十和田市現代美術館
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十和田市現代美術館オープン!!

[十和田市現代美術館]

 何とゴールデンウィークの11日間に常設展、企画展併せ28,405人が入場
 

gendai1.jpg市民の賛否両論の渦巻いた十和田市現代美術館が4月26日オープンした。
 官庁街通りの桜の満開時と重なり、また東北では初めての現代美術館であることなど話題性もあり、4月26日~5月6日までのゴールデンウィークの11日間に、常設展、企画展の「オノ・ヨーコ‐入口」展を併せ2万8405人が入場した。
 しかし、企画展「オノ・ヨーコ」は別料金になっているものの、企画展だけを観るに来たという人は非常に稀であると思われるので、実際の入場者数は、常設展の入場者数である1万6857人と思われる。それにしても多い入場者数は、美術館というより、観光施設的入場者数である。
 中野渡春雄市長は、この現代美術館を、文化・芸術のまちとして、十和田市の活性化につなげたいとして建てたわけであるが、現代美術館に対する評価はどうであろうか。
 4月25日に、開館に先立って行われた開館記念アートセッションで、美術館の設計や作品の選定に携わった専門家たちが感想を語った。それらを要約すると、
 現代美術館の設計者で、建築家・横浜国立大学准教授の西沢立衛氏は、 
 「官庁街通り全体を美術館と見立て、建物とまちをどう継続させてゆくか、美術館とまちが融合した設計をした。作品の個性に合わせて、建物の大きさを変え、分散させたことによって、美術館からまちが見え、開放感が出た。作品の永久保存は初めてである」と語った。
 現代美術館のアート作品の検討委員で、武蔵野美術大学名誉教授の小池一子氏は、
 「現代建築と現代美術を融合した美術館だ。これは世界に発信できる」と語った。
 同じく検討委員で、森美術館館長の南條史生氏は、
 「(永久展示のため)展覧会をやり続ける必要のない美術館だ」と語る。
 同じく検討委員で、現代美術評論家・国立国際美術館館長の建畠晢氏は、
 「私が市長だったら(このような永久展示は)ちょとビビるような計画だ。しかし、まちと一体化した、まちを歩くのが楽しくなるような美術館だ」と語った。
 さて、市民の反応はどうであろうか。
 「いいんじゃない。人が来てくれればいいけどね」という人と、「観ても分からない。芸術的に示唆されるものがないし、1度見たら、2回は来ないでしょう。大変になるんじゃないですか」などと、意見がまっ二つに分かれる。
 作品の評価については、約16億円で落札したフィギャの村上隆の例もあるので、観る人それぞれであるから別として、一つは、図らずも建畠氏が「私が市長だったら、ちょっとビビる」と語ったように、永久展示ということである。永久展示ということは現代美術館がある限り同じ作品を展示し続けるということである。10年経ち、20年経って作品が劣化したときどうするのであろうか。十和田市現代美術館は、作品に合わせて建物を建てているので、別の作品の入れ替えは大変難しい。もし、入れ替えるとするとまた何十億という金がかかるであろう。
 二つには、常設展示でのリピーターは非常に難しい。常に外部から人を呼び続けなければならない。年数回企画展をやるようであるが、それが解決策になるのであろうか。
 十和田市現代美術館は、十和田市の新しいシンボルになるであろう。と、同時に、様々な課題を背負った現代美術館のオープンである。gendai2.jpggendai3.jpggendai4.jpggendai5.jpggendai7.jpggendai7,.jpg

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