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もの忘れフォーラム2016 認知症について理解しよう

[ローカルニュース]
 11月12日に十和田市民文化センターで「上十三もの忘れフォーラム2016」が開催された。認知症について講師を迎える講演4つと質疑応答のパネルディスカッションで構成される。会場を埋め尽くす来場者を迎え、総合司会の阿部クリニック院長・阿部芳則先生が流暢な会話で司会を進める。
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 講演①は十和田市立中央病院 脳神経外科 診療部長・赤坂健一先生が務め「脳卒中・認知症と運転」をテーマに進められた。最近は高齢者の事故が多く取り上げられているが免許をはく奪することは出来ない。どうやって運転免許を「卒業」してもらえるかを考えると伝えた。
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 講演②は高松病院 認知症疾患医療センター センター長・高松幸生先生が「地域で考える認知症と運転」をテーマに講演する。危険な認知の運転の可能性があっても日常生活に支障が出る場合が多く地方では特に車社会、バスや電車の公共機関よりもタクシーなどの利用が多く生活面でも厳しい。実際にアンケートを取った結果を見ながら現状を把握し傾向を考える。医療・介護・生活支援の充実を循環させる「地域包括ケアシステム」を考えていきたいと伝えた。
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 講演③は十和田警察署交通課指導取締係・川村泰弘さんが「高齢者の交通事故の現状について」をテーマに務める。交通課では一般的に65歳以上を高齢者とする。十和田市内では全体的に交通事故は減っているが高齢者の事故は増えている。身近に起こった事故例や人口と運転年齢人口の推移のグラフなどを見せた。人身事故は当人だけではなく家族までも巻き込んでしまう、免許証を返納し、一部公共機関などでサービスを受けることが出来る「運転経歴証明書」というものがあることを伝えた。
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 講演④は竹内淳子&じゅんちゃん一座の寸劇「和田黄門~このカードが目に入らぬか!!~」が開演された。今回で6作品目となる寸劇。認知症のお爺さんがいる、とある一家の日常を楽しく学ぼうと結成された。来場者は心当たりがあるのか所々で笑いがおこる寸劇で運転経歴証明書を手にしたお爺さんとその家族が演じられた。じゅんちゃん一座は今回で記念すべき100回目の寸劇となり、公益財団法人ソロプチミストから社会ボランティア賞を受賞した事を報告。一座起ち上げに尽力を尽くした竹内淳子先生と清水恵美さんに感謝状が手渡された。
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 後半は質問に対する意見交換のパネルディスカッションが行われ、認知症について理解を深める上十三もの忘れフォーラム2016は閉会した。