はたらくひと必読!仕事人!!

(株)石乃店のづき 代表取締役 野月 耕造さん

[はたらくひと必読!仕事人!!]
想いを形にする仕事 家族が最後に住む場所をつくる建築家
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野月 耕造さんプロフィール
 昭和34年6月24日生まれ(54歳)
三沢商業高校中退後、三本木高校定時制に編入。卒業後は内山鉄骨に入社するが目を悪化し、やむなく退社。昭和53年に十和田石材に約2年間働く。その経験を活かし昭和56年に独立して野月石材を起業する。平成3年に販売と製造を分けるために(株)石乃店のづきを立ち上げる。約33年間、石と向き合い石材の仕事を続ける。
 今回は墓石を販売する(株)石乃店のづきを訪ねた。墓石屋さんは文字通りに堅く重い仕事で、どんな人が社長なのか想像していたが、待っていたのは気さくな雰囲気の真面目な仕事人だった。若い頃から起業したかったと語る野月さん。当時は建設業と考えていたがお世話になった石材業で独立。若干21歳の若さで起業したのだから語りきれない苦労もあったのだろうが、その行動力と決断力には驚き感心した。墓石に対する知識もなくいろいろ話しを聞くと知らない事ばかりだった。
 現在は日本の石だけではなく9割近くは海外の大材(大きな石)を現地に行って輸入し日本で石を切り磨く。何万種類もある石の中から使えるのは約60種類。 どんな石でもいいワケではなく模様や耐久性に優れた大理石よりも高価な厳選されたものを使う。それを磨いたものを御影石(みかげいし)と呼ぶ。
 墓石は台座も囲いも含めて墓石で上に乗っている家名を刻んだ石の塔を仏塔(ぶっとう)と呼び、耐震対策のためのゴム質の接着剤などが使われている。墓はピラミッドや古墳のように昔は偉い人が残した証だった。いつから墓というものが出来たのか正確にはわからないが、先祖を敬い供養する気持ちがお墓が生まれた文化だと語る。
 年に2度あるお彼岸やお盆の墓参りなどでは「ありがとう」と言葉に出したり手を叩いて笑って喜んだりするわけではなく、静かに手を合わせて感謝の意を先祖に現す。お墓が怖いものではなく「幸せのシンボル」に見えるような墓石を作り、この先祖を敬う文化を大切にしていきたいと語った。