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隈 研吾氏設計の 十和田市民交流プラザオープン!! 

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街の風景が変わる!使いやすさよりデザインを重視した設計

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 老朽化した十和田市中央公民館や社会福祉会館、老人福祉センターなどを集約した形で、中心商店街のど真ん中に作られた十和田市民交流プラザが10月14日にオープンした。
 その設計は、歌舞伎座やブザンソン芸術文化センター(フランス)などを設計。日本建築学会賞やフランス芸術文化勲章オフィシエなど数々の賞を受賞している、世界的に著名な建築家隈研吾氏によるもの。
 中心商店街への公共施設の建設は、郊外型大型ショッピングセンターの出現でデパートや小売商店が破綻し、衰退した商店街ににぎわいを取り戻そうというもの。また、これによって街の風景も変わってくるであろう。
 市民交流プラザは、建物の真ん中にみちの広場(エントランスホール)があり、これを中心に多目的研修室3室、和室3室、子育て支援ゾーンのプレイルーム及び親子ふれあいスペース、料理ができるキッチンスタジオ、作品の発表ができる展示室、サークル等の事務所ともなるスモールオフィスが並び、これに社会福祉協議会と老人クラブ連合会の事務局及び市の管理事務所である総合案内所が入る。建物への入口は市民が気軽に入れるようにと三方から5ヵ所ある。その他陶芸用の窯が機械室の中にある。
 しかし、その部屋の形や並びが不定形になっており、内装や外壁に県産の間伐材を使うなど、使いやすさよりデザインを重視した設計(下の図面を参照)となっており、初めて入館者したひとが迷った(?)という笑い話もあるほどである。
 設計者の隈氏は、
 「修学旅行に来たときの奥入瀬渓流の木漏れ日をイメージして設計した」と語った。
 この市民交流プラザは、現代美術館のようにお客を呼ぶ施設ではなく、市民のサークル活動や作品の展示、あるいは各種団体の会議などで使われる。
 閉鎖する前の中央公民館は年間延べ約9万人、社会福祉開館は約3000人、老人福祉センターは約5000人の利用者があった。その利用者がそのまま市民交流プラザを利用するのであれば中心商店街に約9万8000人と10万人近くが出入りすることになり、文字通り中心商店街の賑わいの創出につながるであろう。
 ちなみに部屋ごとの収容人数は、多目的研修室Ⅰ24人、多目的研修室Ⅱ50人~60人、多目的研修室Ⅲ20人、展示室(展示他会議等でも使用可)20~30人、キッチンスタジオ24人、和室Ⅰ21畳、和室Ⅱ14畳、和室Ⅲ14畳、エントランスホール50人、プレールーム30人、親子ふれあいスペース12組、スモールオフィス17区画となっている。そして駐車台数70台、駐輪台数45台となっており、施設の利用者は無料である。
 しかし、エントランスホールで50人、多目的研修室のⅡ、Ⅲを併せて使っても最大80人で、社会福祉協議会では100人以上の集まりは南公民館などを使わざるを得ないといっている。また、子育て支援ゾーンのプレイルーム及び親子ふれあいスペースはフラットではなく、それ以外での利用は難しい。
 世界的にも著名な隈研吾氏の設計で対外的には話題性があるが、今後これをどう活用するかは市民の肩にかかっているといえよう。
 総工費9億3500万円。

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 問い合わせは、市民交流プラザ℡0176‐58‐5670迄。