生徒諸君!青森の子ども

十和田市立第一中学校の『ふるさと学習』 郷土を学び未来を考える

[生徒諸君!青森の子ども]
 十和田市立第一中学校では「郷土愛」を軸としたキャリア教育に力を入れ、3年間を通して取り組む「ふるさと学習」では、奥入瀬モスボール工房 苔玉職人・起田高志氏を講師に学ぶ「コケ玉ワークショップ」や沢田小学校、法奥小学校、十和田ふぁみりーずと交流し意見を交わす「地域交流ミニサミット」を実施したり、とわだぴあ内 匠工房で「南部裂織ワークショップ」を体験したりなど幅広く地域資源や伝統工芸に触れ合う学習に取り組んでいる。
 10月27日には「未来への架け橋講座」と題し、市内6企業を学校へ招いて働く人の考え方や会社が何を大切にしているかを学んだ。校長先生は「みなさんは将来働くことになる。給料だけではなく生きがいをもって仕事をし、その仕事は誰を幸せにしているのか?様々な視点で見て、聞いて、考えて自分の将来を選択して欲しい。」と伝え開講の挨拶をした。
 協力企業は福萬組・橋場不動産・十和田警察署・中央病院・ビーコーズ(WEBデザイン会社)・京甘堂の異業種が集まり、班に分かれた60名の生徒それぞれに企業が講義を行った。
 ▽橋場不動産は不動産業は土地や建物などを売買し貸したりするのが業務。学生さん、転勤の人、結婚する夫婦など住まいを探す条件はそれぞれにあり「お客様に合った生活の居場所を一緒に探す」ことがやりがいだと話した。生徒にお客様と物件の例を何パターンか用意し、条件に合った住まいを紹介する練習をした。
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 ▽福萬組は「笑顔を守るための仕事」をテーマに道路工事や上下水道工事だけではなく、除雪やパトロール、防災訓練、災害復旧活動なども誰かの笑顔のためにやっていると伝えた。また、総合建設業として1つのものを作るのには様々な専門職種の力が必要で地域の企業とチームを作って協力し、みんなの笑顔を守るために安全を重視していると笑顔で伝えた。
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 ▽株式会社ビーコーズはIT企業でホームページや企業ロゴ製作など専門知識を活かして会社の手伝いをするのが仕事。また、誰でもプログラムで出来る何かを考え、そのアイデアで稼げるかなどを指導する村岡塾を開設したので誰でも会社見学にきて聞いて欲しいと伝えた。
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 ▽京甘堂はケーキ作り体験ではなく、職人を呼んでケーキ作りの技術を見てもらい、何を大切にしているかを伝え、今まで苦労した体験談や社長としての心構えなど生徒に伝えた。
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 ▽中央病院はリハビリテ―ション科から理学療法士が講師を務め、高齢者等地域リハビリテーション広域センターとしての役割を伝えた。また、理学療法士を目指したきっかけや目標を叶えるために勉強する大切さを話した。
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 ▽十和田警察署は指紋の鑑識と白バイ体験。偶然にも白バイ隊員が第一中学校の卒業生だという。
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 この講座を受けた生徒は、自分がなりたい職業に必要な事を知ることが出来た。勉強は苦手でも資格を身に付けたい。「継続は力なり」との言葉を自分でも実践したい。これから受験があるので将来の仕事のために頑張りたい。と決意と感謝を述べた。最後に校長先生は「仕事に対する想いが各職業にあったと思う。なりたい仕事を先に見付けることで目標が決まる。受験が目標ではなく、その先を考える講義になった」と挨拶した。
 十和田市立第一中学校ではその後、修学旅行先での十和田PR活動を実施するなど生徒の郷土愛を深める活動と兼ねて将来を担う生徒の人材育成に力を入れて取り組んでいる。