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三沢の地から東北を元気に!! 東北青年フォーラムinMISAWA

[ローカルニュース]
 9月1日2日の2日間、三沢市国際交流スポーツセンターで2018年度「東北青年フォーラムinMISAWA」が開催された。これは東北6県の各地区に77団体ある東北ブロックの青年会議所が年に一度開催する企画で、開催地は持ち回りとなるため77年に一度しかない。
 当日は東北から800人を超える青年会議所メンバーが三沢市会場へ集結し、「心を一つに~飛び立とう和をもって未来へ~」をスローガンにフォーラムは開催された。
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 開会式では自衛隊があるまちとして北部航空音楽隊の演奏で来場者を歓迎する。公益社団法人三沢青年会議所理事長・新堂友和さんは「三沢市は古くから米軍と共存し、多くの人種や文化と交流し発展してきた町。この地に根付く『和』の精神を東北に発信していきたい」と感謝の意を述べ挨拶した。
 関東大震災を契機に制定された9月1日「防災の日」には「‐笑い愛を守る災害への備え‐防災減災フォーラム」が開催され、講師に落語家・三遊亭大楽氏と元米陸軍消防次長・熊丸由布治氏を招いて行われた。
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 三遊亭大楽氏は東日本大震災時のチャリティ寄席の思い出、亡き歌丸師匠の思い出話しを語り、夫婦をテーマにした落語で大事なのは何かを伝えた。
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 熊丸由布治氏は災害時、まずは自分自身を一番に考えること。そして、人は愛する人の安否が確認できないと次の行動にうつれなくなると伝えた。災害直後の対応の遅さに憤りを感じ、絶望的な状況での自助・共助の心構えや知識などを伝えたいと語った。また、緊急時に慣れてない問題の解決、他人との共同作業、限られた時間内で共通の目的を達成できるかどうかのチームビルディングの講習を行った。様々な職業の人が集まり、一つの課題に対して意見をまとめて行動に移すことは青年会議所の運動に似ている。それを活かして出来る事は大きいと思うと語り講演は終了した。
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 翌日は「~みんなで考えよう地域の未来~地方創生フォーラム」が開催。出演者は「熱中小学校」を創設した堀田一芙氏、コメンテーターのモーリー・ロバートソン氏、むつ市市長の宮下宗一郎氏、ラジオパーソナリティの柳澤ふじこ氏を招いて開演された。始めに宮下氏が地方創生とは地域の魅力を発見し、発信し、稼せぐ事につなげられるかどうかにあると語った。地方創生って何?と聞くと言葉は知っていても説明出来ない人が多い。「ぼくらのまちの未来像」をテーマに語り合う。後継者がいないのは若者が戻ってきたくない町が多いこと、結果として東京に一極集中してしまったこと、便利になった時代の流れで「ものづくり」の価値感が変わってしまったことなど様々な実例を挙げた。
 また、若者が働く職場に求めるものは「給料・やりがい・安定」というアンケートの調査結果から地方創生には何が必要かを考える。堀田氏は東京には最先端の情報があるが、子育ては年収が落ちたとしても地方の方が育てやすいと語る。待機児童問題もなく、物価も安く、自然環境もいい。自身が手掛ける寺子屋のような熱中小学校での地域を超えた人材づくりの活動を紹介した。
 次にテーマを「東北アップデート」に変えトークは続く。現在はいろんな町がコンサルティングの話しを聞いて同じことを考えて同じことをする。人を呼べるシステムを作るためにやらなければいけない事は多々あるが、教育不足・人材不足で難しい現状もあり、特徴を出そうと同じ事を周りがやれば特徴は薄れてしまう。モーリー氏はテレビやマスコミが良くも悪くも思い込みを作ってしまう。英語の新聞は同じニュースでも会社によって見る視点や解釈が全然違うので面白い。企業や高齢者や子供、それぞれに考え方や価値観は違って当たり前。外国人観光客は向こう側から見る日本の情報を頼りにくるので情報発信の方法が重要と語る。宮下氏はその場所でしか出来ないことや買えないものを見付けて、なければ作って外貨を稼ぐことが地方創生につながると語った。
 東北から三沢市に集まった各県の青年会議所メンバーは2日間で学んだことをヒントに地元に戻る。一人一人が変わっていけば東北も元気になると感じた。