ローカルニュース

十和田工業高等学校 電子機械科 「ドローン」を知る講座 空の産業革命

[ローカルニュース]
 青森県立十和田工業高等学校でITH合同会社の副会長・高見雅之氏を招いて「ドローン」の講座が開講された。高見氏は十和田市出身で東海大学工学部工学科を卒業後、土地家屋調査士の資格を取得し独立開業。2011年からドローンの産業利用について学び、2年前にITH合同会社を起ち上げドローンを活用した様々な産業・開発に取り組みながら、技術者の人材育成もしている。
 今回の講座は2回目となり十和田工業高等学校電子機械科2・3年生67名が高見氏の講演に耳を傾けた。ドローンは飛ばす技術だけではなく総合的な知識が必要で航空工学・測量学・気象科学・法学・無線工学・写真工学など知っていなくてはならない。航空法規も厳しく資格だけではなく「許可」を受ける事が出来ないと飛行操縦は出来ない(200g以下は不要)。
towakoudoron1.jpg
 何故航空法規が厳しいのかというとバッテリー(リポ電池)の危険性(酸素が無くても燃える液体があり温度で左右されやすい)、ドローン墜落時の危険性(落下で起こる人身事故や火災事故など。電波障害などの原因がある)があると伝えた。車と同じく資格や経験が必要で気を付けていても事故は起きる。便利ではあるが危険物だという認識が必要だと始めにドローンの危険性を強調した。
 また、事故の動機が「善」か「悪」か大事な事で使用する人の目的によって危険物として扱われるか、今まで出来なかったことも出来るようになる夢の空の産業革命となるかが決まる。将来、AIが発達してくると機械が人に変わって仕事をする=人の仕事が奪われる時代がくる(人気アニメ・ドラえもんで「どこでもドア」が開発されてから航空や鉄道などの交通産業がなくなったという切ないシーンもあった)。しかし使い方を考える発想・創造は人にしか出来ないことだから工業高校の生徒は将来産業革命を起こす可能性を秘めていると伝えた。例として人が行けない場所の撮影や赤外線を使った深夜の撮影、写真をデータとして取り込んだ3D画像などドローンでしか出来ない役割があると伝えた。
towakoudoron2.jpg
 講義後半はドローンの飛行実習を行い、生徒らはドローン操作に挑戦しながらゆっくりと上下左右に動かしていた。新しい職種として空の産業革命を起こしたドローンの可能性を広げる生徒が十和工電子機械科から輩出される事を期待したい。