令和2年度の「とわだの逸品開発事業」商品完成お披露目会が3月25日に市民交流プラザ「トワーレ」で開催された。十和田市では地域の食材を活かした消費者の購買意欲に訴える商品づくりを支援する「十和田の逸品開発事業」を実施している。令和2年度は既存商品のブラッシュアップ(改良)のみを対象として支援を実施している。当日は令和2年度事業者5者がお披露目会で商品をPR。開発秘話や想いをそれぞれに発表した。
以下、事業者(商品)紹介/雅菜工房(黒豆しとぎバター、青豆しとぎバター、赤豆しとぎバター、しいたけこうじ漬け2種類)/株式会社あおもり味蕾屋(あおもりの林檎と胡桃パウンドケーキ、奥入瀬の湧水ジュレ)/奥入瀬サーモンファクトリ(鮭とば2種類)/漆畑畜産 焼肉 牛楽館(短角牛牛丼)/甲田ファー夢(にんにくマリアージュ3種類)
今回初参加となる甲田ファー夢の農業プランナー甲田秀行さんは「家族で運営していて、主にニンニクを生産。長芋やキャベツなども愛情たっぷりで育てている。しかし、形や大きさの関係で規格外になってしまうのものあり、同じ愛情を込めて育てた野菜を捨てるのは勿体ないと有効活用するために加工商品として開発した。にんにくをベースにたまねぎ・トマト・りんご等と合わせたペーストを開発。さっぱりとしていて肉やパンにつけても美味しく食べられる」と挨拶。
同じく初参加の奥入瀬サーモンファクトリの柴田康秀さんは「いまから約2~3年前から開発を始めていた。商品の字体やパッケージのデザインを変更した。この事業を活用して外に発信したい」と語った。
漆畑畜産(焼肉牛楽館)代表竹内志穂子さんは「当社は自社の十和田湖和牛ととわだ短角牛をブランド牛として育てていて、その牛肉をネットやお店で販売している。以前にもバラ焼きを加工商品として開発したが、どうしても玉ねぎの水分で水っぽくなってしまう課題があった。そこで牛丼に合う食材を探していて、ごぼうを見つけた。味わい深くご飯にぴたり合う商品としておすすめしたい」とPRした。
㈱あおもり味蕾屋では野月哲也プロダクトマネージャーがあおもりの林檎と胡桃パウンドケーキを開発。一般向けではなく、現状では土産用として奥入瀬渓流ホテルでのみ販売している。
雅菜工房ではシリーズで開発している豆のしとぎバター3種としいたけこうじ2種を準備。雅菜工房は今までもしいたけごはんの素など数品を開発。ご飯やパンに合うこだわりの逸品を提供している。
小山田市長も味見をしながら事業者と会話を交わしていた。他にも令和元年度事業者3者《小笠原農園(にんにく味噌2種類・黒にんにく青南蛮みそ)/中こう果樹園(りんごサイダー)/七尾敬次(サラダドレッシング)》も商品を展示。地域食材を加工・発信したい方は十和田市農林商工部とわだ産品販売戦略課0176‐51‐6743(担当・加賀)迄