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十和田市がユネスコ認定の「エコパーク」を目指す

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 地域の自然を守りながら地域社会を発展させる
 ekopa-ku.jpg この言葉を初めて聞くひとも多いではなかろうか。
 ユネスコエコパークは、昭和46年(一九七一)に、生態系の保全と持続可能な利用の調和(自然と人間社会の調和)を目的に設立され、世界117ヵ国、610地域が指定されている。
 日本ではまだ数が少なく、屋久島(鹿児島)、大台ヶ原・大峰山(奈良・三重)、白山(岐阜・石川・富山・福井)、志賀高原(長野・群馬)、綾(宮崎)の5ヵ所が指定されている。
 屋久島や志賀高原は誰でも知っているであろうが、平成12年(二〇一二)に指定された綾(宮崎県綾町)は、日本最大の照葉樹林のまちを掲げている。
 エコパークでは、自然を守る保全機能。自然を利用し経済と社会を発展させる。科学的な調査を進める学術支援などが必要である。
 綾町では、照葉樹林を守るコアゾーン、その周辺にある環境教育や野外活動、観光やレジャーに活用するバックファゾーン、人間が自然環境と共生するトランジッションゾーンに分かれ、日本の森から世界の森へのスローガンを掲げており、今では自然の中での人間らしい生活を求める全国各地からの移住者が後を絶たない町である。
 十和田市でいえば、十和田湖・奥入瀬・八甲田はまさにコアゾーンであり、それを活用し活動しているNPO法人十和田奥入瀬郷づくり大学やNPO法人どんぐりの森・山楽校、㈱ノースビレッジの活動がバックファゾーンの活動であり、すでにその下地ができあがっている。が、この地域は十和田市のみならず、青森市や秋田県にまでまたがっている。
 市としては、関係する自治体に呼びかけ、協議会を設置。3~4年かけ研究し、ユネスコに申請したいとしている。

 写真は、晩秋の十和田湖。十和田湖を中心とした地域はエコパークのコアゾーンとして重要である