夢追人ニュース

鬼丸昌也さんの講演に生きる勇気をもらったの声

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 ウガンダやコンゴでの元少年兵たちの社会復帰や岩手県大槌町の復興刺し子プロジェクトなどを行っている、認定NPOテラ・ルネッサンスの創始者鬼丸昌也さんの講演会が3月5日、十和田市民文化センターであり、参加者から感動した、勇気をもらったなどの多くの感想が聞かれた。
 これは社会福祉法人福祉会(山本孝司理事長)が一般公開講座として行ったもの。
 鬼丸さんは「ひとり一人に未来を作る力がある」と題して、ウガンダは1980年代後半から内戦が始まり、反政府軍「神の抵抗軍」(LRA)が約6万6千人もの子どもたちを誘拐し兵士に仕立ててきた。その結果平均年齢13歳という子ども兵だけの軍隊も作られた。
 またコンゴ民主共和国では1998年から大きな紛争が続き以後10年間での犠牲者は540万人といわれている。コンゴの紛争でも500万人以上の子どもたちが兵士として徴兵された。5歳で子ども兵になった子どももいた。
 なぜ、ウガンダやコンゴで紛争が絶えないか。それは先進国の責任である。コンゴには携帯電話や電子機器に使う希少金属であるコルタンが世界の埋蔵量の約8割がある他、金、銀、ダイヤモンドなどの天然資源が豊富である。これら高く売れる資源をめぐっての内紛である。
 鬼丸さんの認定NPOテラ・ルネッサンスは、これらの国に行って、元少年兵たちに文字を教え仕事を教え、元少年兵が自立できる活動を行ってきている。
 結果、ウガンダでは月収128円しかなかったものが支援で仕事を身に着け働くようになってから月収が7008円に増えた。これは現地の公務員並みの月収である。
 また国内では、3・11の東日本大震災で町長他死者803人、行方不明者474人が犠牲になった岩手県大槌町。震災以降、何もやることがないといっていた大槌町おばちゃんたちに「刺し子をやろう」といって、大槌刺し子プロジェクトを立ち上げ、おばあちゃんたちは働きだし元気になった。今は復興の一つの手本ともなっている。
 ウガンダやコンゴの元少年兵たちも、そして大槌町のおばあちゃんたちも、働くことによって未来をみつけている。つまり誰でも「ひとり一人に未来を作る力がある」。誰でもやれると結んだ。