラス張りで「日本の道百選」の官庁街通りと一体になっているのが特徴である。

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貧しさの中からうまれた南部裂織
南部裂織体験館匠工房」

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 南部裂織を復活させたのが菅野瑛子さんである。菅野瑛子さんが、亡くなった伯母の遺品を整理していたとき、箪笥の奥から一本の帯が出てきた。決して綺麗なものではない。ましてや高価なものでもない。皆はそんな汚いものを捨てなさいといった。が、なぜか菅野さんはその帯の織目の美しさに心をひかれた。
 菅野さんはその帯を形見分けとして貰い、どこで誰が織ったのかそのルーツを探し始めた。そして辿り着いたのが、旧十和田湖町沢田の東山きゑさんであった
 話しを聞くと、むかしは農家は貧乏で新しい木綿の着物を買うことができず、古着を買って着ていた。それがぼろぼろになると、それでも捨てられず、それを切り裂き、麻糸を縦糸に、その切り裂いた布をいざり機で織った。それを炬燵掛けなどにして使ったというのである。つまり貧しいがゆえに生まれた織物、それが裂織であった。
 感動した菅野さんは東山さんに弟子入りをし裂織を習った。そして大変な苦労の末、それを現代によみがえらせた。これが南部裂織である。
 その南部裂織の体験館が「匠工房」である。
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世界的建築家設計の建物群

十和田市には、世界的に活躍する建築家が設計した建物群がいくつかある。

 西沢 立衛設計の十和田市現代美術館
 
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十和田市現代美術館は、現代美術館の項でも紹介したが、これを設計したのは金沢21世紀美術館の設計にも関わり、これまで日本建築学会賞他、建築界のノーベル賞ともいわれているプリッカー賞など数々の国内外の建築賞を受賞してる国際的な建築家西沢立衛氏の設計によるものである。




 隈 研吾設計の市民交流プラザ「トワーレ」

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 市民交流プラザ「トワーレ」は、新国立劇場を設計した隈研吾の設計によるものである。隈氏はこれまで日本建築学会賞他、建築デザインの発展を目的とした国際建築賞リーフ賞などを受賞している日本を代表する建築家の一人である。


 安藤 忠雄設計の教育プラザ

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 図書館と研修室を兼ね備えた教育プラザは世界的に名の知られている建築家安藤忠雄氏の設計によるものである。安藤氏は日本建築学会賞、日本芸術大賞など国内賞だけでなく、プリッカー賞、王立英国建築家協会RIBAゴールドメダル、アメリカ建築家協会AIAゴールドメダル、ジョン・F・ケネディセンター芸術金賞など数々の国際賞をも受賞している。




桜の名勝「日本の道百選」の駒街道


十和田市官庁街通りはもともとは旧軍馬補充部本部への道路であった。それを昭和25年(1950 ) 年に北海道大学前川原徳次郎博士の都市計画によって現在の官庁街通りが計画された。そして昭和62年(1987)に国土交通省の「日本の道百選」に選定され、馬のまちにちなんでいつしか駒街道と呼ばれるようになっている。
 現在は、この駒街道に十和田市現代美術館が建設され、その野外展示とあわせ県内でも有数の桜の名称となっている。また、駒街道には、約1.1キロの道のりに桜156本、松165本が植えられ、そのコントラストが美しい。

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ご当地グルメ十和田バラ焼き

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 バラ肉とタマネギをしょう油をベースにした甘辛いタレで味付け鉄板で焼iた十和田バラ焼き。もともとは戦後の食糧難の時代に三沢市で発祥したが、それが青森県南部地方に広がったご当地グルメである。
 多くの食堂でバラ焼きを提供していた十和田市では、平成20年(2008)にバラ焼きの提供店を調査。平成21年(2009)に食まちづくりしようと「十和田バラ焼きゼミナール」を設立。「十和田バラ焼きゼミナール」が中心となってご当地グルメでまちおこしに取り組んだ。
 こうして、「十和田バラ焼きゼミナール」は、ご当地グルメでまちおこしの祭典!B-1グランプリに、平成22年(2010)の厚木大会に初参加、8位に入賞した。翌平成23年(2011)の姫路大会でも8位。平成24年(2012 )の北九州大会では10位。平成25年(2013)の豊川大会では第2位にあたるシルバーグランプリ。平成26年(2014)の郡山大会でついに優勝。そして平成27年(2015)に十和田大会を誘致。十和田大会では2日間で33万人のご当地グルメファンが全国から集まり、十和田のバラ焼きを全国に広めた。
 現在十和田市十和田バラ焼き店主会への加盟店は26店である。もちろんバラ焼き店主会に加盟してなくてもバラ焼きを出してくれる店はたくさんある。バラ焼きの味は店によって百店百様。


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