はたらくひと必読!仕事人!!

漆畑ファーム株式会社 代表取締役社長 漆畑 善文さん

[はたらくひと必読!仕事人!!]
大地の恵みに感謝して
 牧草育て笑顔をつくる
urusihatayosihumi1.jpg
~漆畑善文さんプロフィール~
 昭和50年2月27日生まれ(41歳)
旧十和田湖町出身。高校は片道40分をかけて三本木農業高等学校畜産科に進学し卒業。卒業後は東京にある㈱丸金おおつかに就職。和牛の抜骨など解体する卸売業者で牛を部位ごとに分ける作業を学んだ。実感の事業が規模を拡大してきた事をきっかけに23歳で帰郷し、家業である漆畑畜産に入社した。そして3年前に粗飼料などを専門に販売する漆畑ファーム株式会社を起ち上げ独立した。

 今回訪ねたのは今年、短角牛専門店・牛楽館を新規出店した漆畑畜産から独立した漆畑ファーム㈱の代表取締役社長・漆畑善文さんだ。ゆっくりとした優しい口調と腰の低い姿勢で出迎えてくれた。もともと漆畑畜産は自家製の餌で育てた十和田湖和牛や短角牛にこだわり出荷していたが、規模が拡大してきたために畜産業と飼料製造業を分業する事を考えた。
 3年前に漆畑ファームを独立する運びとなり、今まで学んできた畜産ではなく牧草や稲ワラなどの粗飼料の生産・販売を業務とする物流を担う事になったが、どちらも自然の恵みに感謝して大事に育てて出荷するという点は変わらない。現在ある草地を少しずつ広げていき将来的には400haまで拡大していきたいという漆畑さん。より営業に回って売り上げを伸ばし、会社を拡大していきたいと意欲も語る。
 牧草は刈ってから時間がたったり、雨などにさらされると傷んで栄養が落ちる。牧草を伐採しながら鮮度を保つ梱包が出来るという最新の農機を購入し、新鮮な粗飼料を提供できるのが強みだという。乳牛の出が良くなったと評判もあり、全国草地畜産コンクールで農林水産大臣賞を受賞しているお墨付きだ。
 かなり厳しかったという経営セミナーにも入会し、様々なことを積極的に学び、一生懸命に経営理念を作った。大地の恵みに感謝し、農地を耕し成長する。ここで疑問になったのは豊かな農地を耕すために自然を壊すという矛盾。生きるために食べるという行為が必要な生き物だからこそ大地の恵みに感謝することを忘れてはならないと教えてくれた。将来的な夢は息子と一緒に観光できるような牧場を作って笑顔が集まるような場所をつくっていきたいと笑顔で語ってくれた。