鷹山宇一記念美術館

第12回鷹山賞児童作品展・第12回地球環境世界児童画コンテスト優秀作品展

 鷹山賞児童作品展は、青森県太平洋岸の児童生徒を対象に作品を公募。小学生492点、中学生125点の応募があった。その中から、入賞27点、入選95点が展示されている。

 takayamashou.jpg写真は、小学生に部の鷹山賞に輝いた、野辺地小学校4年木村峻君の作品。

  また、地球環境世界児童画コンテストは、世界75ヵ国以上の子どもの作品が展示されている。そこには、その国の風俗や生活などが、子どもの素直な目で表現されていて清々しい。

 

sekaijidouten.jpg  写真は、シンガポールの12歳の子どもの作品
 ▽期間/~1月28日(日)

  月曜休館(但し、祝日の場合は翌日休館)年末年始(12/30~1/2まで)
  午前10時~午後5時30分(閉館は午後6時)
 ▽会場/道の駅しちのへ・七戸町文化村内 鷹山宇一記念美術館

 ▽アクセス/東北新幹線「七戸十和田駅」より徒歩7分
 ▽観覧料/一般500円(400円)、学生300円(240円)、小学生100円(80円)

 ▽問い合わせ/〒039-2501 青森県上北郡七戸町荒熊内67-94
   TEL:0176-62-5858/FAX:0176-62-5860

十和田市現代美術館・鷹山宇一記念美術館・寺山修司記念館を巡る
 

a-togurettopasu.jpg青森県太平洋岸には、非常に特徴的な美術館・文学館がある。
 すなわち十和田市現代美術館、鷹山宇一記念美術館、寺山修司記念館である。
 この3館が昨年に引き続き、3館共同の「あおもりアートぐれっとパス」を行う。
 「ぐれっと」とは、方言で「すべて」あるいは「全部」という意味。
 つまり、3館を安い料金で全部観ていただこうという企画。
 期間は、7月1日~10月31日までの4ヵ月間。
 どれくらい安いかというと、大人通常料金では、十和田市現代美術館が900円、鷹山宇一記念美術館は700円、寺山修司記念館は500円。併せて2100円となるところが、「ぐれっとパス」を使うと3館で1000円とナント1100円も安くなる。
 3館は、十和田市現代美術館は、国内外の現代美術の展示及び企画展。鷹山宇一記念美術館は、二科会の大御所であった鷹山宇一の作品及び企画展。寺山修司記念館は、鬼才・異才といわれた寺山修司の作品及び企画展と、いずれも全国からひとを呼べる美術館・文学館であるから、ぐれっと贅沢な3館巡りである。
 なお、8月5日(日)、9月2日(日)、10月7日(日)の3回のみだが「ぐれっとバスツアー」も行っている。
 これは、バスに乗り1日で3館を巡るというもの。

 しかも、担当者が同行し案内するから、バスの中で十分説明が受けられる。
 これで、3館巡って、バス代含め大人で3000円である。
 日程は、午前11時新幹線七戸十和田駅ないし、11時30分十和田市現代美術館に集合。3館巡って午後6時5分七戸十和田駅解散ないし、6時30分十和田市現代美術館解散である。
 ちょっと強行であるが、首都圏からでも新幹線で日帰りできる。
 詳しくは、十和田市現代美術館℡0176‐20‐1127、鷹山宇一記念美術館℡0176‐62‐5858、寺山修司記念館℡0176‐59‐3434迄。
写真左から、舩山義郎鷹山宇一記念美術館館長、藤浩志十和田市現代美術館副館長、佐々木英明寺山修司記念館館長

harasetuko.jpg 鷹山宇一とも親交も深く、戦後日本の写真界を牽引してきた秋山庄太郎の写真展が、〃東日本大震災復興支援「メロディー」秋山庄太郎写真芸術の理念と軌跡‐ネガティブからポジティブ〃と題して始まった。
 秋山庄太郎は、昭和5年(一九二〇)東京都で生まれた。中学校のときカメラを買ってもらったことをきっかけとして写真に夢中になる。
 昭和18年(一九四三)早稲田大学卒業。出征前死を覚悟して、写真集『翳』を自費出版する。これが写真家への第一歩となった。
 23歳のとき徴兵。中国戦線に応召される。
 帰還後、銀座に秋山写真工房を開設。写真家としての生活が始まる。
 以後、近代映画社写真部を経て、日本写真家協会創立、二科会写真部創立、日本広告写真家協会創立など、写真家の技術と地位向上のための全国組織結成の中心となってきた。
 この二科会写真部創立を通して、鷹山宇一とも親交を深めてきた。
 昭和49年(一九七四)講談社出版文化賞受賞。平成5年(一九九三)勲四等旭日小綬章受賞。平成15年(二〇〇三)仕事中急逝。享年82歳であった。
 その秋山庄太郎の、初期から晩年までの作品を通して、秋山庄太郎の生き様と、秋山写真芸術の真髄に迫る写真展である。
 会期は、7月15日~9月17日(月・祝)。詳しくは、鷹山宇一記念美術館、℡0176‐62‐5858迄。

 写真は、秋山庄太郎が撮った戦後日本を代表する女優原節子


 

鷹山宇一記念美術館 

kanayamaheizou.jpg 鷹山宇一記念美術館では「金山平三+鴨居玲」二人の天才画家~描く、ということ。生きる、ということ~展が行われている。
 金山平三は、明治16年(一八八三)現在の神戸市に生まれた。東京芸術学校(現東京芸大)を主席で卒業。黒田清輝に師事し、36歳にして帝展の審査員を務めたという、いわば天才として名を馳せた。
 作品は、特に注目すべきことは、『奥入瀬』『晩夏の奥入瀬』『十和田放牛』など、東北にも足を運び描いていることである。
 金山平三は、奥入瀬をどのように描いているかも見所である。
 一方、鴨居玲は、金沢市に生まれる。金沢美術工芸専門学校(現金沢美術工芸大学)に入学。宮本三郎に師事する。
 昭和44年(一九六九)昭和会賞と安井賞を受賞。昭和46年(一九七一)スペイン・ラ・マンチャのバルデペーニャス村にアトリエを構え制作に没頭。昭和60年(一九八五)神戸市の自宅で排ガスで自殺した。心臓の病気と、創作の行き詰まりにより、たびたび自殺未遂を繰り返した末の死であった。享年57歳であった。
 鴨居はこんな文章を残している。
 『1982年 私』
 「描けない、私。その恐怖、その苦しみ、その狂気。既に画家として認められたその時期にこそ、より強くなって襲いくるものたち。周りには『次の作品を...』と待ち焦がれる人の群れ、それは過去に彼が描いてきた人間たち。キャンバスの鮮烈な白さが、呆然とする顔を亡霊のように浮かび上がらせる。『絵は私にとって苦痛そのものです』そう言った画家の、晩期の自画像」
 鴨居はこの2年後に自殺している。創作に悩み苦しみ、ついには自ら命を絶った作者の苦悩が、現れているような絵でもある。

 写真は、金山平三の『二月の大石田』

「金山平三+鴨居玲」展=二人の天才画家~描く、ということ

 生きる、ということ~

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  「描く」ということに真摯に対峙し、自分らしさを否定することなく生きた、

   二人の天才画家を一堂に紹介いします。
 ▽会期/4月28日(土)~6月24日(日)月曜休館

   午前10時~午後5時30分(閉館は午後6時)
 ▽観覧料/一般:700円、学生:300円、小中学生無料
 ▽会場/道の駅しちのへ・七戸町文化村内 七戸町鷹山宇一記念美術館
 ▽アクセス/東北新幹線「七戸十和田駅」より徒歩7分
 ▽問い合わせ/〒039-2501 青森県上北郡七戸町荒熊内67-94
   TEL:0176-62-5858/FAX:0176-62-5860

takayamauitikinenbijutukan.jpg 平成6年(一九九四)にオープンし、開館17年目に入った鷹山宇一記念美術館。

 このほど旧天間林村教育長の舩山義郎さんが館長に就任した。
 舩山さんは、昭和16年(一九四一)6月、父の仕事先であった愛知県名古屋市で生まれたが、小学校から大学卒業までは弘前市で育った。
 弘前大学卒業後、三沢市上久保小学校を皮切りに上北郡内の小学校を廻り、東青教育事務所長等を歴任、上久保小学校長で退職した。
 退職後は、旧天間林村教育長を経て、町村合併で鷹山宇一記念美術館の理事となり、昨年同常務理事、そして今年館長に就任したもの。

第11回鷹山賞児童作品展
第11回地球環境世界児童画コンテスト優秀作品展

漫画で描く日本の祭り平野 勲展

hiraniisao1.jpg ▽期間/~1月22日(日)

 ▽会場/鷹山宇一記念美術館

 ▽入場/一般500円(400円)

       学生300円(240円)

       小中学瀬100円(80円) 

        ( )内は20名以上の団体

  ▽問い合わせ/℡0176‐62‐5858

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 第11回鷹山賞児童作品展

 第11回地球環境世界児童画コンテスト優秀作品展

 漫画で描く日本の祭り~平野勲展 

takayamauiti3.jpg開催要項


 趣旨

 アーティストたちの作品に接するとき、その原風景が彼らを育んできた風土の中に存在していることに気づかされます。

 青森県南部地方の児童生徒を対象に作品を公募する「鷹山賞児童作品展」は、七戸町出身の洋画家・鷹山宇一の画業を顕彰するとともに、「子どもの感性は風土の中で培われる」との精神の下、新しい時代を担う子どもたちに制作体験をとおして自由な創造の喜びを味わい、豊かな感性を養ってもらおうと願い開催する絵画コンテストで、併せて、その入賞・入選作品を展覧します。

 また、財団法人日本品質保証機構、国際認証機関ネットワークが主催する、世界各国の子どもたちに「地球環境」をテーマに作品を公募した絵画コンテストから優秀作品を紹介します。国や文化の違いなどという垣根を超えて、絵画は世界共通の言語なのだとあらためて感じさせられます。子どもたちの自由な発想、多様な表現の仕方、そして色彩の美しさに驚かされるばかりでなく、彼らの真っ直ぐな視線の先にあるもの、今何を考え、何を夢見、何を望んでいるのか?その真剣な問いかけと希望に、わたしたち大人が気付かされることも多々あることでしょう。

 なお、本展に併催して漫画家・平野勲氏の作品展を開催します。島根県出雲市に生まれの平野氏は、全国の「祭り」をテーマに描き続け、晩年は三沢市に在住、87才の天寿を全うしました。ほのぼのとした独特な作風は、多くの人々から愛され、2007年には郷里・出雲市に「平野勲記念館」がオープンしています。本展では記念館より青森県ゆかりの作品を中心に代表作をお借りして、未来を担う子どもたちに広くご紹介しようというものです。

 本展が、未来を担う子どもたちの感動体験となり、豊かな感性と未知なる可能性を引き出し、高い創造性に結びついていくものと信じてやみません。無限大の可能性を秘めた子どもたちのさらなる飛躍に一役を担うことができましたら、望外の幸いに存じます。


 

会期

 平成23年11月20日()~平成24年1月22日() 【52日間】

 *=毎週月曜日(但し、祝日の場合は開館し翌日休館)

 *入館時間=午前10時から午後5時30分(閉館は午後6時)


入館料

 一般500(400)円、学生300(240)円、小中学生100(80)

 *( )内は20名様以上の団体、JAF会員、県民カレッジ受講者割引料金

 

【住所】〒039-2501青森県上北郡七戸町字荒熊内67-94

【電話】0176-62-5858 【FAX0176-62-5860


       

takayamauiti1.jpgtakayamauiti2.jpg

ooyamaikuo.jpg 平成21年(二〇〇九)に逝去した、元東京芸大の学長、元日本美術院理事長で、日本画壇の最高峰であった平山郁夫展が、鷹山宇一記念美術館(戸舘昭吉館長)で開催される。
 平山郁夫は、昭和5年(一九三〇)広島県出身。旧制広島修道中学時代、原爆で被災した。その経験が平和に対する強い希求となる。東京美術学校(現東京芸大)卒業後、同校助手、東京芸大教授、同学長となった。
 また、社会活動では、ユネスコ親善大使、世界平和アピール七人委員会、日中友好協会会長、文化財保護振興財団理事長、日韓友情年日本側実行委員長、東京国立博物館特任館長など、幅広く活動している。
 鷹山宇一記念美術館で平山郁夫展は、平成11年(一九九九)平成13年(二〇〇一)に続き今回は3回目である。
 今回の作品展は、「平山郁夫展~次世代への伝言~」と題して、中学生のとき、広島の原爆投下を、実際に自分の目で見た『B29から落下傘投下を目撃する』、『原爆の茸雲』、『廃墟と化した広島』から始まり、『八甲田山の残雪』、『仏教伝来エスキース』、そして『敦煌鳴沙』、『絲綢の路パミール高原を行く』、『マルコ・ポーロ東方見聞行』など、本画素描55点、大下図3点、小下図1点、合計74点が展示されている。
 それは、特に素描には平山郁夫自身の解説がついており、平山郁夫という画家の精神的な、あるいは人間的な歩みにほかならない。
 さすがに日本画壇の大御所。大変見ごたえのある作品展である。

 写真は、「『絲綢之路天空』の大下図。平山郁夫は本画を描く前に下絵を描いていた。それが下図である。
 ▽期間/9月23日~10月30日(期間中は無休)▽入館/一般850円(650円)、高校・大学生400円(320円)、小中学生200円(160円)*( )内は団体及び前売券等▽問い合わせ/℡0176‐62‐5858迄。

 青森県の太平洋岸、上北地域には、十和田市現代美術館、七戸町鷹山宇一記念美術館、三沢市寺山修司記念館と、個性のある美術館、文学館がある。

 十和田市現代美術館は、このほど発刊された『日本の美術館ベスト100ガイド』のトップを飾った今注目の現代美術館である。

 七戸町鷹山宇一記念美術館は、たとえば今行なわれている企画展は、ピカソやマチス、ダリなど世界の巨匠。日本では、安井會太郎、梅原龍三郎、東郷青児などのパレットと作品を展示する「パレットと絵画展」が行なわれるなど、企画展でその名が知られている。

 三沢市寺山修司記念館は、寺山修司唯一の記念館で、全国にファンが多い。

 この三つの美術館、文学館を、シャトルバスに乗り、わずか1,000円の料金で見られるのである。

 新幹線開業を記念した「あおもり アート ぐれっと パス」は、7月16日~10月30日迄。

 ちなみに「ぐれっと」とは、方言で、「ぐるっとまわる」、あるいは「すべて」という意味がある。

 問い合わせは、

 十和田市現代美術館   ℡0176-20-1127

 七戸町鷹山宇一美術館 ℡0176-62-5858

 三沢市寺山修司記念館 ℡0176-59-3434迄

 なお、当ネット新聞のトップページからも入ることが出来ます。

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