ローカルニュース

 新型コロナウイルス感染症対策として民間企業からマスクの寄贈などが続けられているが、今回、十和田青果株式会社(坂田真也代表取締役社長)より、驚きの「マスク10万枚」の寄附の申し出があった。
 5月8日に坂田社長と、秘書室長の洞内誠悦さんが小山田市長を表敬訪問し、マスク10万枚を寄贈した。
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 坂田社長は「十和田青果株式会社が例年実施している生産者まつりの中止に伴い、今年は40周年記念事業として大々的にやる予定だった。それに充てる予定の予算を活用しようと、市が入手困難になっているマスク寄贈の運びとなった。外食産業が厳しい中でも生産者のためにスーパーなどが販売ルートを確保してくれたので、注文は増えて農家からも嬉しいと声もあった」と報告した。
 小山田市長は「翌週、月曜日から学校が始まる小中学校、市内4つの高校、病院や福祉施設などに配布して使わせてもらいたい。業者はまだ少し待てば入手できるが、市民はなかなか手に入らない状況なので本当に助かる。」とお礼を述べた。
 5月7日から8日の間、新型コロナウイルス感染症拡大防止による十和田市及び、六戸町の小中学校の臨時休校が決定された。それに伴い、学校給食が停止となったことから十和田地域広域事務組合教育委員会(丸井英子教育長)が譲渡を希望する十和田市内保育園、十和田市内社会福祉施設に対し、学校給食センターの食材の無償譲渡を行った。
 これは市内感染者の情報が5月6日にあり、翌日7日に小中学校が急遽休校となったため、給食センター、運営を継続している保育園、介護施設に対しての市教育委員会の迅速で素晴らしい対応と言える。
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 5月8日に旧上切田小学校体育館で玉ねぎとジャガイモを市内27の保育園、福祉施設にコロナ感染症予防としてドライブスルー方式で譲渡した。並ぶ車に職員が玉ねぎとジャガイモの箱詰めを手際よく積んでいく。
 臨時でも休む事の出来ない保育園や福祉施設関係者は食材提供に感謝の意を述べ職場に戻っていった。また、ヨーグルト、山菜ミックスについては十和田・六戸給食センターにて別の日程で配布された。
 十和田こども食堂実行委員会が5月5日のこどもの日に「おうちでカレーライスを作ろう!」を企画し、実施した。
 これは食事困難な子どもたちの支援ため、親子で食べるの時間を作って欲しいと十和田こども食堂実行委員会(水尻和幸代表)が企画。
 カレー作りのための食材「米・玉ねぎ・にんじん・ジャガイモ・カレーのルー」の無料配布を十和田市北地区包括支援センター様駐車場(十和田市官庁街通りの中央交番隣)で行った。
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 企画は事前にSNSなどで情報発信をし、予約制・限定80セット(1セット5人前)とし、当日は新型コロナウイルスの感染予防としてドライブスルー方式でボランティアスタッフの協力を得て配布した。
 また、前回紹介したこども食堂バスへは支援してくれる会社・団体の広告と、医療従事者へ向けた応援メッセージが貼られていた。十和田こども食堂実行委員会へのお問い合わせは...0176‐27‐1815迄
 今年残念ながら中止となってしまった十和田市の春の女流騎手の祭典「桜流鏑馬」。第17回目の桜流鏑馬は中止となってしまったが、2021年の第18回桜流鏑馬は2年分の想いをこめて盛大に開催する予定。そこで1年後の4月24日・25日の開催日までその想いを途切らせずにつなげていけるよう「みんなで桜流鏑馬を盛り上げよう」キャンペーンを実施。
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 過去のとっておきの写真や動画、応援イラストやポエム・歌やダンス等、どんなものでもOK!桜流鏑馬への熱い想いを「#つなげよう桜流鏑馬」のハッシュタグ付きの投稿して応援するというもの。応募方法...①【Twitter@towada_joba】【facebook@towada.joba】【instagram towada.joba】のいずれかの公式アカウントをフォロー。②桜流鏑馬にまつわる作品を用意③「つなげよう桜流鏑馬」のハッシュタグを付けて投稿。応募期間は令和2年4月1日~11月30日迄。12月上旬に結果が発表。景品も用意されている。
 同時開催として「第4回桜流鏑馬フォトコンテスト」も開催。過去5回(第12回~第16回)の桜流鏑馬で撮影した写真がテーマ。募集期間は令和2年6月26日迄。結果発表は12月20日に行われる。来年度の開催を盛り上げるためにも是非、参加・投稿しよう。
市民の皆さまへ

 5月25日、新型コロナウイルス特別措置法に基づく緊急事態宣言が全面解除されました。これに先立ち、青森県では14日に宣言解除となっておりましたが、4月16日の発令から1ヶ月余りの間、市民の皆さまには、不要不急の外出自粛や公共施設の休館など、これまで経験されたことのないような大変なご不便やご負担をおかけしました。皆さまのご理解、ご協力にこの場をお借りして心から感謝申し上げます。
 また、これまでの間、企業、団体、個人など多くの方々からマスクや消毒液をはじめとする心温まるご寄附をいただきました。早速、市内小中高等学校や病院、介護施設、福祉施設等へ配布し、活用させていただいております。改めて御礼申し上げます。
 5月11日から市立小中学校が再開し、各校では子ども達の元気な声が響いております。休校期間中、外出を我慢してくれた子ども達や、お世話いただいた保護者や関係者の皆さまのご協力に心から感謝申し上げます。
 この他、市内公共施設も5月23日から順次再開しており、少しずつではございますが、緊急事態宣言以前の日常に戻りつつあると感じております。
 しかしながら国内では、依然として感染症患者が発生しており、感染リスクが完全になくなった訳ではありません。市といたしましては、感染の第2波、第3波を招かないよう、引き続き、新型コロナウイルス感染症の動向に細心の注意を払い、気を緩めることなく感染防止対策に取り組んでまいります。
 つきましては、市民の皆さまには引き続き「三つの密」の回避や手洗いなどの手指衛生、マスクの着用等を基本とする感染対策や、感染拡大を予防する「新しい生活様式」の実践・定着をお願いするとともに、国や県の定める方針等に従って6月18日までの間、首都圏等との往来は慎重に判断してくださるようお願いいたします。
 この度の新型コロナウイルス感染症拡大により、本市におきましても大変大きな影響を受けております。これからの社会経済活動を回復させるべく、現在、自粛期間中に影響を受けた各種事業者等を支援する第1次経済支援対策事業を実施しておりますが、引き続き、第2次経済支援対策事業を実施する予定としておりますのでご活用いただければと思います。
  これからも、地域経済や市民生活の向上を目指し、市民の皆さまと共に、次なるステージに向けて取り組みを進めてまいりますので、今後ともご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。

令和2年6月1日     十和田市長 小山田 久

 ※新型コロナウイルス感染症対策本部HP・秘書課より参照
 NPO法人 奥入瀬自然観光資源研究会(通称・おいけん)から「奥入瀬diary」と「奥入瀬渓流 野草ハンドブック(初夏~秋の花)」の2冊が出版された。
 奥入瀬diaryは「奥入瀬自然誌博物館」と「奥入瀬フィールドミュージアムガイドブック」に続く第3弾の最終篇。どんな自然があるのかを紹介した奥入瀬自然誌博物館、どこで見れるのかを300m区切りの地図で記した奥入瀬フィールドミュージアムガイドブック、それを1年間のいつ見れるかを月日と写真で紹介する奥入瀬diary。「どんな・どこで・いつ」がわかるという3つのコンセプトで3冊で完結できる奥入瀬の自然をまとめた。最終篇となる奥入瀬diaryはページをめくると写真と月日が記してあり、その風景を見るにはいつ行けばいいのか分かり易く紹介してある。また、ポエムのようなストーリーも紹介されてあり、ただ見るよりも自然のストーリーも楽しめるようになっている。
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 奥入瀬渓流 野草ハンドブックは去年、春から初夏にかけての野草の紹介の第1弾に続く後編で、今年は初夏から秋の花の野草を紹介。2冊で奥入瀬の春から秋にかけての野草が全てわかるようになっている。普段は聞いた事も無いような花や野草が約120種ほど紹介されており、何気に見ていた自然の草木や花の名前を知る事で、もっと散策も楽しめる。
 今までの十和田湖・奥入瀬渓流は一般的な見て歩くだけの観光地だったが、そこにどんな自然があるのかを詳しく伝えていく観光地でありたいと思う。苔の聖地としても知られているが、野草なども含めると1日では絶対に歩き回れないほどの多くの魅力ある自然がある。また、季節や時間帯で同じ風景は存在しないので、年に数回もリピートしてくれるお客様も多い。年に数回あるイベントは一時的なもの、しっかりと次につながるように継続していかなくてはならない。
 最近ではインバウンド客も多く、世界的に注目度が高い自然景観だが、地元の人の方が知らないことが多いと感じる。この本を読んで、県外からきたお客様に奥入瀬渓流の自然や歴史の紹介、苔や野草などの案内ができるようになってくれたら嬉しいと思う。
 また、子どもの頃に自然に触れ合う事は大事だと思う。植物や動物の自然の循環を学び、家庭や学校では経験できない時間を子どもたちに与えることも必要だと思う。苔のイメージが強いがこの本を読んで一歩踏み込んでみると違った風景が見えてくる。あらためて、奥入瀬に訪れるきっかけにして欲しいと語った。
 この本は奥入瀬渓流館で販売。またAMAZONでもネット販売している。観光向けの本ではあるが、持ち歩けるようにハンドブックも用意してある。奥入瀬diaryは2500円+税。奥入瀬渓流 野草ハンドブック(初夏~秋の花)は1400円+税となる。お問い合わせは...0176‐23‐5866迄。
十和田シティホテル
4代目 下山 勝さん
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 十和田市出身。昭和30年7月1日生まれ(64)。八戸第一高等学校を卒業後は日大へ進学し、東京のステーションホテルで5年勤務。28歳で帰郷し、30歳で結婚。現在は3人の子どもに恵まれる。会社の創業は明治25年。2008年に「旅館しもやま」から「十和田シティホテル」改称。今年で創業128年となる老舗のホテルの4代目となる。
次の世代のために 見えない敵と戦い続けるホテルマン
 3月に入ると宴会はすべてキャンセル。歓送迎会の団体客がゼロなのは辛い。宿泊も少なく、営業休業のような状態が続いているが、1人でも泊まりたいとお客様がいれば営業をするつもり。ただ光熱費や人件費や固定資産税など、ランニングコストでかかる固定費はなくならない。
 新型コロナの影響で現在は見通しがつかない。観光地は直接影響が出るので今は生き残るために助成金を活用して借金を作り、申請が承認される2ヶ月後まで我慢するか、従業員を助けるために雇用を辞め、失業保険で乗り切るかの2択になる。ただ自分達のような民間のホテルは新たな雇用を作る事も難しいのが現状。お弁当の配達もしているので日銭を稼ぎながら何とか維持しているのが現状。
 ただ決意は決まっている「やるしかない。」東日本大震災の時も乗り越えてきたが、その時よりも厳しい状況だ。あの時は世界中から助ける声や、復興に向かって力を合わせていく雰囲気もあったが、今は世界中で広まって、力を合わせることもできない。人の流れも経済もストップしている。
 見えない敵と戦うのは不安しかないが、次の世代のために頑張らないといけないと語った。


居酒屋 呑兵衛
店長 井本 幸佑さん
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お客様と従業員のために 継続か休業かの決断せまる
十和田市出身。昭和51年6月13日生まれ(43)。三沢高等学校を卒業後は大阪、名古屋、沖縄、東京と様々な経験を積み、30歳で帰郷した。2009年に家業である居酒屋呑兵衛に入社し、2代目店長となる。創業は昭和48年。早い時間から老若男女を問わずに混雑する十和田市を代表する老舗の居酒屋である。
 3月中旬頃から売り上げは普段の8割から9割減。歓送迎会の時期でもほとんどの予約がキャンセルになり、大きな痛手となっている。それでも1日に12~13人はお客様が来てくれているので少しでも人件費は稼げてはいる。長持ちしにくい生ものの仕入れは控えて、コストが低く、物持ちがいい食材を中心に、200点はあるメニューの数を30品以下と大幅に縮小して対応している。
 どこまで自粛が続くかは予想がつかない。現在は十和田市のお店も8割近くが休業しているらしいが、食事と交流の場としてある居酒屋が全て閉まる事は避けたいと思っている。自分は楽観的な性格だから何とかなると思ってはいるが、本音はかなりキツい。新型コロナウイルスは自分だけの問題ではないので従業員やお客様のために助成金を活用して一旦占めるか、まだ来客してくれるお客様のために継続するかの判断をする時期なのかもしれない。

※取材日は4月中旬。その頃のコメントとなります。
 十和田商工会議所青年部(以下、YEGと略)が新型コロナウイルスにより、営業継続が困難な十和田市内の事業者を応援するための「♯とわだ応縁」プロジェクトを令和2年4月22日から令和3年2月28日までを募集期間とし、始動することを発表した。
 21日に十和田商工会館でYEGの佐々木紀仁会長と蛯沢達彦プロジェクトリーダーが会見を開き、その目的やシステムを紹介した。
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 「クラウドファンディング」や「未来チケット」から着想を受け、インターネットサイトで登録した市内の各事業者に対して「寄付」、または「返礼品あり」の支援金を全国から募集する。対象は会社の規模やYEGの所属の有無を問わず、市内の事業者であれば可。また中止となったイベント事業でも可となる。ただし新型コロナウイルスの終息後も事業継続の意思があるかなど青年部が審査した上での登録となる。
 一般の利用者はまとめサイトから支援したい事業者を選び、寄付か返礼品ありの選択をし、設定された1口1千円・3千円・5千円・1万円から選ぶ。返礼品ありは各事業者が設定できる。
 蛯沢さんは「無くしたくない店や風景がある。このプロジェクトは第一の矢として次につなげたい。十和田愛を結集して生き残るために一致団結していきたい」と語った。お問い合わせは...0176‐24‐1111迄。まとめサイトは(https://o-en.shop/)を検索。
 新型コロナウイルスの影響が特に大きい飲食業・宿泊業。観光地はどうなのか?NOP法人奥入瀬自然観光資源研究会(通称・おいけん)の川村祐一さんに話しを伺った。
 最近は氷爆ツアーなど冬季の奥入瀬観光もあり、3月~4月は切り替えの時期になり、5月から観光シーズンは始まる。本来であればそろそろ交通整理も必要な時期ではあるけど今はゼロ。たまに来てくれる観光客も団体はなく、数えられる程度。新型コロナウイルスが終息した時に一気に人が戻ってくる可能性もあるが、今年はさすがに諦めの気持は半分ある。
 今は20~30人のツアーもないので、個人的に自然の空気に触れるために訪れるには逆にいいとは思う。ホテルなども予約客だけは受けて今は閉館している状態。
 今はこういう時期だと受け止めて、次のスタートに何をするかを決める時期なんだと覚悟を決めた。奥入瀬バイパスが数年後に完成されて、マイカー規制が始まる。そのためにはもっとガイドを育成していかなくてはならない。英語・中国語専門の外国人観光客向けのガイドと、一般客を案内する観光ガイド、奥入瀬渓流を専門とするプロのネイチャーガイドの育成を計画している。
 今は集まって研修できるわけではないが、今年を人財育成の年にして、次のスタートにより良い観光を観光客に提供できる準備をしたい。ガイドを仕事として確立させたいためにNPO法人ではなくガイドのプロ会社「ESARIO」を起ち上げた。また、「FORESTON」というツアーブランドを作った。ESARIOは逆から読むとOIRASE。FORESTONは日常のスイッチをオフして、自然のスイッチをオンにして欲しいとの意味も込めた。
 今までもいろんなことがあっても何とか乗り越えてきた。モチベーションを維持するには希望を持つしかない。落ち込んでいたっていい事があるわけではないので別の視点で現状を考え、構築していかないといけないと語った。
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↑プロガイド会社「ESARIO」と新ブランド「FORESTON」を起ち上げた"おいけん"の川村さん
 4月14日に三本木小唄普及委員会から新型コロナウイルス予防のためと手作りマスクの寄附が行われた。
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 三本木小唄普及委員会の踊り部部長の下山恭美子さんと理事の杉沢あささんが小山田市長を表敬訪問し、手ぬぐいを使った手作りマスク50枚を寄贈した。マスクには「コロナに負けるな」など応援メッセージが書いてあり、様々な模様の柄のマスクが手渡された。
 小山田市長は「マスク不足は深刻な問題。宣伝してしまうとすぐになくなってしまうので、マスクなしで来庁した方に声を掛け、配りたい」とお礼を述べた。
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