編集長のたわごと

翔ぶ

[編集長のたわごと]
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 人生において誰でもが翔びたいと思っているだろう。が、なかなか翔ベないのが普通である。
 マルクス哲学の一つ、弁証法に「量から質への転換」という法則がある。ある一定の量を積み重ねて行くと、あるところで質的に変化するというのである。
 たとえば、水に熱を加えてゆくと100℃で液体から気体に変化し、逆に温度を下げてゆくと0℃で液体が固体にと、質的に変化するあれである。
 小説家も悩み悩んで書いているうちに、あるとき突然に神が降りてきたかのように次々と言葉が出てくることがあるという。
 ただしこれは、努力に努力を重ね、悩みに悩まなければそんな現象が起こらない。
 私もいつか翔べたらと夢を見ている。