夢追人ニュース

世界的な免疫学者青森県出身の阿保徹さん講演

[夢追人ニュース]
社会福祉法人福祉の里第2回生涯学習講座
「健康で生きるための免疫力」を語る

 創立20周年を迎えた社会福祉法人福祉の里(山本孝司理事長)の、その記念事業としての第2回生涯学習講座が、このほど世界的な免疫学者安保徹新潟大学名誉教授を迎えて十和田市民文化センターで行われた。
安保さんは青森県出身で、平成8年(一九九六)に「白血球の自律神経支配のメカニズム」を発見した他、『体温免疫力』(ナツメ社刊)、『「まじめ」をやめれば病気にならない』(PHP新書)、『病気知らずになる免疫力の高め方』(中経出版刊)など、免疫に関するたくさんの著書がある。
 安倍さんは「健康で生きるための免疫力」と題し、日本人のようにまじめで責任感の強い民族は、職場で悩みを抱えたとき全部一人で解決しようと思って、悩みに悩んで身体を壊すひとが多い。身体の無理も心の悩みも原因は違って見えるけれども、起きてくる体調はよく似ている。それは自律神経のうちの交感神経が刺激されることによって起こるわけです。
 私たちは日中活動して、夜は睡眠をとって疲れを癒して生きているわけです。この活動を支えるときの体調を無意識につくってくれているのが自律神経のうちの交感神経なわけです。交感神経が働くと脈が早くなるし、血圧が上がり、血糖が上がる。それで血液に酸素と栄養を送って働いたりスポーツができるわけです。
 ところが働いてばかりいると疲れますから、夕方あたりから自律神経のうちのもう一方の副交感神経が働きだして、脈を少なくし、血圧、血糖を下げるという形で休息、睡眠に入ってバランスをとっているわけです。
 この自律神経のメリハリのいいひとは、日中バリバリ仕事ができる。夜は十分眠り足りて翌日に疲れを残さず60歳になっても70歳になってもいつまでも健康で生きられるわけです。
 自律神経の次に覚えていただきたいのは白血球の働きですと、細菌などの外敵から身体を守るマクロファージ、リンパ球、顆粒球などの仕組みを、若干青森なまりの抜けきらないユーモアを交えた親しみのある言葉で話しをした。
 「免疫力」についは、健康についての最も基本的なことなので、ぜひ安保さんの著書を読むことをお勧めしたい。