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 上北の「まっしぐら」地産地食推進協議会の主催で「まっしぐら地産地食拡大フォーラム」が3月7日に十和田おいらせ農業協同組合本店3階で開催された。
 第1部の基調講演として「東京・原宿から見えるお米の消費動向~お米は古くて新しい商材~」と題し、小池精米店・三代目、五ツ星お米マイスター・小池理雄氏を講師に招いて開講した。
 日本の主食でもある「お米」の消費量は毎年減少している。原因としては、炭水化物ダイエットの流行、パンやパスタなどの他食材との競争があり、そこから品種間、産地間の競争がある。
 現在は全国的にも「青天の霹靂」など高価格帯のお米が増えている現状に対して、総消費量は減っている問題がある。各地で特色のあるお米がたくさんある中で、青森の推奨米「まっしぐら」はどうPRしていけばいいのか?消費量を増やす工夫は何があるか?価格はお手頃、お米マイスターとして8種の評価項目で示し、味も和食にも洋食にも合うポテンシャルがあるお米で、いい意味で基準になるお米だと小池氏は評した。和食の寿司屋やイタリアンのレストラン、焼肉屋やお弁当屋で求められるお米の特徴は変わる。ではまっしぐらは何と合うのか?その問いを残したまま、小池氏の活動の一部を紹介した。
 ご飯の新しい食べ方、お米ゼミの開催、ごはん検定~めしけん~の実施、ごはん生活研究所の開講、表参道ごはんフェス、おにぎりの可能性...などお米の楽しさを体験してもらうイベントなどでお米の新しい可能性を探し、消費拡大につなげるために実践してきたことを紹介した。
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 第2部ではテーマを「地元のお米まっしぐらをおいしく食べる」と題し、上北地域県民局地域農林水産部次長・岸春光氏をコーディネーター、赤沼営農組合理事・沼田孝春氏、株式会社産直とわだ事務局・太田美幸氏、十和田バラ焼きゼミナール舌校長・畑中宏之氏、講師を務めた小池氏をパネリストとし、パネルディスカッションを行った。
 沼田氏は赤沼ファーストを提唱し、川原にある土地で取れるお米とPR。太田氏はまっしぐらを使った農アイスの加工開発や産直コーナーで生産者と消費者をつなげる工夫などを伝えた。畑中氏は「県職員と農業従事者がしっかりと手を取り合ってつなげたい。まちおこしと地産地食は切り離せない。人を呼ぶため、物を売るためには地元の人がまず食べるところから始めないといけない。価値に気が付かなければ価値がないのと同じくなってしまう。どの米も美味しくて当たり前だから、どうPRするかが大事」だと語った。小池氏はまっしぐらは何にでもあう基準となる米として様々な料理に提案が出来るとまとめた。
 十和田市現代美術館で企画展示中の「ラファエル・ローゼンダール」の関連イベントで「ローゼンダールはインターネット・アーティストなのか?」をテーマに、自身の芸術について語ったインタビュー収録を和訳し、金澤韻さんがローゼンダール、見留さやかさんがインタビュアーを演じ、インタビュー再現を行った。
 プログラミングで作った作品はイメージを混ぜ合わせるようなレンチキュラー(見る角度によって絵柄が変化する印刷物)を使って現実と仮想の模様をコラボして作った。ずっと前に作られたものは単に劣化していくが、アートは受ける側によって見る世界が変わっていく。日本発祥の俳句に没頭していた時期もあり、俳句は心の中にイメージを作れるものだと語る。
 ソーシャルメディア(インターネット)はセルフプロモーション(自己宣伝)でアートを共有出来る方法の1つ。作品にどういう意味があるか聞かれる事も多いが、自然にあるものを見るように疑問を持たずに感じて欲しいと語った。
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 「なるほど医学~こうイメージすればわかりやすい~」と題し、講師に十和田市立中央病院総合内科の米永一理先生を招いて、十和田市主催の健康都市宣言推進講演会が開演された。
 米永先生は「誰もが履歴証に書けることはいつ生まれたかで、誰でもいつかは亡くなる。その間に何をしたかが大事だと思う」と挨拶し講演を始めた。超高齢社会に求められる医療もニーズが変わってきた。救命・延命などのための急性期医療(戦う医療)と、障がいとの共存、納得いく死を迎えるための高齢者医療(支える医療)がある。
 現在は男性なら3人に2人、女性なら2人に1人ががんになる。人口割合に対する高齢化のためにパーセンテージが上がるのは当たり前で、がんにならない人の方が少ない。
 脳梗塞や事故などの突然死より、がんで余命を告げられた方が残りの命の時間をどう使うか考える事が出来る。交通事故とは違い、家・病院・施設など死ぬ場所を選ぶことも出来る。考え方ひとつでがんと向き合う事が出来ると伝えた。
 十和田市で働くことを決めたきっかけの一つに東京では孤独死が多いが十和田市は地域医療がしっかりと連携がとれていることにあると語った。重点課題とされている身体の痛み・心の痛み・三大欲求を満たせない事(睡眠・食事・排泄)の緩和医療をするためには院内医療だけではなく、介護などの院外のケアも必要。長生きしていれば病気になるのが普通。それとどう付き合っていけるのかが大事だと語った。
 また、歯科医師の免許も持っている米永先生は他の病気にもつながる口腔ケアの重要性を分かり易いように面白く話し、会場に訪れた来場者へ伝えた。
 考え方で変わる病気に対する気持ちの受け取り方と、院内ケアチーム、院外(地域)ケアチーム、在宅・施設、行政がしっかりと連携することで本人・家族が納得のいく死を迎えられる。その支える医療の最先端を十和田モデルとして構築していきたいと語った。
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◎場所/十和田市稲生町12‐39
◎TEL/0176‐22‐3005
◎営業時間/午後5時~午後11時(ラストオーダー10時30分)
◎定休日/日曜日(月祝の場合営業)
◎駐車場/あり
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 十和田市のスマイルホテル近隣にある「居酒屋えびす」。創業は旧上北町にあるえびすや食堂という蕎麦屋から始まる。昭和43年に十和田市に移転し、レストランえびすとして営業。その後は和風お食事処恵比寿→居酒屋えびすと店名は変わり、現在は「エビスビール」をメインに地域産品を使った旬の食材を提供している。旧4号線沿いの入口から入ると右手に6席のカウンターがあり、手前左と奥に小上がり、中央にテーブル席がある。奥の小上がりは障子が貼ってあり、貸し切りのお客様や小さい子供連れの家族が好んで使う。ホテル付近ということもあり、県外からきたお客様の第一印象ともなる居酒屋として美味しいお酒と旨い料理、お手頃な値段で迎える。飲み放題は6名様からお一人様2,000円。市内でエビスの黒生ビールを飲めるのはここだけ。
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ebisu5.jpg美味しいエビスビールが飲める居酒屋
書く・聴く・話すことの大切さを伝えたい
言葉と文字のコミュニケーション講師
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日本習字あゆみ教室
講師 岡部 あゆみさん
 今月は「日本習字あゆみ教室」講師、岡部あゆみ先生を訪ねた。昭和41年10月23日生まれ、十和田市出身。三本木高等学校を卒業してから昭和女子大学日本文学科へ進学。卒業後は東京のイベント会社へ就職。その後、映画やCMの制作会社へ転職し、アメリカ支社の起ち上げメンバーとしてロサンゼルスへ出向、帰国後に諸事情により退社し平成11年に帰郷。帰郷後は職業訓練校で社員研修講師、コミュニケーション講師、カルチャースクール講師などを務めながら人材育成事業に携わり幅広く活躍。平成13年に「公文式ひがしの団地教室」を開設。6歳から習っていた習字を活かし、十和田市や八戸市で美文字講座を開催する。「言葉と文字のコミュニケーション」をテーマに日本習字あゆみ教室を平成26年にみちのく温泉隣にある神社「お不動さん」で始めた。
 子どものころはアナウンサーになりたかったという岡部さんは話しをするよりもどちらかというと聞く方が得意だという。近年、社会問題にもなっているスマホ依存症。最近では手紙や対話が苦手な子供が増えている現状があり、美文字講座やコミュニケーション講座など字と言葉を伝える講師を務めると共に、以前よりも字と言葉の大切さを想う。顔も見ない、声も聞かないメールや絵文字だけに依存していてはコミュニケーションの本質は失ってしまうだろう。「言葉は一瞬で消えるけれども字は書くことで形として残るもので、字は書かなくても気持ちを伝える言葉は心に想いとして残る。」と語る。
 岡部さんの習字教室は神社の中という事もあり、昔の寺子屋のような雰囲気で中に入ると心が落ち着き背筋が伸びる。字を上手くするためだけが目的ではなく、生徒とのコミュニケーションも大切にし、字と心を整えることで社会での自立につながるように心掛けていきたいと語った。現在はキャンペーン中で入会するとお習字セットがプレゼントされる特典付き。4歳から成人の方までが対象。お問い合わせは...090‐7074‐4768(岡部あゆみ)迄
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◎場所/十和田市穂並町12‐41
◎TEL/0176‐22‐2637
◎営業時間/午前11:00~午後15:00 /午後6:00~午後8:00(電話での予約・注文・お持ち帰りも承っています)
◎定休日/水曜日  ◎駐車場/あり
 旧4号線沿いを五戸方面へ向かう途中、左手に黄色い屋根の中華料理店「拉麺萬」がある。創業は28年、現在の場所には20年前に移転した。店名の由来は某人気アニメのキャラから、昔から愛されている根強いファンが訪れるお店のメニューは味良し・量多し・値段安しの三拍子が揃っていて単品メニューだけでもお腹いっぱいになるのに豊富なメニューが用意されていて、どれをとっても満足できる。店内に入ると左手に4人掛けのテーブルが2つ、個人客・団体用の大きいテーブルが中央にあり、右手に小上がりが2つある。450円からあるラーメンは12種類、チャーハンや焼きそば、単品メニューも様々な種類があり、どれを注文しても量の多さと美味しさに満腹になるだろう。
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 毎年恒例となった十和田湖冬物語実行委員会主催の「十和田湖冬物語2018」が2月2日から2月25日までの期間、十和田湖畔休屋冬物語特設会場で開催された。陸上自衛隊八戸駐屯地の隊員がメイン雪像を制作。ステージイベントではなまはげ太鼓、桜田マコト、愛踊祭(ご当地アイドルによるアニソンまつり)で優勝したりんご娘や北里大学生「三源色」によるヨサコイなど様々なイベントで会場を盛り上げ来場者を歓迎、かまくらBARや多くの出店(ゆきあかり横丁)で寒い冬空に温かさを演出した。十和田湖冬物語は昼と夜とそれぞれに違った魅力があり、家族連れや外国人観光客なども多く見られた。19日間の来場者は約23万5000人を記録し、冬の十和田湖を盛り上げた。
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↓人気急上昇のご当地アイドル「りんご娘」
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↑吹雪の中、負けない笑顔で元気に踊ってくれた北里ヨサコイチーム「三源色」
 レストランカワヨグリーンロッヂで2月11日に上十三地区を中心に活動している女性の若手音楽家グループ「Colors」がシリーズ4回目となるバレンタインコンサートを開演した。今回は特別ゲストとしてハープ奏者の「Marielle McLaren」さんを招待し、メンバーはバレンタインに似合う赤を基調としたドレスで登場。ステージ上ではなく客席と近い距離でのコンサートがColorsの魅力の1つ。豊川麗子さんのヴァイオリン、平菜摘さんのピアノ、McLarenさんのハープの美しい音色で観客を魅了した。
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 ソプラノの亀山瑠香さんが客席を歩きながら歌う場面もあり、会場を盛り上げた。
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 Colorsは出張演奏依頼を承っている。イベント・パーティーなどで憩いのひと時を...お問い合わせ/050‐3579‐3325(スタジオRカラーズ事務所)迄
 お菓子のみやきんが七戸町笊田の国道4号線沿いに整備された新本社・工場「SWEETS STUDIO」の落成式を行った。
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 新工場は400坪、食品衛生管理の国際規格「HACCP」取得を目指し、エアシャワーなど徹底的な衛生管理に務め、県外・海外への販路拡大を視野に入れ、生産能力は4~5倍に増量。
 工場内では粉を使って生地を仕込む仕込室・バームクーヘンなどを焼く焼成室・近日中に消費する生菓子などを手作りで仕込む上生 朝生準備室・1分間に20~40個を包装機で作る包装作業室・板重(お菓子を入れて重ねる箱)などを洗浄する洗浄室・冷やしたまま伸ばす生地などを扱うパイローラ室・フラットで台車のまま入れる冷蔵庫など部屋ごとに役割があり、大量生産が可能な最新の設備と繊細な技術が必要な人の手作業で稼働している。
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 宮沢一史社長は「お客様が製造工程を見学出来る専用通路もあり、将来的にはカフェと販売店を隣接し、ドリームストリートと名付け、観光・販売の拠点として地域活性化につなげたい」と語った。
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 宮沢会長は「みなさんのおかげで工場を建てることが出来た。父と子が共に夢見た願いが叶った。」と挨拶した。
 工場の製造工程見学は午前9時から正午まで無料公開される。また、3月9日から「餅駒饅頭」140円(+税)も新発売される。お問い合わせは...0176‐62‐5100迄
自然と暮らす家づくり
次の代にも残したい「いわ木の家」
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~岩木勝志さんプロフィール~
 昭和29年2月20日生まれ(64歳)
旧十和田湖町生まれ。中学を卒業後、家業である建築の世界へ足を踏み入れる。創業は昭和30年、昭和58年に会社として設立し、父親が亡くなった平成11年に代表取締役として就任した。木材を使った住宅に着目し「いわ木の家」を設立。県産材を使用した自然と暮らす家を提案し、あおもり県産木造住宅コンテストで受賞する。
 「第10回あおもり産木造住宅コンテスト」で一般投票による特別賞を受賞した有限会社岩木建設 代表取締役・岩木勝志さんを訪ねた。
 中学を卒業してから家業である建築業で大工として学び、今年で勤務49年の職人。平成11年に亡き父の後を継ぎ、有限会社岩木建設・代表取締役として就任、後に同敷地内にいわ木の家設計事務所を設立した。
 岩木さんは集成材(何枚かの木を接着・圧縮して合わせたもの)ではなく無垢材に着目し、木本来の自然の性質を活かしながら家を建てたいと思うようになり、県産材を使用(青森県産材は8割、2割が秋田)。からまつやヒバ、杉など木にはそれぞれに特徴があり、適材適所に使いながら、木目や匂いを感じながら自然の中で暮らすイメージで家を建てたいと感じた。
 いい意味で現代の建設業界は技術も発展し、2×4やプレカット製法(先に枠などを作る技術)など、家を建てると言うよりも組み立てるような技法が増えてきた。理由はコスト削減と簡略化だが、本当の意味で木を扱える職人が少なくなってきたのは残念。若い世代にも伝えていきたいが、育つ前に辞めてしまうのが悩みだと教えてくれた。
 自然の木の良さの分かり易い違いを聞くと、木目のシートを張った板材とカンナで削った無垢材を触らせてくれた。触り心地はもちろん、木の温かさが全然違う事に驚いた。本は本来、熱や水気や匂いを吸収するもので発散するもの、木目も当たり前に違い、同じ柄を並べたシールには出せない味がある。岩木さんは「次の代まで使える丈夫で長持ちする自然の家をお客様に届けたい」と語った。
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