はたらくひと必読!仕事人!!

(株)協同サービス  支配人 沼岡 基晴さん

[はたらくひと必読!仕事人!!]
深く「ありがとう」の感謝の形 まごころ込めて「ひと」にふれあうおくりびと
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沼岡 基晴さんプロフィール
 昭和36年11月26日生まれ(51歳)
三本木高校卒業後、3年間は水道設備の仕事をし昭和58年に十和田市農協に入社。金融、Aコープ、ブライダル、飼料などの部署を経験し、平成13年に子会社(株)協同サービスに支配人として勤める。
  (株)協同サービスは葬儀会社ということで冷たく感じた扉を開けると、温かく優しい空気を感じさせる沼岡支配人がいた。現在は支配人として13年目となるが、入社当時は農協職員として業種の異なった農協内の部署を、まるで転職しているかのように働いていた。部署異動があれば仕事業務を覚えることも人との関わり合いも最初から始めなければいけないことは大変だったと思い出す。葬祭業は24時間体制の勤務や亡くなった人との関わりなど、農協職員としては無理が生じるため、子会社として旧協同サービス(現・市民交流プラザ(仮称)建設予定地)が設立され出向という形で支配人として働き始めた。その時は十和田市の葬儀の1割をやるかどうかという状況だった。
 昔はお寺や自宅などで葬儀を行っていることが多かったが徐々にホールでの葬儀へと風潮は変わってきた。葬儀の依頼件数も少しずつ増えていき時代の流れと共に平成16年12月に「まごころホール駒街道」(現・農協の隣接地)を設立。人の死を真近で見る仕事は嫌だとは感じない。ただそれを見送る人の心のケアは今でも難しいと感じるという。葬儀は経験した人しか解らない事もあり慣れてる人はいないだろう。親族は悲しみながらも葬儀の準備、火葬、通夜などやるべき事が次々とあり寝る暇もないくらいに忙しい。葬儀の終わった後に少しホッとした親族から深々と「ありがとうございました」と感謝の言葉。それだけで「やりがいのある仕事」だと静かに熱く語る。
 顧客が増え、ホール1つでは日程が重なったりとの苦情もあり、少しでも送る側の気持ちに応えようと平成22年1月に102号線(旧45号線)沿いに「まごころホール十和田」を設立。
 昔は葬儀屋というだけで敬遠された事もあるが、映画「おくりびと」の影響もあり仕事に対する周りの理解は得られるようになってきた。現在は納棺研修や司会や接客マナー、グリーフ(悲嘆)ケアなど講師を呼んで若手の社員育成にも取り組んでいる。これからも送る側の気持ちになって仕事を続けていきたいと笑顔で語った。