はたらくひと必読!仕事人!!

鳩正宗(株) 杜氏 佐藤 企さん

[はたらくひと必読!仕事人!!]
「吟麗」全国新酒鑑評会 金賞受賞!十和田で造り、十和田を愛する酒護職人
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佐藤 企さんプロフィール
 昭和40年12月23日生まれ(47歳)
三本木農業高校卒業後、東京農業大学へ進学。蔵人として働いていた父親の仕事に興味を持ち、昭和63年に鳩正宗(株)に入社。以来26年間、会社と共に歩み、平成16年に十和田市初の南部杜氏となる。
全国鑑評会では青森県内で最多金賞の実績を誇る。
 日本の文化でもある日本酒がどうやって作られているか知っているだろうか?地元を愛し、地元のもので地酒を造る。今回は日本酒を造る職人たちが働く鳩正宗(株)を訪ねた。杜氏(とうじ)である佐藤さんは年齢よりも若く見え、頑固そうには見えない人柄だが、お酒造りが好きな芯のある職人であることが細かく詳しい話しを聞いてるだけで伝わってきた。佐藤さんは父親の蔵人としての仕事に興味を持ち、地元のものでお酒を造ってみたいと思い、この仕事を選んだのだと語る。
 お酒は寒造りと言って寒い時期を利用してお酒を造る。夏に米を育て秋に収穫したお米を精米、洗米する。蒸して酵母と発酵させ酒母を造る。約1ヶ月の間、酒母をアルコール発酵させ醪(もろみ)を造り、圧搾し新酒が出来る。滓(かす)引き・濾過・火入れをし貯蔵。そこまでの過程を経て瓶詰めされたものがやっと3月頃に出荷する。長い期間を厳しい管理と深い愛情をかけた結晶が美味しい地酒となるのだと納得できた。地酒と呼べる酒が全国各地にあるのは酵母、麹(こうじ)、水、米、土、気候、そして地元で働く人、また会社独自の配合など全部含めて地酒は生まれるので同じ味わいは他では造れないと教えてくれた。
 杜氏となった同年に酒粕から造った焼酎「稲本屋 利右衛門」を成功させ、夢であった自家栽培米で造った特別純米酒「佐藤 企」を完成。バラゼミとコラボした発泡醸造酒やアーティストの山本さんと酒プロジェクトで企画した「天祈り」などを限定発売。また第3回目となる青森県を代表する杜氏と共演した「FUTURE4」などこれからも意欲的に挑戦していく姿勢を感じた。