歴史・文化・自然

十和田市・十和田湖観光

明治の芝居小屋「康楽館」に行こう

 十和田湖は関東以西に行くと秋田県だと思っているひとが多い。それは、十和田湖にひめますを養殖した和井内貞行のその感動の話が「十和田のひめます」として小学校の教科書に載り、『われ幻の魚見たり』(1950年)として映画にもなった。その話の舞台が秋田県であるということからであろう。
 十和田湖は青森県も秋田県もない、もともとは十和田湖は同じ南部藩であった。それが明治維新の廃藩置県によって十和田湖の西岸である小坂町は秋田県に編入され分断された。
 NPO十和田湖未来は、青森県も秋田県小坂町も十和田湖の一つとして十和田湖観光を案内する。


①和井内ひめます孵化場

 ひめますが遡上するピークは9月下旬~10月下旬にかけてだが、この孵化場で遡上してきたひめますから採卵し、孵化し春に放流している。

kosaka1.gif
 秋になると押し合いへし合い和井内の湖岸に押し寄せるひめます。小さな堰を遡上するひめます。 秋になると、こんな小さな堰を遡上してそのまま孵化場の水槽に入る。


kosaka2-5.gif
kosaka3-5.gif













②十和田ホテル

 昭和11年、IOC総会で昭和15年(1940)の第12回オリンピックの開催地を東京に決定した。しかし、日中戦争の長期化などがあり中止となった。一般的には「幻のオリンピック」とも呼ばれている。そのとき昭和13年(1938)に外国人観光客のためのホテルとして政府の要請で建てられたのがこの十和田ホテルである。
 ホテルの建築は、十和田湖の眺望が一番良いこの場所に、日本三大美林の一つ秋田杉の巨木を使い、秋田、青森、岩手の3県から宮大工80名が集められ造られた。この十和田ホテルは、国の登録有形文化財に登録されている他、平成19年(2007)に近代産業遺産にも認定されている。


kosaka4.gif



kosaka5-3.gif

kosaka22-3.gif














思いでの学校カフェ(和井内貞行資料展示)

 廃校になった小中学校で使われていた机や椅子を活用している。この近くに和井内神社があり、ここには和井内貞行の資料が展示されている。また、カフェのひめます料理が美味しい。

kosaka6.gif
④紫明亭展望台

 十和田湖は昭和2年(1927)に第1位で「日本八景」に選定された。それを記念して昭和6年(1927)に建設された展望台である。これも当時としては十和田湖を見渡せる一番眺望のよい場所に造られた。

kosaka7-2.gif
kosaka8-2.gif

kosaka9.gif

⑤小坂鉱山事務所

kosaka10.gif
 明治38年(1905)に創建された国重要文化財「小坂鉱山事務所」。日本一の大鉱山のシンボルとして建設された豪壮華麗な建築美は、小坂鉱山の当時の繁栄を物語る。すべて天然秋田杉造りとされる木造3階建てで、玄関ホール中央には3階まで突き抜ける「らせん階段」があるなど、ルネッサンス風の明治を代表するオフィスビル。近代産業遺産に指定されている。
 館内には、建築に関わる記録展示他、小坂町の歴史遺産、周辺観光地案内、お土産品販売コーナーなどがある。

<関連リンク>


明治の芝居小屋「康楽館」

 明治43年(1910)、飛躍的に発展した小坂鉱山で働く人たちの厚生施設として建てられた明治の芝居小屋「康楽館」。国の重要文化財、近代産業遺産に指定されている。
 建物の老朽化やカラーテレビの普及などにより舞台演劇が衰退。昭和45年(1970)に一般興業が中止となり取り壊そうとした。それを救ったのが俳優で芸能研究者でもあった小沢昭一である。小沢昭一が使われていなかった康楽館を視察し「こんな貴重なものをなぜ取り壊すんだ。取り壊したら後々まで恨まれるぞ」と助言。保存運動を提言した。こうして昭和61年(1986)に修復され再オープンした。
 建物は、外観はモダンで洋風だが、館内は純和風で、歌舞伎小屋の仕掛けである桟敷や花道、回り舞台やすっぽんなどを備えた、和洋折衷の建物である。その奈落の回り舞台なども見学できる。
 面白いのは、現在ではご法度だが楽屋の壁に、ここで公演したであろうわらび座2班、初代『水戸黄門』の東野英治郎、格さん、平幹二朗、五代目桂米團冶、六代目三遊亭圓楽、桂文珍などのサイン(落書き)があることである。
 現在は、1日2回、月変わりにこれも日本的な人情芝居が上演されている。

kosaka13.gif
kosaka14.gif
kosaka15-2.gif
 

kosaka20-2.gif

















⑦小坂鉄道レールパーク

 明治41年(1908)に貨物輸送用として小坂~大館間が開通した小坂鉄道。以後、現在までの様々な車両が展示されている。

kosaka21.gif


歴史・文化・自然
十和田市・十和田湖 観光案内

お問合せ・お申込みのご案内

  • メール

    お問合せ、ご相談、お申込みなどの内容をご記入の上、下記までメールを送信してください。

    contact@bunka-sinbun.jp

  • 電話

    090-2602-8097

    担当:小笠原カオル
    受付時間:AM9:00~PM18:00