生徒諸君!青森の子ども

伝統工芸きみがらスリッパ・ぞうりを守る 三本木農業高校の植物科学科生徒×手芸部の取り組み

[生徒諸君!青森の子ども]
 きみがらスリッパとは馬の飼料用作物であるデントコーンの皮を再利用しようと製作された伝統工芸品で、現在は昭和38年に設立された十和田きみがらスリッパ生産組合がとわだ産品販売戦略課とともに十和田市の特産品として生産・普及・販売に努めている。しかし後継者不足や高齢化の問題もあり、継承は難しいという現実がある。
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 そこで三本木農業高校植物科学科では生徒の地域活性化に貢献していく姿勢と態度を育てるために十和田きみがらスリッパ生産組合と連携した活動を行い、地域の伝統工芸品を守っていこうと播種・除草・収穫などを手伝ってきた。今回は校外研究活動の作製実習として3月5日に十和田市勤労青少年ホーム2階に集まり、きみがらスリッパを作製する事となった。今回からは手芸部も科と部のコラボレーション活動として参加。一足作るのに1人1日かかってしまうというきみがらスリッパも生産者数が増えれば生産量も増える。初めての作業に慣れた手つきで説明を聞きながら編み込んでいた。
 目的は伝統工芸を守る事だが生産組合の人たちの話しを聞きながら取り組む生徒らの姿には昔懐かしの温かい情景が見られたようにも感じた。この活動に携わった生徒らは友達とは話せない学校では学べない大切な事を経験しているのかもしれない。
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