編集長のたわごと

安倍政権に一番心を痛めているのが実は天皇陛下だ

[編集長のたわごと]
 私はこれまで天皇というものをあまり好きにはなれなかった。それは戦前の日本軍国主義のイメージにつながるからである。が、4月に天皇は第二次世界大戦で多くの日本人が玉砕したパラオを訪れるに当たって、「先の戦争で数知れぬ帰らぬ身となった人々のことが深く偲ばれる」との言葉を述べた。今度は玉音放送の原版を公開するというニュースを聞いて、戦争する国に突き進む安倍政権に一番心を痛めているのが実は天皇陛下ではないだろうかと思った。
 しかし、天皇陛下は政治的な発言は一切できない。だからパラオを訪れたり、玉音放送の原版を公開して日本を再び戦争をする国にしてはならないと、国民へメッセージを発信してるのではなかろうか。
 一方安倍晋三は、同じ4月にアメリカを訪問して、戦争法案を夏までには必ず成立させますとアメリカの議会で約束した。以後何がなんでも戦争法案を通そうと国会の会期を過去最大の95日間延長した。しかし時間が経ち戦争法案の中身が明らかになるにしたがって「アベ政治を許さない」と、反対運動は国民各層に広がり、安保以来の大きな国民運動になりつつある。
 審議の過程で、安倍晋三を支える議員による報道圧力問題が浮上。業を煮やした自民党の高村副総裁は国民の理解が不十分でも採決するという始末。一番怖いのは、日本の戦前の戦争は間違っていなかった、戦前の日本に戻そうという「日本会議」のメンバーが安倍政権の閣僚の八割を占めていることである。
 戦後70年、日本の平和主義が今最大の危機的状況にある。