編集長のたわごと

どんぐりの森・山楽校

[編集長のたわごと]

  「こりゃ、子どもたちにいい遊び場だナ」、友だちを、真暮沢のパークゴルフ場に連れて行ったときのことである。その言葉を聞き、瞬時に頭に浮かんだのが「どんぐりの森・山楽校」であった。
 私は農家の4代目である。が、別な仕事を持っており、農業は農繁期に手伝うだけであった。父が80歳になったころ、もう農業は疲れたといった。じゃ、農業で遊ぼうよと行って、草地だったところにシイタケの原木にとコナラ(どんぐりの木)を植え、畑を芝生にしてパークゴルフ場に、田んぼには花ショウブを植えていた。
 友だちは、そのどんぐりの木を見て言ったのだ。
 平成18年(二〇〇六)9月、どんぐりの森・山楽校をやりませんかと呼びかけたところ、十数人が集まった。そして北里大学名誉教授の川村清市さんという優れた指導者を塾長に迎え、翌平成19年(二〇〇七)にNPO法人化した。
 昨年、緑化財団関係の補助金をいただき、6月4日にブナの植樹祭を行なった。これには、市内外及び在日アメリカ人など150名が集まり、記念樹を植えた。
 そのプレートには、「一日も早く兄夫婦が助かりますように」と書いた、身内を東日本大震災で亡くした人も参加していた。また、「キカンボーで泣き虫リョウ、10年後はどうなっているか楽しみです。おじいちゃん」と、孫の成長と木の生長を重ね合わせたのもあった。「H23・10・23結婚で~す 純・尚子」と、幸せを報告したプレートもあった。これらプレートに書かれたメッセージをみると、当たり前の、普通の幸せがいかに大事かを感ずる。
 どんぐりの森・山楽校では、春は山菜採り、夏はホタルキャンプ、また炭焼きなどを行なっている。
 これを機会に、どんぐりの森が市民の森になって行ければと思っている。 

shokujusai.gif植樹祭には多くのアメリカ人も参加した

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