ローカルニュース

これからの地域の課題 「医療・介護」と「住まい」で考える

[ローカルニュース]
 (公社)青森県宅地建物取引業協会十和田支部(以下、宅建と略)が10月13日に富士屋グランドホールで一般公開セミナーを開催した。去年は境界線をテーマにした講演だったが今年のテーマは「家で生きる‐医療と住まいの話‐」と題して会場には宅建関係者以外に医療や介護に従事する関係者が多く来場した。
 橋場寛支部長が「今までの専門分野ではない医療と地域の問題を考えるセミナーにしたい」と開会の挨拶をした。これは現在十和田市は約94%の高齢者が持ち家を持っている全国でも珍しい地域だが、少子高齢化が進み、近い将来には確実に高齢者の独り暮らしや相続のない空き家が増えていく傾向にあるためだ。
 十和田市中央病院を退職し、現在は一般社団法人緑の杜代表理事、日本財団在宅看護センターみどりの風訪問看護ステーション管理者兼務で活動している太田緑さんと、さくら居宅介護支援事業所の管理者・中野渡俊明さんが講師を務めた。生き物であれば必ずくるものは「死」であるが、誰と何処でどのようにして生き、最後を迎えるかは自分で決める事が出来る。人口の推移やアンケート結果をスライドで流しながら地域が抱える問題と高齢者の悩みやニーズ、地域包括ケアシステム(医療・介護・予防・住まい・生活支援を確保する体制)をどうするべきかを語った。
 例として独り暮らしが困難で医療や介護が存分に受けられない高齢者のために、空き家を活用したホームホスピス「かあさんの家」の開設を紹介。第二の自宅としてゆるやかに暮らせる人生最後の居場所づくりをしたいと始めた事と同時に開設までの様々な地域ごとの課題も伝えた。各自治体で決められている消防法があり、現在の十和田市では難しい事も質問の中で明らかとなったが、これからの時代に合わせた医療と介護の充実、空き家問題の課題をどうするかを考えさせられる講演となった。
 また宅建では県内8つの会場で空き家相談会も開催。十和田市は11月24日(金)に市民交流プラザ トワーレで行われる。お問い合わせは...017‐722‐4086迄
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