夢追人ニュース

光は東北から~日本復興のさきがけ~

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 新渡戸稲造生誕150年記念講演
 稲造研究の第一人者佐藤全弘さん(大阪市立大学名誉教授)語る
 nitobeinazou.jpg今年は新渡戸稲造が生まれて150年目。新渡戸記念館(新渡戸常憲館長)及び十和田市教育委員会は、新渡戸稲造の思想なり活動を広く知っていただこうと、新渡戸塾を開講。
 その第2回目の講演は、『新渡戸稲造全集』の編集委員であり、新渡戸稲造研究の第一人者、大阪市立大学名誉教授の佐藤全弘さんであった。
 佐藤さんは、「光は東北から‐日本復興のさきがけ‐」と題して講演。
 東北は、平安時代の初期の貞観三陸大地震、明治の三陸大地震、昭和の三陸大地震、そして今回の東日本大震災と、東北は大きな地震と津波に見舞われてきた。
 また東北は、冷害の常襲地域であり、そのたびに飢饉に見舞われてきた。
 一方、戦前は兵役、戦後の経済高度成長時代には労働力の供給源として日本を支えてきた。
 このように、東北は災害や政治に冷遇されながらも、そのたびに不屈の精神と独立の精神で復興を成し遂げてきた。
 新渡戸稲造は昭和8年の三陸大地震を見ています。
 そして稲造は、英字新聞に書いたコラムで、正直、親切、思いやりの、日常の三徳の実践こそ日本復興の源である。東北には三徳を持つ人々がたくさんいると書いています。
 稲造は、日常の徳とは、正直、親切、思いやりの実行であり、職業的愛国者のいう、愛国心や忠義は信用できないといっています。
 今、日本で必要なことは、震災、原発災害の事実の正直な原因究明であり、東北人の独自性を尊ぶ復興でなければならない。復興は、東北の新しい文化の創造でなければならないと、新渡戸稲造の思想と、東北人への復興の想いを語った。

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