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写真家 岩木 登の想い  トワタラ‐断崖の湖 写真集発刊

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「トワタラ‐断崖の湖」発刊
 十和田市焼山にスタジオをもつ写真家・岩木登さんが平成27年に発刊した「ワッカ」に続き、平成29年に十和田湖の魅力を伝える待望の写真集第2弾「トワタラ‐断崖の湖」を発刊した。前回の水をテーマにした「ワッカ」は十和田湖を中心に美しく深みのある青と緑を表現したが、今回の「トワタラ」は奥入瀬渓流や十和田湖の自然の深い場所を撮り歩いた作品となっている。透明度の高い十和田湖の湖面や断崖に囲まれてある神秘の中湖、季節や時間と共に変化していく自然の歴史の一瞬が表現されている。
 写真集は最先端のキヤノン業務用プリンターを使用した高品質な仕上がりで約60ショット52ページ。価格は13000円(税込)で販売となる。お問い合わせは...090‐3317‐7918(イワキスタジオ)迄。
自然と観光の矛盾
 十和田湖の自然の美しさに魅せられてきた岩木さんはアイヌ語でワッカ(水)を意味する写真集の次にト(湖)ワタラ(崖)を意味する写真集を作った想いも語った。
 最近はインバウンド(外国人観光客)が増え始め多くの人が集まり出した。それはいいのだが同時に観光整備や観光客で環境は汚されてきている。人が多く通る場所では野鳥も巣を作ることはないだろう。エコツーリズムもエコの意識は薄れていき観光側に力を入れているように感じる。逆に云うと観光客も観光コースの景色しか知らずに帰っていくことになる。十和田湖・奥入瀬渓流には他にもこんなに素晴らしい自然の景色はあるのに残念だと語った。
 自然を壊さないようにウッドチップなどで遊歩道をきちんと作って観光は推進しながらも環境保全を一番に考えていかないと自然環境は壊され、将来は観光もなくなる。自然と向き合ってきた写真家だからこそ感じた危機感は観光客で盛り上がる十和田湖が崖っぷちにいることを警鐘しているのかもしれない。