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 平成28年度精神保健福祉セミナー 大人にもある?発達障害を知ろう!

[ローカルニュース]
 3月9日にサン・ロイヤルとわだで「平成28年度精神保健福祉セミナー」が開催された。
 開会の挨拶では一般財団法人済誠会代表理事・江渡篤子さんが「障害者への理解と支援を深めていかなくてはならない。今回の講演は大人にもある発達障害、障害者虐待防止について素晴らしい講師の方がきてくれました。しっかりと聞いて学びたいと思います」と挨拶した。
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 第1部は「発達障害の診断と治療」~大人の発達障害を含めて~をテーマに講師に青森県立精神保健福祉センター所長・田中治先生(医学博士・精神科医)を招いて講演は始まった。配布された資料には解り易いようにADHDについて記載。大したことのないような問題でも仕事や生活面で支障をきたしている人が多く、その原因が実は大人の発達障害であることが多い事がわかってきた。発達の定義としては精神発達遅滞・自閉症スペクトラム障害(自閉性障害やアスペルガー症候群などがまとめられた障害)・注意欠陥多動性障害・発達性協調運動障害など複雑な障害・症状・疾患が重なっている事を指す。
 幼少時は自身では気付きにくいために周りの支援が必要、大人になってからは自分で気が付くこともあり、しっかりと症状と向き合う事で解決できることもあると伝えた。
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 第2部は「障害者虐待の防止と権利擁護」をテーマに青森県障害者権利擁護センター係長・中谷隆則氏が講師を務めた。初めに利用者からの苦情の傾向や件数をグラフにして発表。現在は不適切な対応などのサービス苦情件数もなくなってはおらず、支援(仕事)が未熟であると虐待に走る傾向がみられる。小さな事でも重要で人によって当たり前の事でもプロ意識を持って行動しなければ傷つけてしまうことがあると例をあげて説明した。「○○ちゃん」や「○○くん」と呼ぶことは虐待?プロレスごっこ遊びは虐待?職員の思いや考えに利用者を合わせようとするのは虐待?些細な事でも受け取る側の価値観で考える事の難しさを知り、多様な考え方に柔軟な対応で支援をして欲しいと伝え講演は終了した。