はたらくひと必読!仕事人!!

㈱十和田ポニー温泉 支配人 白濵 道義さん

地元と観光をつなげる場所  身体と心を温める温泉とホテル

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白濵 道義さんプロフィール
 昭和47年11月15日生まれ(41歳)
三本木高校を卒業後、小樽商科大学へ進学。卒業してからは日興証券に入社、その後コンピュータ関係の仕事に就き28歳の時に帰郷した。当時、十和田湖のホテルを任せられ経理も担当し、5年前に兄(前社長)が急病で亡くなり、36歳の若さで3代目を継いだ。
 十和田湖へ向かう途中、右手に見えるポニー温泉の社長兼ホテルの支配人としてお客様を出迎える若旦那の白濵道義さんを訪ねた。最初、ポニー温泉はドライブインだった。小学校の頃は皿洗いを手伝っていたが、高速道路が出来てバス観光のお客様が一切こなくなってしまった。そこでドライブインをポニー温泉として再興し、十和田湖の旅館も経営する。地域客と観光客をつかみ、パチンコ店やコンビニを経営するなど、多目な営業をする父親の背中を見て育ってきた。時代は移り変わり、後を継いでからは温泉と旅館、食事処に専念した。それからは新幹線も開通し、外人客も増え、ネット予約にもいち早く対応するなど観光地としての経営も安定していくかに思えた矢先に...東日本大震災は起こった。3ヶ月は宿泊客がほぼゼロという最悪な状況が続き、十和田湖の旅館を閉めた。その時に続ける力になったのが地元の人が集まれる温泉だったと語る。
 現在は大手ビジネスホテルも増え、旅館だけ、安さだけの経営は難しくなり、地元資本のホテルが経営を続けていくためには、それ以外の何かで生き残らなければいけないと考えた。週末は観光客や外人客をもてなす旅館として、平日は仕事などで滞在するお客様のためのビジネスホテルとして、どちらにも対応できる旅館のようなホテル経営へとシフトしていった。シャワーや入浴剤だけに慣れた若い人も増え、家庭の浴室普及率も95%を超えた今こそ温泉にくる意味を持たせたい。
 実は青森県は人口比率で見ると日本で1番多い公衆浴場数があり、源泉の名地でもある。温泉の効能や大衆浴場の良さは、アトピーで悩む人、コミュニケーションが苦手な人にも良い効果が生まれる場なんだと知って欲しいと感じた。そのために回転率のいい温泉経営から、飲食も楽しめ、ゆったりとした時間を過ごせる温泉を目指したいと語る。