はたらくひと必読!仕事人!!

株式会社 大竹菓子舗 専務取締役 大竹 正貴さん

[はたらくひと必読!仕事人!!]
ご当地スイーツ選手権2連覇!!
  生涯修行中のお菓子の職人
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プロフィール 昭和41年11月27日生まれ(48歳)
三本木高校を卒業後、東京製菓学校洋菓子科に進学。卒業後は埼玉で2年、東京で3年間働きながらフランス語を勉強。25歳の時にフランスに修行のために留学し、パリ・南フランス・シャンパーニ地方などを周りながら職人としての腕を磨く。阪神大震災がきっかけで日本に戻る事を決意。帰郷後は地域のため、会社のために今もなお修行を積み重ねる。

 全国ご当地スイーツ選手権を二連覇中の(株)大竹菓子舗の職人であり、専務取締役の大竹正貴さんを訪ねた。御菓子屋の家に生まれた大竹さんは迷うことなく製菓の道に進み、都会や海外で腕を磨き帰郷する。驚くのは当時十和田市ではまだ普及が遅れているネット販売に着目し、いち早く始めた事。今よりもシステムが難しく受注も発送も手間がかかるだけではなく、経理や営業やお菓子作りまで何でもやらなくてはならなかったため寝る間も惜しんで仕事に明け暮れていた。今思うとフランスでの修行時代にひたすらお菓子作りの技術を磨き、味を追求していた頃が一番楽しかったかもしれないと思い出す。
 昔はいいものを作れば売れる時代だったが今では工夫しても簡単には結果が出ない難しい時代になってきた。青森県産にこだわった食材を使用したり、県内外のイベントにもテナントで出展し販売するなど時代に対応した様々な手法で会社だけではなく青森県を盛り上げようと頑張っている。
 その取り組みの一つとして十和田の米粉を使ったスイーツがある。小麦アレルギーのお客様が増えてきたため生まれた商品だが、米粉の特徴としてデンプンの老化が早く扱いは難しい。諦めずに素材を研究し、完成までは約10年近くかかったという。その米粉を使ったスイーツで全国二連覇するのだからさすがとしか言いようがない。
 また、輸入の値段が高くなってきた事もあるが青森県産の食材で姿・形の悪く出荷出来ないものを全て引き取ってジャムやペーストとして活用するなど青果農家にとっても必要な存在となっている。米粉から果物まで青森県の魅力を全国に伝える菓子舗としてこれからも活躍に注目していきたい。