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☆ 今月のスポットライト ☆ 藤原 史華さん

[ローカルニュース]
日本刺繍と手織りの初個展を開催
着物の文化と魅力を伝えたい
工房さんり 藤原 史華さん
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 8月に市民交流プラザトワーレで日本刺繍と手織りの作品展「ぬいとり と おり」の初個展を開いた工房さんりの藤原史華さん。生まれた頃は父が弘前大学系列の病院の勤務医だったため転勤族だったという。中学2年生の頃に父が藤原内科を開業し、十和田市に移住した。三本木高等学校を卒業してから大学へ進学したが、体調を壊し帰郷する。工房さんりの名前の由来は、繍(ぬいとり)、染織(そめおり)、錺(かざり)の3つの"り"から名付けた。
 学生時代からフランス刺繍やクロスステッチなどが好きだったという藤原さんは日本刺繍の小笠原光子さんに弟子入りし刺繍を学ぶことを決意。最後の弟子となった藤原さんは小笠原さんが1999年に他界した後、独立を決めた。呉服屋さんから少しずつ注文を受けながら自分の刺繍の腕を磨いていたが、染めや織りもやってみたいと両親を説得し、奈良県にある大原和服専門学院に入学を決めた。職人の世界は完全分業で一つの着物を作るまで20工程ほど専門の職人が携わるという。
 一人で染めから織り、刺繍までをやる人は全国でも珍しい事を知り、自分にしか出来ないことをやってみたいと卒業後は京都へ移住し、約5年間、染めや織りなどの修行をし、平成29年に第10回現代手織物クラフト公募展でグランプリを受賞した。
 翌年に帰郷をした時に高校時代の恩師でもある現南部裂織保存会の小林輝子さんと再会し、もっと広めたいと奨められ、初個展を開く運びとなった。個展では来場者からのニーズを知り、ヒントや受け、アイデアはどんどん溢れだす。今後はとりあえずは姪っ子の着物作り、時間に余裕があれば教室も開いてみたいと語った。