ローカルニュース

 NPO法人 奥入瀬自然観光資源研究会(通称・おいけん)から「奥入瀬diary」と「奥入瀬渓流 野草ハンドブック(初夏~秋の花)」の2冊が出版された。
 奥入瀬diaryは「奥入瀬自然誌博物館」と「奥入瀬フィールドミュージアムガイドブック」に続く第3弾の最終篇。どんな自然があるのかを紹介した奥入瀬自然誌博物館、どこで見れるのかを300m区切りの地図で記した奥入瀬フィールドミュージアムガイドブック、それを1年間のいつ見れるかを月日と写真で紹介する奥入瀬diary。「どんな・どこで・いつ」がわかるという3つのコンセプトで3冊で完結できる奥入瀬の自然をまとめた。最終篇となる奥入瀬diaryはページをめくると写真と月日が記してあり、その風景を見るにはいつ行けばいいのか分かり易く紹介してある。また、ポエムのようなストーリーも紹介されてあり、ただ見るよりも自然のストーリーも楽しめるようになっている。
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 奥入瀬渓流 野草ハンドブックは去年、春から初夏にかけての野草の紹介の第1弾に続く後編で、今年は初夏から秋の花の野草を紹介。2冊で奥入瀬の春から秋にかけての野草が全てわかるようになっている。普段は聞いた事も無いような花や野草が約120種ほど紹介されており、何気に見ていた自然の草木や花の名前を知る事で、もっと散策も楽しめる。
 今までの十和田湖・奥入瀬渓流は一般的な見て歩くだけの観光地だったが、そこにどんな自然があるのかを詳しく伝えていく観光地でありたいと思う。苔の聖地としても知られているが、野草なども含めると1日では絶対に歩き回れないほどの多くの魅力ある自然がある。また、季節や時間帯で同じ風景は存在しないので、年に数回もリピートしてくれるお客様も多い。年に数回あるイベントは一時的なもの、しっかりと次につながるように継続していかなくてはならない。
 最近ではインバウンド客も多く、世界的に注目度が高い自然景観だが、地元の人の方が知らないことが多いと感じる。この本を読んで、県外からきたお客様に奥入瀬渓流の自然や歴史の紹介、苔や野草などの案内ができるようになってくれたら嬉しいと思う。
 また、子どもの頃に自然に触れ合う事は大事だと思う。植物や動物の自然の循環を学び、家庭や学校では経験できない時間を子どもたちに与えることも必要だと思う。苔のイメージが強いがこの本を読んで一歩踏み込んでみると違った風景が見えてくる。あらためて、奥入瀬に訪れるきっかけにして欲しいと語った。
 この本は奥入瀬渓流館で販売。またAMAZONでもネット販売している。観光向けの本ではあるが、持ち歩けるようにハンドブックも用意してある。奥入瀬diaryは2500円+税。奥入瀬渓流 野草ハンドブック(初夏~秋の花)は1400円+税となる。お問い合わせは...0176‐23‐5866迄。
十和田シティホテル
4代目 下山 勝さん
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 十和田市出身。昭和30年7月1日生まれ(64)。八戸第一高等学校を卒業後は日大へ進学し、東京のステーションホテルで5年勤務。28歳で帰郷し、30歳で結婚。現在は3人の子どもに恵まれる。会社の創業は明治25年。2008年に「旅館しもやま」から「十和田シティホテル」改称。今年で創業128年となる老舗のホテルの4代目となる。
次の世代のために 見えない敵と戦い続けるホテルマン
 3月に入ると宴会はすべてキャンセル。歓送迎会の団体客がゼロなのは辛い。宿泊も少なく、営業休業のような状態が続いているが、1人でも泊まりたいとお客様がいれば営業をするつもり。ただ光熱費や人件費や固定資産税など、ランニングコストでかかる固定費はなくならない。
 新型コロナの影響で現在は見通しがつかない。観光地は直接影響が出るので今は生き残るために助成金を活用して借金を作り、申請が承認される2ヶ月後まで我慢するか、従業員を助けるために雇用を辞め、失業保険で乗り切るかの2択になる。ただ自分達のような民間のホテルは新たな雇用を作る事も難しいのが現状。お弁当の配達もしているので日銭を稼ぎながら何とか維持しているのが現状。
 ただ決意は決まっている「やるしかない。」東日本大震災の時も乗り越えてきたが、その時よりも厳しい状況だ。あの時は世界中から助ける声や、復興に向かって力を合わせていく雰囲気もあったが、今は世界中で広まって、力を合わせることもできない。人の流れも経済もストップしている。
 見えない敵と戦うのは不安しかないが、次の世代のために頑張らないといけないと語った。


居酒屋 呑兵衛
店長 井本 幸佑さん
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お客様と従業員のために 継続か休業かの決断せまる
十和田市出身。昭和51年6月13日生まれ(43)。三沢高等学校を卒業後は大阪、名古屋、沖縄、東京と様々な経験を積み、30歳で帰郷した。2009年に家業である居酒屋呑兵衛に入社し、2代目店長となる。創業は昭和48年。早い時間から老若男女を問わずに混雑する十和田市を代表する老舗の居酒屋である。
 3月中旬頃から売り上げは普段の8割から9割減。歓送迎会の時期でもほとんどの予約がキャンセルになり、大きな痛手となっている。それでも1日に12~13人はお客様が来てくれているので少しでも人件費は稼げてはいる。長持ちしにくい生ものの仕入れは控えて、コストが低く、物持ちがいい食材を中心に、200点はあるメニューの数を30品以下と大幅に縮小して対応している。
 どこまで自粛が続くかは予想がつかない。現在は十和田市のお店も8割近くが休業しているらしいが、食事と交流の場としてある居酒屋が全て閉まる事は避けたいと思っている。自分は楽観的な性格だから何とかなると思ってはいるが、本音はかなりキツい。新型コロナウイルスは自分だけの問題ではないので従業員やお客様のために助成金を活用して一旦占めるか、まだ来客してくれるお客様のために継続するかの判断をする時期なのかもしれない。

※取材日は4月中旬。その頃のコメントとなります。
 十和田商工会議所青年部(以下、YEGと略)が新型コロナウイルスにより、営業継続が困難な十和田市内の事業者を応援するための「♯とわだ応縁」プロジェクトを令和2年4月22日から令和3年2月28日までを募集期間とし、始動することを発表した。
 21日に十和田商工会館でYEGの佐々木紀仁会長と蛯沢達彦プロジェクトリーダーが会見を開き、その目的やシステムを紹介した。
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 「クラウドファンディング」や「未来チケット」から着想を受け、インターネットサイトで登録した市内の各事業者に対して「寄付」、または「返礼品あり」の支援金を全国から募集する。対象は会社の規模やYEGの所属の有無を問わず、市内の事業者であれば可。また中止となったイベント事業でも可となる。ただし新型コロナウイルスの終息後も事業継続の意思があるかなど青年部が審査した上での登録となる。
 一般の利用者はまとめサイトから支援したい事業者を選び、寄付か返礼品ありの選択をし、設定された1口1千円・3千円・5千円・1万円から選ぶ。返礼品ありは各事業者が設定できる。
 蛯沢さんは「無くしたくない店や風景がある。このプロジェクトは第一の矢として次につなげたい。十和田愛を結集して生き残るために一致団結していきたい」と語った。お問い合わせは...0176‐24‐1111迄。まとめサイトは(https://o-en.shop/)を検索。
 新型コロナウイルスの影響が特に大きい飲食業・宿泊業。観光地はどうなのか?NOP法人奥入瀬自然観光資源研究会(通称・おいけん)の川村祐一さんに話しを伺った。
 最近は氷爆ツアーなど冬季の奥入瀬観光もあり、3月~4月は切り替えの時期になり、5月から観光シーズンは始まる。本来であればそろそろ交通整理も必要な時期ではあるけど今はゼロ。たまに来てくれる観光客も団体はなく、数えられる程度。新型コロナウイルスが終息した時に一気に人が戻ってくる可能性もあるが、今年はさすがに諦めの気持は半分ある。
 今は20~30人のツアーもないので、個人的に自然の空気に触れるために訪れるには逆にいいとは思う。ホテルなども予約客だけは受けて今は閉館している状態。
 今はこういう時期だと受け止めて、次のスタートに何をするかを決める時期なんだと覚悟を決めた。奥入瀬バイパスが数年後に完成されて、マイカー規制が始まる。そのためにはもっとガイドを育成していかなくてはならない。英語・中国語専門の外国人観光客向けのガイドと、一般客を案内する観光ガイド、奥入瀬渓流を専門とするプロのネイチャーガイドの育成を計画している。
 今は集まって研修できるわけではないが、今年を人財育成の年にして、次のスタートにより良い観光を観光客に提供できる準備をしたい。ガイドを仕事として確立させたいためにNPO法人ではなくガイドのプロ会社「ESARIO」を起ち上げた。また、「FORESTON」というツアーブランドを作った。ESARIOは逆から読むとOIRASE。FORESTONは日常のスイッチをオフして、自然のスイッチをオンにして欲しいとの意味も込めた。
 今までもいろんなことがあっても何とか乗り越えてきた。モチベーションを維持するには希望を持つしかない。落ち込んでいたっていい事があるわけではないので別の視点で現状を考え、構築していかないといけないと語った。
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↑プロガイド会社「ESARIO」と新ブランド「FORESTON」を起ち上げた"おいけん"の川村さん
 4月14日に三本木小唄普及委員会から新型コロナウイルス予防のためと手作りマスクの寄附が行われた。
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 三本木小唄普及委員会の踊り部部長の下山恭美子さんと理事の杉沢あささんが小山田市長を表敬訪問し、手ぬぐいを使った手作りマスク50枚を寄贈した。マスクには「コロナに負けるな」など応援メッセージが書いてあり、様々な模様の柄のマスクが手渡された。
 小山田市長は「マスク不足は深刻な問題。宣伝してしまうとすぐになくなってしまうので、マスクなしで来庁した方に声を掛け、配りたい」とお礼を述べた。
 新型コロナウイルスの影響により、残念ながら中止となってしまった十和田市を代表する春のイベント「桜流鏑馬」。
 その運営を務めている十和田流鏑馬観光連盟が十和田市のために何かできないかと、その一行で手作りマスクの制作を行った。4月3日に会長の上村鮎子さん、事務局の洞筒妙子さん、田嶋和子さんが市長表敬訪問を行い、その制作したマスクを寄贈した。
 マスクはカラフルな手ぬぐいなどを使って製作。十和田をPRできるような模様がある。上村さんは「秋には流鏑馬の大会が開催できるようにと願いを込めて作った。」と手渡した。
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 小山田市長は「桜流鏑馬の開催中止は本当に残念だ。このマスクも活用させていただき、秋の流鏑馬大会の開催を願います」と激励した。
 4月23日に第5回目となる新型コロナウイルス感染症対策会議が開催された。
 小山田市長は「市から市民への対応をしっかりまとめていかなくてはならない。感染拡大を防ぐために、高齢者や小中学生への対応は良く、感染は広がってはいない。次は市の事業者のために対策を考え、速やかに実行に移せたらいい」と挨拶した。
 「十和田市新型コロナウイルス感染症特別対策室」を設置し、感染症対策班(4名)、給付等支援対策班(10名)、経済支援対策班(3名)の計3班17名で支援を強化をし、市役所別館1階に特別対策室を置き、専用相談窓口及び、専用電話を設置する。また、業務の中断、仕事がなくなってしまった人のためにハローワーク等を通じて、会計年度任用職員の臨時職員の雇用を進めることを決定した。
 支援内容は大きく分けて3つ、十和田市内の飲食店・観光事業者、十和田市立中央病院、小中学校及び公共施設等への支援となる。詳しくは下図を参照。
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十和田市の新型コロナウイルス感染症対策
1.十和田市新型コロナウイルス感染症特別対策室の設置について
感染症対策班、給付等支援対策班、経済支援対策班の3つの班体制で支援を強化。市役所別館1階に特別対策室を置き、専用相談窓口及び、専用電話を設置。会計年度任用職員の臨時雇用の推進。
2.市内の飲食業者及び観光事業者への支援について
飲食事業者への助成。支給額は1店舗あたり20万円。(想定事業者数・約400事業者)対象事業者は①市内に店舗を有する事業者②3月から5月までのいずれかの月の売上金が、前年同月と比較し、20%以上減少している事業者③主たる業務が飲食サービスである事業者
観光事業者への助成。焼山、十和田湖畔地区の観光事業者(宿泊・飲食・土産物店等)の固定資産税及び温泉使用料の減免、並びに上下水道料金の全額助成
3.十和田市立中央病院への防護服等の提供について
防護用マスク・防護服等が不足しているために市が購入し、十和田市立中央病院への提供。必要ある場合は他医療機関等へ提供します。
4.市内小中学校及び公共施設等への消毒液の配布について
市内小中学校及び公共施設に対して、消毒液を必要数配布し、市内介護施設及び社会福祉施設に対して不足分を提供。(現在は1600ℓの消毒液を確保している)
5.十和田市立中央病院における外来対応について
外来を受信する方は全員、玄関入口に専用のブースを設け、自宅での検温結果の聞き取りや体温測定をし、発熱者へ速やかに対応ができる体制となっている。
6.市内小中学校の休校期間における登校日について
4月27日及び4月30日を登校日と設定します
 十和田おいらせライオンズクラブから4月27日に新型コロナウイルス感染予防のための高精度除菌液「ハセッパー水」20リットル7箱(計140ℓ)が寄贈された。
 来訪した同会会長の気田福俊さん、幹事の高渕秀喜さん、会計の佐々木昭二さん、同会メンバーで市議会議員の小川洋平さんらが小山田市長に手渡した。気田会長は「在庫のない中で除菌液は準備できた。マスクも同様に用意できればお持ちしたい。2月からライオンズの活動も自粛中止している。飲食業も人が歩いていなく大変なようで、失業者が増えると経済は停滞するので早くコロナの終息を願いたい。」と挨拶した。
 小山田市長は「福祉・医療・介護・学校などの公共施設などは1日に何度も使うので助かる。国や県、市の制度を活用して欲しい。それを取りまとめる対策室も設置したのでこの苦境を乗り越えたい。」と感謝の意を述べた。
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 また、同日に会長でもあり、青森リース株式会社代表取締役社長の気田福俊さんは会社からの寄附としてウイルス除去・除菌・消臭スプレー(100ml100本、350mlを10本)を寄贈した。
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 「十和田こども食堂実行委員会」が子どもたちの昼食を支援するためにお弁当の無料配布を企画した。
 3月21日、28日、4月4日に事務局でもある「ホビースタジオ笑輪」で50食限定でお弁当を配布。新型コロナウイルスの影響により、学校給食がなく困っている子どもたちのために趣旨に賛同してくれるボランティアスタッフと一緒に活動。また、食事ではなく、お弁当配布としたのも感染拡大を減らす考慮としてとのこと。
 ボランティアスタッフとして参加した栄養士や本職の弁当屋さんのサポートあり、美味しいお弁当は品数も栄養も量もバランスよく盛り付けられていた。
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 また、5月5日には「おうちでカレーライスを作ろう!」を企画。カレー作りのための食材の無料配布を実施する。これは限定80セット(1セット5人前)でドライブスルー方式で配布する予定。十和田こども食堂実行委員会へのお問い合わせは...0176‐27‐1815(水尻和幸)迄
 現在、全国的にマスクが不足し、どこに行っても売っていない。「みぞぐち布団店」でマスク制作としていると噂を聞き、訪ねてみた。
 作り始めたきっかけはどこへ行ってもマスク不足との声が聞かれる中でも、不織布の使い捨てマスクが大量に捨てられてことを知ったから。毎日捨てることは環境的にも経済的にもよくないと思った。
 目の粗い布のマスクはウイルス予防にはならないけど、花粉の時期にもなり、マスクを必要としてる人は多い。新型コロナウイルスの影響でお店も少し時間が作れるようになったので地域のために自分たちが何かできないかと考えた。
 試作品を作り、フェイスブックで投稿したところ、知り合いのお医者さんからも「病院のマスクが足りない」との声があった。厚手の生地かデニム素材が好ましいと言われたがコストも高く手間がかかる。そこで1インチ間に220本の糸を使った密度の高い布を使い、3月16日から会社総動員で本格的にマスクを作り始めた。一日に約100枚ほど生産しているが、それでも噂を聞いたお客様から注文が殺到し、現在は1週間くらいお待ち頂いている状況だという。
 いまは耳にかけるゴムが足りなくて大変。さらし一反で2枚合わせで50枚くらい作れるので、さらしも販売し、自家製のマスク作りも勧めている。マスクはLサイズ・Mサイズが選べて500円+税で店頭で販売。配送の場合にはプラス100円となる。
 いま、家で過ごしている人も多いと思うので、これを機にもう一度睡眠を見直してみるのもいいと思う。古くなった布団の綿打ちや、布団やマットレスなど、大事な睡眠をしっかりととってこの時期を乗り切って欲しい。ピンチをチャンスに変えられるように頑張っていきたいと語った。
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