夢追人ニュース

映画『八甲田山』写真展好評

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十和田市郷土館 ~6月26日迄

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 昭和52年(一九七七)今から39年前に公開され大ヒット。日本映画として配給収入の新記録(当時)をマークした映画『八甲田山』。これは明治35年(一九〇二)に青森の連隊が雪中行軍の演習中に遭難し、210名中199名が死亡した事件(八甲田雪中行軍遭難事件)を題材にした映画である。
 これは、気象学者でもあった新田次郎の『八甲田山死の彷徨』を原作とした映画であるが、その新田次郎に資料を提供したのが旧十和田湖町の「八甲田遭難事件」の調査に生涯をかけた小笠原弧酒(本名=広治)であった。

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 出演は、高倉健、北大路欣也、加山雄三、栗原小巻、加賀まりこ、秋吉久美子、三国連太郎など、当時のそうそうたる顔ぶれである。
 映画は、極限状態での組織と人間のあり方を問いかけ、北大路の台詞「天は我々を見放した」は当時の流行語になった。
 しかしこの映画によって青森県は人が凍るほど寒いところだ。人の住むようなところではないというイメージを植え付けたのも確かである。
 この写真は、青森県出身の写真家藤巻健二さんが当時スチール写真を担当。その写真の中から115点が展示されている。今から40年近く前である。俳優たちの若かりしころの写真が見られる。
 映画には地元の人たちがエキストラとして出演した他、弘前歩兵第31連隊を雪深い道を案内した滝沢さわ役を秋吉久美子が演じたが、その後ろ姿を演じた三浦(旧姓=斗沢)道子さんの写真他、雪中行軍の当時の写真も展示している。
 凍りついたメーキャップは、ロウを溶かして垂れ流したという。

 会場/十和田市郷土館。会期/6月26日(日)迄。入場無料、問い合わせは、℡0176‐72‐2313迄。