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恩師へ贈るマンドリンの音色

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 川崎富康先生(享年91歳)の追悼マンドリンコンサートが10月22日に十和田市民文化センターで開演された。故川崎さんは五戸町出身で教員時代にサッカー部のなかった五戸高校で顧問となり、県内でも強豪校と呼ばれるほどの礎を築いた指導でもあり、趣味で始めたマンドリンに音色に魅せられ、1964年にクラブを設立し、現在に至る。当初は演奏もしていたが、主に指揮者として編曲を担当し活躍。厳しくも情熱的な人柄で周りからも慕われていた。
 来賓挨拶では小山田久市長、十和田市文化協会の中里茉莉子会長が「市の文化にとって大きな柱を亡くした。今でも川崎先生の優しい笑顔が目に浮かぶ」と故人との思い出を語った。
 後を継いだ藤原寿子代表は「亡くなってからちょうど100日。何度も心を折られそうになりながらも周りの人たちに支えられ、この日を迎えることが出来ました。国民にとっても特別な日(即位礼正殿の儀)に開演できることは喜ばしいことです。今日は秋田県や盛岡からも賛助出演してくれた方もいて嬉しい。まだまだ未熟ではありますが、少しでもいい演奏をと努力しますので」と挨拶した。
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 コンサートは3部構成となっており、第1部では「ロンド」「愛の挨拶」などをマンドリンの演奏で披露。第2部では川﨑さんが30年近く団長を務めた「とわだ混声合唱団が賛助出演し、心を込めた合唱で会場を包んだ。フィナーレはマンドリンの音色で奏でる「千の風になって」を会場全体で合唱した。
 終演後、十和田マンドリンクラブ藤原さんは「先生も千の風になって一緒にいてくれたと思う。ありがとうと伝えたい」と話した。