編集長のたわごと

へそ曲がり編集長のおもしろ本紹介 3

[編集長のたわごと]

kyushokudesinu.jpg 給食で死ぬ!!
いじめ・非行・暴力が
給食を変えたらなくなり、
優秀校になった
長野・真田町の奇跡!!

 この本小中高生の子供を持つお母さん、あるいは学校・教育関係者の皆さんに読んでいただきい。
 今、学校での「いじめ」は深刻な社会問題」となっている。平成23年(二〇一一)に認知された小中高の全国のいじめ件数は7万231件(文科省発表)であった。
 しかしこれは、都道府県教育委員会から上がった報告をまとめただけであるから、実態から大きくかけ離れているものと思われる。が、それでもこの件数である。
 そして児童生徒の自殺者数は200人(文科省発表)である。 一方、警視庁がまとめた児童生徒の自殺者数は353人と150名以上の開きがある。いずれにしても、これが現在の学校の状態である。
 私は、学校が荒れたのは今に始まったことではないが、何故こんなにも学校が荒れたのか、長い間疑問に思っていた。その答えを出してくれたのがこの本である。
 大塚貢さん校長として赴任した長野県のA中学校も、生徒がバイクで廊下を走り抜けるやら、校舎内外のタバコの吸殻を集めると、1、2時間でバケツが一杯になるほどの荒れた学校であった。大塚さんがこの学校で三つの改革を実行した。
 ここでは、この本のテーマである給食改革についてだけ紹介する。
 大塚さんはまず、子どもたちが家庭で何を食べているかを調査した。すると、菓子パン、ハム、ウィンナー、ジュース、レトルトカレーや焼肉などであった。
 そして給食は、菓子パン、揚げパン、中華麺、スパゲッティ、ソフト麺、肉などである。いずれも野菜は非常に少ない。
 ところが、これらの加工食品には、毒性の強い、発色材の亜硝酸ナトリウムや、保存用のソルビン酸、防カビ材のOPPなどが使われている。パンは防腐剤を使っているため1ヵ月置いても腐らなかった。大福餅は、防腐剤と軟化材を使っているために、1年経っても腐らず、ふわふわと軟らかかった。
 子どもたちがこんなものを食べているのかと、和食に変え、食材は無農薬、低農薬の米や野菜を使った。
 こうして1年後、非行及び不登校に生徒が一人もいなくなり、学校全体の学力が向上した。
 人間の身体は口から入った食べ物で作られている。食で子どもたちが変わる。究極の食育の本である。
 ここでは、ほんのさわりしか書けないが、ぜひ読んで欲しい。