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株式会社 スーパーカケモ 代表取締役社長 欠畑 茂治さん

ベストローカルを目指し
地域と共存していくスーパーな社長
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プロフィール 昭和35年4月生まれ(54歳)
七戸町出身、八戸高校を卒業後、都内の大学に進学し、卒業後は就職を決めて東京で働いていたが、当時母親が重い病気にかかり、急ながら会社を辞めて帰郷した。23歳の若さで母親を亡くすも、翌年には東京の大手スーパーで勉強するために修行に行く。修行後、帰省してからは社員として学び、働きながら、強い信念と共に41歳の時に社長として就任した。最大6店舗まで拡大し、十和田市内では知らない人はいない地域密着型のスーパー。当時は七戸が本店で十和田市には3店舗進出し始めた頃だった。2015年で創業は109年目、会社設立は57年目となる歴史ある企業の社長、そして180人を超える従業員を養っている。七戸町出身だった事もあり、まずは十和田市の事を知ろうと十和田JC(社団法人青年会議所)に入会した。2000年に日本青年会議所にも出向し、副会頭に就任。日本青年会議所の団体組織の中で2番目に青森県十和田市から人材が選ばれた事は驚くべきことで、その活動力、行動力は全国、世界を回った。その経験を活かし、地域密着型のベストローカルを掲げ、スーパーカケモを経営する。

 十和田市にあるスーパーカケモといえば、市内の主婦であれば、誰もがお世話になっている地域密着型のスーパーだ。今回はその歴史ある会社を支えている社長の欠畑茂治氏を訪ねた。これまで様々な場所で何度も面識はあるが、どこか気軽には声をかけにくい凄みのある雰囲気と、意外にも近くまで寄って話しをしてくれる親しみのある2つの雰囲気を合わせ持っているイメージがあり、恐る恐る会社の扉を開けると、欠畑氏は忙しい時期に取材をお願いしたにもかかわらず笑顔で応えてくれた。スタートから会話をする回転の速さと、言い切ってしまう決断力の強さに社長とはリーダーシップをもって引っ張っていく力が必要なんだと感じながらの取材だった。
 会社を運営していくには社員を雇う責任や、経営をプラスにするための戦略、地域に何を貢献し、何をすべきかなど、働く以外にもやるべきことがたくさんある。それを学べたのは十和田市に来て、JC(青年会議所)に入会した経験が自分の力になっていると教えてくれた。JCとは、まちづくり、人づくりの場で、青少年育成や地域の事に注目し、地元の人も知らない十和田市に埋蔵されているポテンシャルを掘り出してまちを元気にする。もちろんまちを盛り上げるには自分も良くなければならない。
 どの職種であれ、小さなまちこそ安さを売りする大手チェーン店に対抗するためにベストローカルを目指し、地元に貢献、還元できる体制が必要だと語る。攻めの農林水産業特別貢献賞(生産者の直売コーナーを最も早く導入、県内の食品企業との連携による商品開発により農林水産業に貢献)を受賞し、有言実行の根拠が欠畑氏の自信となっているんだと感じた。
 また、日本青年会議所という全国の青年経済人が集まる団体組織にも所属し、この小さな街の十和田市から出向し、副会頭にまでなったことがあると聞いて驚いた。この時は欠畑氏は39歳にして日本中、世界中を駆け回ったという。地域に目を向けながら世界を見るという視点は想像も出来ないが、この経験が欠畑氏の力になっているのだと感じた。また、様々な肩書きを持つ欠畑氏は「市援会」の会長も努め、捨てる物をお金に換えて車椅子を寄贈する活動などもしている。
 最近の取材で気が付いた事で、忙しい人ほど、いろんな事をしているのが不思議だと思うと質問すると、仕事が出来る人ほど忙しいのは当たり前だから私はものを頼むときには忙しくて暇のない人間に頼むんだと教えてくれた。欠畑氏の経験からの説得力になるほどとも思いながらも実践できる人材は何人いるんだろうと考えてみて、頭に浮かんだ人たちが十和田市を活性化させてくれるには間違いがないだろうと確信も出来た。
 ベストローカルを目指し、「安心・安全・環境・美味しさ・健康・地産地消」の6つのテーマを掲げ、これからも地域、働く人、会社のために活躍をする欠畑氏を応援していきたいと感じた。