催物案内|講演

 開館から10年、来場者数を150万人を迎えた十和田市現代美術館が、子どもから大人までを対象とした「教育」を軸としたプログラムを開始。
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第一回目の講師に前館長・藤浩志さんを迎え、市内の幼稚園や保育園を対象とした美術館の子どもの楽しみ方を考えた。美術館は感情の起伏、喜怒哀楽を出せる非日常的な空間でもある。子どもたちは何をすれば感情を解放できるのか?この日集まった市内で働く保育士や幼稚園の先生と常設展示を歩いて周りながら自分が子供だとイメージしてこの空間では何をするだろうか考えてみて欲しいと伝えた。観賞を遊びや学びに変える事が出来るかが研修のテーマとなる。研修は全3回、子ども用観賞マップに載せる情報をまとめ研修終了となる。
 公益社団法人三沢青年会議所が創立55周年記念として「小泉進次郎講演会」を6月10日にきざん三沢で開催した。定員700名に対して900名近い参加者が応募し、会場は熱気に包まれた。開会の挨拶では新堂友和理事長が「現代は様々な社会問題を抱えている。今日の講演が未来へ向けての意識を変えるきっかけになれば嬉しい」と挨拶した。
 オープニングではあんべ、ほのか、ポチの3人からなる三沢市出身の現役高校生バンド「No title」とキッズコーラスミニビートルが熱唱した。混雑のために開始が遅れるも、満を持しての小泉氏の登場は歓声に包まれ、人気の高さがうかがえた。第1部となる講演の挨拶では小泉氏が自身の生まれ故郷の横須賀も基地のあるまち、三沢市と沖縄が姉妹締結してる事も知り、是非つなげていきたいと語った。現在、無所属となっている小泉氏はアンケートデータをスクリーンに映し、政治家を信頼していない人が70%を超えていること、日本の現9歳以下の子どもたちの平均寿命が107才といわれていること、2024年には人口の半数が50歳以上になることなどを説明。それを受けて、これからは①地方創生(若者を故郷にしばりつけず世界を視せるべき。残った者が若者が戻ってきたいまちづくりをする事と伝えた)②農業改革(モノを売るのではなく世界を相手に文化を売る。ワインを例にグラスや作法、添え物を関連させる工夫を伝えた)③ 国会改革(国会会議や投票時における無駄な時間は必要か?世界と比較し、働き方改革を一番しなくてはならないのは国会ではないのかと語った)の3つをしていかなくてならないと語った。講演最後には「前例なき環境には前例なき教育を!」と熱く語り、まちづくりの取り組みや政治にも興味を持ってもらいたいと挨拶した。
 第2部は未来を切り拓くトークセッションと題し、三沢出身の高校生と質疑を交わした。来場した方々が未来へ向けて何か変わるきっかけになったのかもしれない講演会は大盛況のまま終了した。
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 映画上映団体「大地の眼」が主催となり、6月9日にドキュメンタリー映画『「奪われた村」避難5年目の飯館村民』と『「チャルカ」~未来を紡ぐ糸車~』が上映された。
「奪われた村」は2016年の作品。日本で最も美しい村と呼ばれていた福島県飯館村のドキュメンタリー。2011年3月11日、東日本大震災の二次被害、原発事故の放射能汚染により、すべてを奪われてしまった村民の夢や生活、残された捨てる場所もないセシウムと汚染土を詰めたフレコンパック、村を追われた後の仮設住宅で暮らす人々の声、そして目の前の利益のために原燃を再稼働すると決めた政府への憤りの声がリアルに映し出されていた。
「チャルカ」とはインドの手紡ぎ糸車のことで、ガンジーがイギリスの支配から自立するために起こした独立運動のシンボル。作品の前編では高レベル放射性廃棄物は10万年消えない危険なゴミだという事や、その捨て場を何処にするのかを研究する施設として選ばれた北海道幌延町と岐阜県東濃地域の核反対運動をする地域住民の闘い、そして世界で初めて地下処分施設が建設中のフィンランドの情報。小さな島国で地震の多い日本では地下処分も出来ない事が理解出来る。新しいエネルギーや生き方が織り込まれ、未来のために一人一人がどう紡いでいくかを考えさせられる作品となった。
 また、主催の「大地の眼」代表の明山さんとゲスト「NPOみんな地球のこどもじゃん」代表・木村一雄さんのトークショーも開催。木村さんは世界で一番イスラム教の多い国、インドネシアに渡り、高層ビルの目の前で物乞いしている子供たちの現実を目の当たりにし、日本との違いに驚く。義務教育だが学校に通えない子どもたちのためにスクールバスの寄贈などの活動を起こし、東日本大震災では被災地の支援などを行っていた。5年前に十和田市に移住。そこからは更に活動は活発になり、福島県の離れ離れになった家族を対象に十和田市に招待し、少しでも楽しめる時間を提供するために「遊ぼう十和田!キッズサマーキャンプ」などを企画している。
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 NPO法人奥入瀬自然観光資源研究会(通称・おいけん)がコケを活用したブランディングに取り組み、コケの三大聖地と呼ばれる奥入瀬・北八ヶ岳・屋久島の事例発表を含めたシンポジウム『モス・ツーリズムシンポジウム2018』を開催。
 開会の挨拶ではおいけん理事長・河井大輔氏が「コケの三大聖地には3つの共通点がある。観光地でありながら国指定の自然保護区になっていること。民間が一般向けの観光案内をしていること。地域のコケが自然の根幹を作っていること。コケを見る旅にどのような可能性があるか考えて欲しい」と挨拶した。
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 小山田市長は「緑が深くなってきた十和田市でシンポジウムの開催と県外からの参加が嬉しい。第一人者の発表をブランド強化にもつなげたい。現在はコケ散歩も注目されている。古くから馴染みのあるコケを理解し環境保全も考えたい。」と挨拶した。
 第1部は事例報告。始めに鹿児島県の屋久島から参加した「YNAC、屋久島野外活動総合センター・小原比呂志氏」が発表。屋久島のコケは暖められた海流が打ち上げられ、霧や雲に覆われた環境があり、自然のコケ玉が多くある。幻のコケも発見され、山のイメージから苔の森のイメージへとなった。ジブリ映画の「もののけ姫」のモデルともなり、登山ではなく、森を見るための入山者が増えてきた。エコツーリズムは自然観光のPRだけではなく、入山者が何を学べるかを伝えることも必要だと語った。
 次に長野県の北八ヶ岳から参加した「北八ヶ岳苔の会事務局・遠藤降也氏」が始めに発見された485種類(現在は519種)のコケのPR動画を見てもらい発表。朝しか見れない胞子体の姿を観察できる観察会や宿泊ツアーを企画したり、コケのゆるキャラを作ったりしている。森開きでは小学生を対象としたイベントなども企画、子どもの頃からコケを知ることが大事だと語った。
 最後においけん副理事長の丹羽裕之氏が発表。火山から生まれた十和田湖。それが決壊し作られた渓流。長い年月を掛け、岩だらけの谷がコケだらけの森となり、コケを通して広がった自然景観が奥入瀬渓流。デザインを見る・ストーリーを知る・観るというスタイルの変化が天然の自然博物館(フィールドミュージアム)を面白くさせる。奥入瀬渓流ホテルでの森の学校やルーペの貸し出しやガイドブック作成など流し見る観光から滞在型へすすめていく事が地域の活性化にもつながると語った。また、どの地域でも言えるのが環境と観光の共存。環境保全と盗掘などの問題、観光客の安全と自然景観の問題など、解決しなくてはならないテーマも様々あると伝えた。
 第2部はコーディネーターとしてあおもり観光デザイン会議メンバー・佐藤大介氏を招いて「コケを通して自然を観るツーリズムの可能性」をテーマに開催。パネラーは講師を務めた小原氏と遠藤氏、おいけんの玉川えみ那さん、十和田市観光商工部長・本宿貴一氏を迎えてパネルディスカッションを行った。
 「観光スポットを見て回る事に苔の散策を足すと一日では全然足りない。そこに宿泊というプランを付け足したい。」「外国人観光客も増え、観光客を育成する事も必要だと思った。地域ルールを作って当たり前のマナーを浸透させたい。」「観光客は増やしたいが安全管理や環境保全に気を付けなければならない。」「地元の人の方が地域のことを知らない事も感じた。コケを通した楽しみ方を伝えたい。」など多くの意見が交わされ、コケの三大聖地としてのこれからの在り方を考えた。
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 市民交流プラザトワーレで5月13日に「子育て応援フォーラムinとわだ」が開催された。未就学児を連れた親子が訪れ、会場は賑わった。
 基調講演では「親が変われば子どもも変わる~子どもとのちょうどいい関係をみつけよう~」をテーマに一般社団法人家族力向上研究所代表・桑子和佳絵さんが務めた。
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 ママ(パパ)エゴグラム(しっかり度・やさしさ度・おとな度・こども度・いい人度)を理解した言動を意識すると子供に対してストレスの少ない状態で接することができる。自分はどうなのかを自己分析して低いポイントを上げることで、こどもに対して使う言葉が変化し、こどもが受ける感じも変わってくる。子育てであるだろう親子のやり取りの例を伝えると、参加した親たちは大きく頷いていた。基調講演後には「地域で支える子育てとは...」をテーマにパネルディスカッションが行われ、桑子さんに社会福祉法人北心会理事長・宮本範道氏、げんき接骨院院長・服部玄気氏、健康福祉部部長・北館祐子氏をパネリストに招き、子育てに必要な知識や体験談を語った。
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 また、会場では様々なイベントが同時開催。AOMORIバルーン集団ねじりんごによるバル―ンショーや十和田市食生活改善推進員会によるおやつレシピの紹介と無料振る舞い、若木加奈子先生の乳児と親の親子ヨガ教室、北里大学あしたぼの会によるブロッコリーのDNAを抽出する実験授業、市内保育園の協力による地域子育て支援センターひろばではダンスイベントなどが行われた。市民交流プラザ全体を使った様々な団体と親子の交流時間は、子どもたちのたくさんの笑顔と親たちに必要な知識を学べた子育て応援フォーラムとなった。
 十和田市立三本木小学校6年生児童が修学旅行先での十和田市PR活動を行う取り組みに協力するために、十和田バラ焼きゼミナールと十和田西高観光PRセンターの生徒がPRの心得についての勉強会を開催した。
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 始めに畑中舌校長が6年生児童86名になぜ「バラ焼きでまちおこし」が始まったのかを講義をする。
 きっかけは2010年、東北新幹線全線開業に合わせ、十和田市を活性化させる仕掛けを作りたいとの想いから、十和田バラ焼きゼミナールを結成。様々な難題を乗り越えて参加したのが「まちおこしのための大祭典B‐1グランプリ」だった。十和田西校と連携し、市民を巻き込んで盛り上げる。郡山大会ではゴールドグランプリを見事に受賞。翌年、開催地として十和田市に大会を誘致し結成から数年で十和田市の魅力を全国に発信した。
 バラゼミがメディアなどに注目されるために考えた工夫とは?まちおこしとは経済効果と人づくりにあり、それをどう実践してきたのか。おもてなしの心は「配慮・責任・尊敬・知る」から始まると伝えた。
 他にも遼寧大学での講義、日中国交正常化45周年×B‐1グランプリin瀋陽、ゴミいただき隊で活躍した三本木中学生徒の活動などを知らせた。
 現在はバラゼミ関連商品は50を超えるほどで、そのすべての商品に十和田市を発信していく仕掛けをしている。観光の原点はふるさとを支える力だと伝え、ないものねだりからあるもの探しを普段からしていこうと児童らに語った。
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 次に西高生が講師となり、人の心を引き付ける力(魅力)を身に付けて欲しいと児童らと発声の練習・声の掛け方・十和田のPRの仕方などを元気な声と笑顔で教えた。
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 次に児童らが十和田バラ焼きの調理体験をしている間に十和田市の魅力を知る・伝える練習をする。知らなかった知識が興味となり、それを伝える難しさと面白さを学びながら勉強会は終了した。最後に自分たちで調理した十和田バラ焼きを食べ、今日学んだ事を活かして修学旅行先でのPRに新たな決意を持って頑張りたいと挨拶した。
エコノミー優先からエコロジー優先への転換!
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 ▽第1回・6月30日(土)▽講師/小林裕志「真の豊かな人生を求めて」 ▽第2回・7月21日(土)▽講師/斗沢栄一「八甲田山系ブナ二次林の生態実習」 ▽第3回・8月4日(土)▽講師/馬場光久「里山保全とエコヘルス」 ▽第4回・8月11日(土)▽講師/田中義幸「豊かな海とエコヘルス」
▽会場/十和田市民文化センター第4研修室▽受講料/1回1000円▽お問い合わせ/℡080‐1831‐4828(小川)
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 ▽日時/6月17日(日)午前10時~・午後1時~開演▽会場/十和田市東コミュニティセンター(旧東公民館)▽受講料/2000円(定員25人)▽お問い合わせ/℡090‐2369‐7831(池坊十和田支部・松田)

 十和田市農林部とわだ産品販売戦略が支援しているとわだ逸品開発事業の一環で『「売れない」を「売れる」に変える商品ブラッシュアップ術』の講演が4月24日に市民交流プラザトワーレで開演された。講師を務めたのは有限会社長瀬事務所「バイヤーズ・ガイド」編集発行人の長瀬正彦氏。
 始めに、都道府県別に食のイメージがある品目と実際に食べたことのある品目、食べた中で印象に残っている品目はズレがあることを資料で提示。イメージはあっても売れている商品とは限らない。そして知られていなければ存在していない事と同じだと伝えた。ではどうやって消費者へ届けるのかの販路開拓の基礎知識から考える。もっと相手(バイヤー・お客様)のことを知る事から始まる。メーカー(生産者)と消費者との距離を縮めるための改善をしようと語った。
 地域の特色を出したいのに万人受けする無難な商品、ターゲットが広い商品は逆に売れない。ターゲットを絞って標準を合わせた商品開発を考えて欲しい。アイテム(種類)・機能(役割やデザイン)・サイズ(大きさや量)・用途(どこで)・テイスト(スタイル)・価格(消費者が買う値段設定)を変えるだけで売れないものが売れるものに変わる。いくつかの例を問題形式にして参加者に問いかけた。アイデアで同じ素材がまったく違ったものに生まれ変わる。徹底した顧客志向で逸品開発を考えて欲しいと語った。
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 市民交流プラザトワーレで4月25日に「あきらめないで、認知症」公開講座が開催された。講師を務めた小川眞誠氏はこれまで薬では改善する事ができないとされてきた認知症に30年前から取り組み「新進機能活性運動療法」のプログラムを実践し、多くの悩める介護者を救ってきた第一人者だ。高齢化社会になり、認知症を発症してしまうと薬を増やすか諦めるかという現状があるが、介護者の金銭的・肉体的・精神的負担が増えるだけで何も解決出来ていない。人は物事を学習する生き物で自分で新しい神経を作っていく。それを欠落していく認知症となっても諦めず新しい神経を作っていけばよい。薬では治らない病気は自分で治すしかない。そのための方法として心身機能活性運動療法を広めていきたいと語った。
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 実際に今まで回復してきた人たちの様子をDVDで紹介。アルツハイマー型の認知症や脳卒中の後遺症で「アーウー」しか言えなく、動けなくなった患者が4種の運動法「心身体操・フィンガースポーツ運動・フラハンド有酸素運動・ゲーゴルゲーム運動療法」などを行い、回復していく姿が映し出されていた。少しずつ動けるように、少しずつ喋れるように...まるで子育ての時のような「笑った!立った!話した!歩いた!」という姿に来場者は感動していた。5月27日には体験会を予定。申込み・お問い合わせは...080‐5222‐1224(林)迄
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