はたらくひと必読!仕事人!!

株式会社 ヨコサワ 代表取締役 横澤 賢司

1人から始まった機械と人が接する工場
積み重ねた信用と実績で挑戦し続ける仕事人
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~横澤賢司プロフィール~
 昭和29年7月27日生まれ(61歳)
三戸町出身。当時の農業研修所(現営農大学)に進学するが、中学3年生の時に自身に起こったバスの転落事故の後遺症で身体を痛め、通学を断念。学校を中退し実家の農業を手伝うことになる。造林関係の仕事をしながらも18歳を過ぎてからは冬季は家族で出稼ぎに出ていた時代があった。21歳の頃に国内を回っていた調査ボーリング(地盤検査)の会社に作業員として働き、そのままついていく形で会社に入社し、全国を回った。27歳で退社後に地元に帰郷し、名川町にある製鉄所のプレス部で溶接工の募集があり資格はなかったが入社し、研修を受け半自動溶接の資格を取った。仕事は順調で30歳で結婚したが...オイルショックで仕事がなくなり会社を辞め農家に戻った。退社する時に近所の農家のために趣味の範囲で溶接の機械を買った。近所の農機を直したりとしていたがお金にはならず、以前お付き合いのあった会社に直接電話して仕事を貰えないか聞いてみた。三戸町にある自宅で仕事を受けることとなり、すぐに忙しくなったため、手積みでの運送に時間がかかり過ぎる地元から倉石に土地を借りて小屋を建てた。当時の佐々木農機から仕事を貰えるようになり、仕事はどんどん忙しくなった。知り合いから諸事情から工場が1つ空いていると声を掛けられ、平成元年に横澤溶接工業所として現在の場所に移転し創業した。少しずつ工場を拡大し、平成17年に株式会社ヨコサワに社名を変更した。

仕事人・横澤賢司
 今回紹介したいのは十和田市藤島にある株式会社ヨコサワの代表取締役を務める横澤賢司さんだ。
 ㈱ヨコサワは板金加工の工場で、機械の組み立てに必要な部品を溶接やカット、ベンダー(曲げ)などして製作する仕事。現在は仕事は増えるが人員が足りない嬉しい悲鳴を上げていて、国外に人材を育てに視野を拡大中の勢いのある会社の始まりに驚く。
会社の誕生
 プロフィールにも書いてある通り、30歳の頃の本業は造林業などを営む農家だった。最初は自宅で近所の農機の溶接や修理などを趣味の範囲で個人でしていた所から始まった。しかし、お金にはならないと自分で以前の職場で付き合いのあった会社に直接電話を掛け、仕事を貰う事となる。個人で会社から仕事を貰うという発想にたどり着いた事には驚く。
 すぐに忙しくなり、自宅も手狭になり、運送の効率を上げるために隣町へ小屋を借りて仕事を受けることとなる。もっと忙しくなり、個人で受けれる仕事の量は超えてしまったため、お手伝いとして個人で従業員を雇うまでとなる。切らすことなく増やしてきた人とのお付き合いから声を掛けられ、複雑な諸事情もありながらも工場を借りられる事となり、平成元年(33歳の頃)有限会社 横沢溶接工業所が誕生した。家の庭で1人でやっていた趣味の溶接が約3年で工場をもつ会社として生まれ変わったのは決して偶然ではなく、仕事へ対する姿勢と人とのお付き合いを大切にしてきた結果があるからで、今の優しい顔からは想像もつかないような血の滲むような努力があったのだと感じた。
小さな事からコツコツと
 業務は機械を組み立てるための部品を作ること。一言に機械の部品といっても厚さや硬さ、材質がそれぞれに違い、相手先の要望に応えてカットや穴あけ、溶接や曲げなど細かな作業が多い。大手が嫌がるような少量の部品生産や急ぎの仕事なども出来るだけ断らずに受けてきた。どんな注文でも受けるために溶接用の機械なども少しずつ増やしていく。リーマンショックの時も積極的に営業に回り逆に業績を伸ばしていった。気が付くとここでしか生産できない製品もあり、仕事の付き合いはどんどん増えていって業績を伸ばし工場は徐々に拡大、従業員も少しずつ増えていき、現在は株式会社ヨコサワとして40名を超える従業員を養う会社となった。
課題と挑戦
 手作業と機械作業を併用して部品を作っていくが最終的に大切なのは「人」だという。工場が軌道に乗っても人が足りなければ完成も出来ずに納期にも間に合わない。工場勤務の機械作業のイメージや若者の地方離れなど原因は様々あるが人材不足が今の一番の課題だという。昔は出来ない人は辞めてもらってもいいと思っていた時期もあったが、今は不器用でも時間はかかるがじっくり育てれば後から結果はついてくる。一番は辞めない人材が必要だと語ってくれた。また、課題を解消するために現在はフィリピンに設計事務所を構える計画をし、人材を育成しながらも海外への進出も視野にいれている。
 「ものづくり」のルールは何でもやってみようと思う姿勢。製品チェックを怠らずに部品の精度を上げていく。少量でも急用でも必要とされている仕事は受け、納期は従業員の力を借りて遅れないことが信条だと語る。無理だ駄目だと思わずに前向きに目標に挑戦していく姿勢が会社を成長させてきた横澤さんの魅力なんだと感じた。

営業品目~溶接(S.S、ステンレス、アルミ)板金・パイプ加工、シャーリング加工、切断加工、レーザー加工(5尺超)、ベンダー加工(油圧)、アングル加工、パイプベンダー加工、製缶加工、精密板金加工、機械加工、カッティング・ブランクCO2レーザー加工、試作品加工、CADなど
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