編集長のたわごと

新渡戸記念館が廃館?何故??

[編集長のたわごと]
 新渡戸記念館の突然の「閉館」、そして「廃館」。さらには「提訴の構え」などというニュースに驚いた方も多いであろう。市民には何がなんだかさっぱりわからない。
 事はこうだ。今年2月に太素顕彰会から新渡戸記念館が耐震上コンクリート強度が基準に満たないから4月1日より休館すると伝えられた。さらに新渡戸家の史料を寄贈するのかしないのか。しないのであれば廃館にするから新渡戸家の史料をかたずけろと通達された。それも話し合いもなく突然にである。そして十和田市は6月議会に廃館を提案するというのである。
 ここで幾つかの疑問がある。一つは耐震強度だが、新渡戸記念館は窓がほとんどないコンクリートの四角い箱である。新渡戸記念館が出来て50年の間に十勝沖地震、三陸はるか沖地震と二つの大きな地震があった。この二つの地震で新渡戸記念館にはヒビ一つ入っていないのである。さらに耐震審査をした業者が新渡戸記念館の設計図すら見ないで結論を出している。
 この新渡戸記念館は、元東大教授生田勉氏の設計によるものである。
 二つには寄贈しないのなら廃館にするというが、常識的には記念館が古くなったので今後新しい記念館を建てるにしても個人の持ち物には税金を使うことができないので寄贈していただけないでしょうかとお願いするのが筋ではないか。
 三つには、これは十和田市の成り立ちに関わる重要な市民の財産でもある。それを簡単に廃館していいものか。
 四つ目には、市は解体費用(案)をすでの計上している。市民の議論もなく解体を何故そんなに急ぐのか。裏に何かあるのか。疑問だらけの今回の出来事である。