夢追人ニュース

二度と過ちを犯してはならない 「九条・平和文化祭」行なわれる

[夢追人ニュース]
今年のテーマは「満州事変と平和の思想」
 
9jouheiwabunkasai.jpg 今、絶対安定多数となった安倍政権は、戦時下の言論統制を連想させる「特定秘密保護法」を可決。さらには現代の治安維持法とも言われる「共謀罪」を画策するなど、憂慮すべき方向に進んでいる。
 「秘密保護法」が施行されると、会議や取材や調査研究活動を企画する日常的な活動でも「特定秘密の故意による漏えい」や「取得行為」を「共謀」したとして検挙や処罰の危険にさらされると、弁護士団体の一つである自由法曹団は指摘している。
 また「共謀罪」は、原発反対運動など、市民団体の各種抗議行動の立案などが組織的な威力業務妨害の共謀とされる。あるいは居酒屋でそりの合わない上司を叩きのめしてやりたいなどと冗談を言って憂さを晴らせば組織的な傷害の共謀とされる可能性があるという。
 
9jouheiwabunkasai1.jpg 戦後68年、戦前の日本を知っている人が少なくなってきている中で、平和という立場から戦前の日本を当時の資料等によって伝えてきたのが、「九条・平和文化祭」(九条を守る上十三の会主催=白浜浩一会長)である。
 第9回目を迎えた今年のテーマは「満州事変と平和の思想」であった。
 満州事変は、昭和6年(一九三一)、当時の関東軍(満洲駐留の大日本帝国陸軍の軍)が中華民国奉天(現瀋陽)郊外の柳条湖で、南満州鉄道の線路を爆破(柳条湖事件)。それを口実に、日本は満州を占領。以後日本は日中戦争、太平洋戦争へと突き進む。
 
9jouheiwabunkasai2.jpg 「満州事変は総力戦体制の始まり」と題したコーナーでは、昭和3年(一九三三)に小林多喜二が警察により虐殺された事件。昭和4年(一九二九)に無産党の山本宣冶が国会でただ一人治安維持法改悪に反対し刺殺された事件。昭和7年(一九三二)に武装した海軍の青年将校たちが、総理大臣官邸に乱入し、内閣総理大臣犬養毅を殺害した事件など、戦争へ突き進むため反対勢力を次々と抹殺した事件を報じた当時の新聞。満州を「王道楽土」と宣伝した満州事変から満州帝国誕生までのポスターなどが紹介されていた。
 安倍首相が「日本のために尊い命を犠牲にされたご英霊に対し、尊崇の念を表し、手を合わせた」として、A級戦犯が合祀されている靖国神社を参拝したが、非常に考えさせられる「九条・平和文化祭」であった。