夢追人ニュース

 女流騎手による十和田市の春を告げる祭典「桜流鏑馬」が20日21日の2日間、十和田市中央緑地公園で開催された。今年で16回目の開催となる女性限定の桜流鏑馬は艶やかな衣装をまとい、桜並木に作られたコースを馬にまたがり疾走しながら矢を射る。的中数とタイムを競い合い、初級・中級・上級・団体戦に分かれる。今年は計36名の選手がエントリーした。
sakurayabusame192.jpg
sakurayabusame191.jpg
 風が強く苦戦する選手も多い中、放った矢が的に命中するとパンっと快音が響き、的中を知らせる傘が開く。同時にシャッター音と歓声が響き渡る。観客は迫力ある流鏑馬競技と女流騎手の見事な技に魅了されていた。詳しい結果はホームページに掲載。
 第14回目となる「上十三もの忘れフォーラム2019」が4月13日に十和田市民文化センター大ホールで開催された。総合司会に阿部クリニック院長・阿部芳則先生を置き、漫談のような軽快なトークで講演は進行された。
 第一部の講演は「100歳時代に備える認知症対策」と題し、高松病院認知症疾患医療センター センター長の高松幸生先生が講師を務めた。
monnowasurefo191.jpg
 100歳時代となり、健康寿命を延ばすことが大事。そのためにも認知症やガンや脳梗塞などの予防に取り組まなければいけない。危険因子と言われる生活習慣の改善、防御因子と言われる健康的な生活や有酸素運動の実施、脳に刺激を与えるゲームや囲碁などの知的活動やボランティア活動などの社会交流をすることが望ましいと伝えた。実際には予防活動を始めるのが難しいと思われるが、本人・家族が習慣化出来ること、介護保険サービスを活用すること、地域で行われている予防活動や県内13ヶ所(十和田市は2ヶ所)ある認知症カフェを利用するなどがある。市民交流プラザ トワーレでは毎月1回開催されている「ひだまりカフェ」もあるので参加してみてはいかがだろうかと紹介した。
 第二部の講演は「正しく知って、正しく予防~糖尿病と認知症」と題し、藤原内科院長・藤原史門先生が講師を務めた。
monnowasurefo192.jpg
 糖尿病と認知症の関係は深く、多くの糖尿病患者が認知症になりやすいとの関連データもある。糖尿病予防は食事の回数・バランス・順序などを気を付けることで急激に血糖値が上昇する「血糖値スパイク」にならないように血糖コントロールをすることが大事だと伝えた。血糖値を上げないための薬物療法もあるが、まずは生活習慣の改善をすることが望ましい。食事療法や運動療法で血糖値を安定させることで予防につながると伝えた。最後に、残念ながら十和田市は全国平均と比べても飛び抜けて糖尿病死亡率が高いのでみんなで予防に取り組んでいきたいと挨拶した。
 第三部の講演は「骨粗鬆症性骨折と認知機能」と題し、八戸市立市民病院第一整形外科部長・沼沢拓也先生が講師を務めた。
monnowasurefo193.jpg
 2年前まで十和田市立中央病院に勤務していたという沼沢先生はもの忘れフォーラム初の参加となる。骨粗鬆症とは骨の脆弱性が進行し、転倒で骨折したり、腰や膝の痛みにつながるもので、若い時より身長が2~4cm縮んでいる人は骨折している可能性は高いという。ロコモティブシンドローム(運動器症候群)推定患者数は4700万人とも言われ、身体的側面・精神心理面・社会的側面の低下により認知症につながると伝えた。転倒予防のための運動(ロコトレ)を推奨し、健康寿命を延ばすために骨粗鬆症検査と認知症の検査を積極的に行って欲しいと伝えた。
 第四部は「認知症とてんかん」とテーマに竹内淳子&じゅんちゃん一座が寸劇を披露した。一座起ち上げから7年と5ヶ月、179講演を行い、残すところ青森県内は西目屋村と田舎館村で全市町村制覇となる。てんかんとは発作や痙攣の他にも症状があり、一点を見つめてボーっとしたり、口をモグモグしたり、記憶が抜けてしまったりと様々ある。今回の寸劇ではお婆ちゃんがてんかんの症状を発症した時の家族の対応などを寸劇で伝えた。
monnowasurefo194.jpg
 高齢化社会における深刻な問題を面白く、わかりやすく、対応までを寸劇で伝えるじゅんちゃん一座に会場からは笑い声が聞こえていた。最後に来場者へ配った質問用紙からの疑問・質問に質疑応答しながらのパネルディスカッションが行われ、第14回上十三もの忘れフォーラムは終了した。
 十和田市現代美術館(愛称・ゲンビ)開館10周年記念企画の一環で、もっと美術館と商店街のラインがつながって欲しいとの想いから、美術館と商店街が共に歩んできた10年を記念して、協力してくれた商店街14店舗が美術館とコラボレーションした特別なメニューやアートコーナー、特典サービスなどを企画した。
 参加店舗は...▽14‐54cafe▽Happy TREE▽桜田酒店▽(有)細川薬局▽ハピたのかふぇ▽自転車専科ナカムラ▽快眠ギフトショップみぞぐち▽cafe orta▽とんかつTONTON▽(有)田島生花店▽ふくだ菓子舗▽(有)高村食料品店▽中島菓子舗▽松本茶舗(※順不同)以下、簡略に紹介。
 「14‐54cafe」では現代美術館をモチーフにしたパンケーキをプレゼント(美術館当日チケット半券持参+ドリンク注文された方が対象)。
 カフェ「Happy TREE」では10周年をイメージしたオリジナルのシェイクを提供。50年代アメリカの麦芽が入ったモルトシェイクで、煮込んだラズベリーとブルーキュラソーで3層に分かれる。隠し味のバラのシロップが香り、飲み進めると味が変わっていく店長こだわりのシェイクとなっている。
genbisyoutengai1.jpg
 「桜田酒店」では10種類の豆をブレンドしたオリジナルコーヒー「トワビ・ブレンド」を販売。
genbisyoutengai2.jpg
 「細川薬局」ではアベシデロンのど飴をプレゼント(美術館当日チケット半券持参+1000円以上の買い物をされた方へ)。
 「ハピたのかふぇ」では野菜パウダーを使用した「虹色のやさいクッキー」を提供。
 「自転車専科ナカムラ」では手作りの10周年記念ビーズアクセサリーを販売。
 快眠ギフトショップみぞぐちでは「日本の趣きコーナー」を設置。海外からくるお客様向けのメイドインジャパンの刺繍ブローチや風呂敷、がま口財布、可愛いマトリョーシカなどを展示販売している。
genbisyoutengai4.jpg
 農園カフェレストラン「cafe orta」ではスイーツプレートを提供(美術館当日チケット半券持参で割引きあり)
 「とんかつTONTON」では10周年記念特別メニューを提供(美術館当日チケット半券持参で100円引き)
 「田島生花店」では観光客が持ち帰りにくい生花ではなく、十和田市の空気や落ち葉や木の実などを閉じ込められる木製のフレームやガラススタンドを提供。
genbisyoutengai3.jpg
 「ふくだ菓子舗」ではアーティストとコラボした「実生の森ケーキ」を販売。
 「高村食料品店」では「山本修路コーナー」を設置。オリジナルグッズや市民と一緒に作った日本酒「天祈り」を販売している。
 「中島菓子舗」ではリキュールを使用したカラフルな「十灯糖」を販売。夜に照らされた美術館をイメージし、新商品として開発した。
genbisyoutengai5.jpg
 「松本茶舗」では訪れればゲンビの10年がわかるトークが聞ける。
 今回、商店街にある14の様々な業種の店舗が協力。ここでしか食べられない特別なものの開発も、もちろん素晴らしいが、ここでしか持ち帰られないものを考えた工夫も素晴らしいと感じた。
 商店街とゲンビのコラボ期間は4月1日から8月31日まで。お問い合わせは...0176‐20‐1138迄
県産食材を十和田市現代美術館で美味しく食べられるカフェ
カフェ&ショップ「cube」 
店長 秋田 倫子さん
akitanoriko.jpg
 開館10周年を迎えた十和田市現代美術館にあるカフェ&ショップ「cube(キューブ)」が4月2日から新フードメニューを開始した。新メニューをPRする店長の秋田倫子さんは専業主婦をしていた頃にパン作りに興味を持ち、市内外のカフェ巡りをしていたという。開館から1年後、そこで偶然募集のあった十和田市現代美術館にテナントとしてあったカフェに入社した。その1年後に引き継ぐように店長として就任。2015年にはエヌ・アンド・エー株式会社の直営店としてカフェ&ショップcubeが新規オープンすることとなり、そのまま店長としてお店を任された。
 それまでは休憩のスペースとして、食事のイメージがあまりなかったカフェ。お客様のために季節に応じたメニューなども考えていたが、火や油などが使えず、厨房機器が不十分なため、調理して料理を提供する事は難しいとの理由があった。10周年を記念してお客様のために地産食材にこだわったメニューを届けたいと考え、都内で「麹町カフェ」など営むオーガニックにこだわった料理に定評がある㈱エピエリの代表・松浦さんや、オリジナルの加工商品開発を手掛ける十和田香美工房の松田さんらと協力し、メニューのリニューアルを行った。
 奥入瀬ポークを使用し、青森りんごをふんだんに使った子供でも食べやすいカレーや、陸奥湾産ホタテを使用し海の幸を感じられるクリームチャウダーも美味しい。おススメは八戸産のサバを使用し、タルタルソースも地元食材で作っている「青森サバとセロリとタルタルソースのサンドイッチ」。青森県産のごぼうサンドも人気がある。これからも地元の美味しいものをカフェ&ショップcubeから届けたいと笑顔でPRした。
akitanoriko2.jpg
 公益社団法人十和田青年会議所が4月例会として地域ビジネス活性事業「時代を切り拓け!僕らの街が変わる瞬間!」と題し、十和田市東コミュニティセンターで講演会と意見交換会を開催した。
jckouryuukai2.jpg
 第一部は「持続可能な十和田の価値向上と人流創造を目指して」をテーマに一般社団法人十和田奥入瀬観光機構の地域づくりゼネラルプロデューサー兼観光推進マネージャー・阿部昌孝氏を講師に招いて講演会が開かれた。今までの観光戦略はポスターやパンフレット作りに追われているだけだった。十和田市には地域の宝があるので課題は多いが楽しみでもある。「誰に・何を・どうやって」を考え、観光資源活用や地域産業の好循環促進、インバウンド向けの発信や人材育成・組織連携などの取り組みをしていかなくてはならないと話した。多種多様なツーリズム、地域参加型の観光まちづくり、物語のある商品開発が地域活性化につながることなどを語った。交流人口から関係人口が拡大し、地域づくりと観光が住人(日常)と旅人(非日常)とをつなぐ。十和田市には世界に繋がる旅のスタイルのポテンシャルがあり、みんなでそれを活かした持続可能な十和田の価値向上と人流創造を一緒に目指していきましょう!と伝えた。
jckouryuukai1.jpg
 第二部は「十和田市のビジネスのこれから」と題し、意見交換会が行われた。十和田市観光に関わる人や市議会議員が十和田青年会議所メンバーと意見を交わし合い、これからの十和田市の活性化につながるアイデアを出し合った。ここで何かが決まるわけではないが、市議会議員と話し合う場として得るものは大きかったと感じた。
 この度、公益社団法人発明協会主催の第41回「未来の科学の夢絵画展」で十和田市立南小学校5年生・新関琥太郎くんの作品が実用性とデザイン性で高く評価され、文部科学大臣賞(全国1位)に選考され、同校も特別賞受賞校として表彰された。
 4月19日に国立科学博物館nの日本館で表彰式が行われ、同館の地球館で4月17日から21日まで開催された展覧会で作品は展示された。表彰式では全受賞児童を代表して新関くんが答辞を読むことになり、答辞では十和田市の魅力を紹介したという。
 作品名「折り紙電池」は父親が東日本大震災の被災地支援に行った時に、被災者が電化製品を使えなくて困っていたという話しを聞き、思いついたという。普段使っている電化製品はコンセントが必要だけど折り紙電池は太陽光発電で電気を作れる。新関くんは「まさか受賞できるなんて思ってなかったけど嬉しいです」とコメント。表彰式を機に大好きなディズニーランドへも行けた事も喜んだ。
 また、新関くんは他にも「ちびっこ馬の絵展」や「水と田んぼのアート」、発明クラブの大会でも入賞するなど多彩な才能を発揮している。将来の夢は「車のデザイナー」になりたいと目を輝かせる。同校の増尾敏彦教頭は「学校として自主的に考える子に育てることを目指している」と受賞を喜んだ。
niizekikotarou.jpg
 5月5日の「子どもの日」に子どもたちにご飯をお腹いっぱい食べさせてあげたいとの話から立ち上げたボランティア団体「十和田こども食堂実行委員会」が発足の経緯と開催の報告に4月4日、小山田市長を表敬訪問した。
kodomosyokudou.jpg
 呼掛け人で事務局を務めるホビースタジオ笑輪(えりん)の水尻和幸さんは「弁護士や看護師など市内外から様々な職業の人が集まってくれた。一回限りの開催にならないように今後につなげていきたい」と報告した。
 こども食堂は市民交流プラザ「トワーレ」で限定100食。十和田市の食材を使い、3回に分けて提供される。 
 平成27年度から開始した「がっこう⇔ゲンビ おでかけバス」は十和田市内の小中学校を対象とし、より多くの子どもたちに現代美術を親しんでもらおうと招待し、ワークショップなどを行っている。2月7日には高清水小1~6年生29名、2月28日には松陽小学校4~6年生16名を招待して、美術館内(常設展示室)を鑑賞してからワークショップを行った。
gakougenbisyouyoui1.jpg
 「アートを着よう!」をテーマに透明のレインコートに油性ペンで自由に絵を描いたり、テープやシールを貼ったりしてオリジナルのレインコート作りを行った。子どもたちは思い思いに自分たちで好きな絵を描いたり、美術館の作品をマネしたりしながら作成。楽しみながら黙々と作品を作っていると1時間はあっという間に過ぎていく。予定していた作成時間が足りないくらい子どもたちがこだわったオリジナルレインコートが完成。
gakougenbisyouyoui3.jpg
最後にはそれを着て、ファッションショーを行い楽しんだ。
gakougenbisyouyoui2.jpg
 国際ソロプチミスト十和田が平成5年から行っている高校進学者への奨学金の贈呈式を3月20日に富士屋ホテルで行った。
 今年は三本木中学校を卒業する苫米地美空さんに奨学金を贈呈することとなり、今回で25人目となる。
 苫米地さんは興味のある英語を学びたいと八戸聖ウルスラ学院高等学校英語科に進学する。教諭の紹介では中学では生徒会長を務め、ボランティア活動へも積極的に参加し、剣道でも好成績を残し、英語弁論大会でも上位の成績を収める。文武両道に励み、努力家で優しい生徒だと太鼓判を押されていた。
稲本佐矩子会長は「更なる活躍が期待できる学生に対しての支援、家庭の事情で進学を諦めて欲しくないとの想いから活動を続けている。高校生活は不安もあるがたくさん悩んでください。友だち作りや勉強、部活も頑張って自分の目的に向かってください」と挨拶。
 苫米地さんは「感謝の気持ちでいっぱい。英語が学べる私立校へ進学を決めたことを母が尊重してくれた。母の期待に応えられるように頑張りたい。勉強だけではなく奉仕活動など、幅広い分野で活動していきたい」と感謝の意を述べた。
soropuchitomabechi.jpg
 十和田市現代美術館十周年記念イベントの1つとして、作曲家、ピアニスト、鍵盤ハーモニカ奏者、瓦奏者である野村誠さんを招き「十和田のまちのピアノをめぐるちいさなツアー」が3月5日6日に開催された。
 ツアーは十和田市内にあるピアノがある民家や十和田カトリック幼稚園やカトリック十和田教会、ひかり保育園などをツアー客と一緒に巡りながら、その場で受けた感性や雰囲気を感じ、即興で曲を作り演奏するイベントで2日間で10ヶ所を回った。野村さんは海外での作曲や、子どもや高齢者や動物との共同作曲など、音楽の新たな可能性を探す活動を展開している。
nomuramakoto.jpg
 初日に訪れたカトリック幼稚園では園児らと自己紹介で作った曲?をピアノで奏でながら歌い、テンポを変えたり、何かのワードをつなげて曲にしたりなど即興で演奏。園児らは短くも楽しい時間を過ごした。
 次にカトリック十和田教会へ移動し、歴史ある建物の雰囲気とイエス・キリストの言葉を感じながら電子オルガンを奏でる。重厚で神聖な旋律が教会に響きわたり、ツアー客も目を閉じて音楽から伝わるメッセージを感じ取っていたようだった。その後はピアノのある民家に移動してその場その場で生まれる曲を演奏した。即興曲は後日、組曲「十和田十景」としてまとめられる予定。作曲家にとってもツアー客にとっても貴重な時間を過ごせたツアーとなった。
1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11