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安全な核はどこにもない!「奪われた村+チャルカ」が上映

[ローカルニュース]
 映画上映団体「大地の眼」が主催となり、6月9日にドキュメンタリー映画『「奪われた村」避難5年目の飯館村民』と『「チャルカ」~未来を紡ぐ糸車~』が上映された。
「奪われた村」は2016年の作品。日本で最も美しい村と呼ばれていた福島県飯館村のドキュメンタリー。2011年3月11日、東日本大震災の二次被害、原発事故の放射能汚染により、すべてを奪われてしまった村民の夢や生活、残された捨てる場所もないセシウムと汚染土を詰めたフレコンパック、村を追われた後の仮設住宅で暮らす人々の声、そして目の前の利益のために原燃を再稼働すると決めた政府への憤りの声がリアルに映し出されていた。
「チャルカ」とはインドの手紡ぎ糸車のことで、ガンジーがイギリスの支配から自立するために起こした独立運動のシンボル。作品の前編では高レベル放射性廃棄物は10万年消えない危険なゴミだという事や、その捨て場を何処にするのかを研究する施設として選ばれた北海道幌延町と岐阜県東濃地域の核反対運動をする地域住民の闘い、そして世界で初めて地下処分施設が建設中のフィンランドの情報。小さな島国で地震の多い日本では地下処分も出来ない事が理解出来る。新しいエネルギーや生き方が織り込まれ、未来のために一人一人がどう紡いでいくかを考えさせられる作品となった。
 また、主催の「大地の眼」代表の明山さんとゲスト「NPOみんな地球のこどもじゃん」代表・木村一雄さんのトークショーも開催。木村さんは世界で一番イスラム教の多い国、インドネシアに渡り、高層ビルの目の前で物乞いしている子供たちの現実を目の当たりにし、日本との違いに驚く。義務教育だが学校に通えない子どもたちのためにスクールバスの寄贈などの活動を起こし、東日本大震災では被災地の支援などを行っていた。5年前に十和田市に移住。そこからは更に活動は活発になり、福島県の離れ離れになった家族を対象に十和田市に招待し、少しでも楽しめる時間を提供するために「遊ぼう十和田!キッズサマーキャンプ」などを企画している。
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