はたらくひと必読!仕事人!!

社会福祉法人 北心会 小さな森保育園 園長 宮本 ひろ子さん

[はたらくひと必読!仕事人!!]
 小さな森の大きな守人
子育てを共に悩んでくれる母
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プロフィール 昭和26年12月27日生まれ(62歳)
弘前市で生まれ青森市で保育士として勤める。22歳の時に結婚を機に十和田市へ移住した。児童館や保育園で働きながらも個人で預かり保育などもしていくうちに、自身の保育園を開きたいとの想いが強くなり、33歳で保育園を開業した。当時は無認可の保育園だったが開業から17年、働く職員にも保障を作るために認可申請をした。ADHDの子供も迎え入れる体制も作り、来年で30周年を迎える。

 北園小学校の裏手の方に「社会福祉法人 北心会 小さな森保育園」がある。ここは青森県で初めて知的障害者と呼ばれる子供も受け入れる申請をしたコスモスも併設している保育園で、元気に遊んでいた子供たちにも大人気の園長、宮本ひろ子さんを訪ねた。
 子供が大好きと言わなくても伝わってくる人柄が印象的で、若かりし頃から保育士として働き、自身の保育園を運営するまで並々ならぬ苦労や苦難は子供たちのためという強い意思に感じることはなかった。
 開園当時は無認可だったために運営も厳しく保育士としての悩みもなくなることもなく、忙しい毎日を繰り返していたが、時代は少子化がすすんでいくと同時に知的障害をもつ子供も増えてきたという厳しくも難しい現状にあった。
 この子供たちを何とかしてあげたいとの想いから、保育園だけではなく、障害者を受け入れ支援するための「コスモス」を設立した。また、共に働く保育士の将来のために認可申請を出し、社会福祉法人として保育園を運営する事となった。
 子育ての基本とはなんだろうか?厳しく育てる、過保護、育児放棄など、貧富の生活環境のある中で...正解は未だに見つかっていない。そんな中で宮本さんは子育ての基礎は障害などのハンデをもった子供を見る事だと教えてくれた。出来ないから怒る...から出来なくても出来る所から教える。悪いことをしたらその子のために叱って教える。貧しくても工夫があればその経験がきっと将来の役にたつ。少しポジティブに考える事が出来れば今より一歩は前に進むことが出来ると教えてくれた。十人十色の子供たちがいて親がいる。一人一人に自分の考え方や気持ちを伝えることが正解を見つけるきっかけになればと悩む親たちとの話し合いの場も作っているという。
 これからはグループホームを作ったり、ダンスやピアノの教室を開いたり、障害のある子でも働ける環境や居場所を作ってあげたいと笑顔で語った。