生徒諸君!青森の子ども

三農植物科学科生徒が奥入瀬渓流の「苔」と 伝統工芸の「きみがらスリッパ」で学ぶ!! 

[生徒諸君!青森の子ども]
【奥入瀬渓流と苔(自然観光資源)】
 10月13日に三本木農業高校植物科学科の生徒が奥入瀬渓流の「苔」の観察会を行った。これからの十和田湖・奥入瀬渓流の活性化のひとつのテーマとなるであろう苔の価値を学ぼうと企画した。自然観光資源である苔の歴史や重要性を学び環境保全意識を高め、苔を活かした観光活動を知り地域活性化について考える機会とするのが目的。
 奥入瀬渓流は川が流れる岩の上に苔が生え、そこに鳥などが落とす糞に混じった草木の種が成長し、川に囲まれた岩の上に樹が育つという珍しい特徴がある渓流だ。人が作り育てたのではなく、長い年月を掛けて自然が生み出した貴重な価値は護っていかなくてはならないと感じた。
 今回は観察が目的でスマホを手に持った生徒らは楽しみながら景観を写していた。奥入瀬渓流館で講義から始まり観察会、十和田湖の文化や自然環境・多様な生物などを施設で見学し、最後は休屋から遊覧船に乗って自然を満喫した。十和田湖・奥入瀬渓流の自然から学ぶ授業は終わった。
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【伝統工芸(デントコーン)の収穫】
 日を別にして同じく三本木農業高校植物科学科の生徒らが十和田市伝統工芸のひとつ「きみがらスリッパ」を無くさず次の世代に伝えようと生産組合と三農生徒が連携し、播種作業・除草作業を経て10月20日にデントコーンの収穫を行った。
 今年で3年目となる十和田きみがらスリッパ生産組合と連携した栽培・研究活動への取り組みは地域の伝統工芸を守るとともに、子供たちの地域活性化への意識を育む事が目的。慣れない作業ながらも地道に一本一本子実をねじってデントコーンを摘み箱に積み入れる。それから薄い皮を一枚ずつ剥く作業を繰り返す。子実はほぐして飼料として売り、残った皮を編んできみがらスリッパを制作するという。一日に一足しか作れず3千円で販売、手間ひまのかかる作業で効率がいいとは言えない。しかし伝えていかなくてはなくなってしまう伝統工芸は市が特産品として協力し、三農生徒が労働力として協力することで地域に根付き価値を生み出すのだろう。後継者不足に悩む農業や伝統工芸に興味をもつ生徒が一人でも増える事を願いたい。
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