ローカルニュース

平成30年度 第17回 精神保健福祉セミナー

[ローカルニュース]
 第17回目となった平成30年度「精神保健福祉セミナー」が3月6日にサン・ロイヤルとわだで開催された。会場には病院や介護施設で従事する方々が多く参加され講演を聞きながら学んでいた。一般財団法人済誠会の代表理事・江渡篤子さんが開会の挨拶で開催出来る事への感謝の意を述べた。
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 第一部は「アルコール依存症とうつ病」をテーマに十和田市中央病院メンタルヘルス科・徳満敬大先生が講師を務めた。飲酒することには問題がないが、適度な量で節度ある飲酒にしなければ健康を害する。アルコール依存症は自己責任と思われているが、きっかけとして身体的・精神的・社会的問題などがあり、飲酒が常用になるとうつ病などにもつながる。少し古い統計だが2003年にはアルコール依存症の患者は81万人いると言われ、青森県の飲酒状況は全国平均と比べてみても多いことがわかる。アルコール依存の症例を出して、悩みや不安や睡眠障害からお酒に依存するようになり、常用すると脳がアルコールを渇望するようになると説明。うつ病との関連性も高く、自殺につながる危険性もある。自己治療は難しく、家族の支援や地域のつながりなど、協力できる環境づくりが大切だと語った。
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 第2部は「障がい者就労の制度と利用の仕方について」をテーマに生活支援センターみさわの主任就業支援員の沼山忍さんが講師を務めた。生活支援センターとは働くことの悩みや不安についての相談に応じ、障がい者が働くために必要な助言や支援をしていく機関で、ハローワークとの大きな違いは職場実習(働く体験)があること。支援者として本人や会社側が気づいていない課題などを確認し、早期解決や理解促進を図ることが大事だと伝えた。支援事例を2つ紹介し、最後に働く上で大切なのは作業スキルの高さより、日常生活の安定だと語った。