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十和田市現代美術館常設展「光の橋」 作者アラエズさんが来館

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 十和田市現代美術館で12月10日に常設展「光の橋」の作者「アナ・ラウラ・アラエズ」さんが11年ぶりに現代美術館を訪れた。この機会にと作品のミニレクチャーとして作品解説、参加者からの質疑応答をお願いしたところ、作品のためにパフォーマンスを演じてくれる事となった。
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 光の橋の周りで待つ参加者の前に現れた全身黒装束の女性。ハイヒールのかかとにはチェーンがついていて、その先には桃色の毛束があり、それを引きずりながらゆっくりと作品の周りを歩き、光の橋を歩いた後に這いつくばりながらその道を戻る。言葉を発することなく鬼気迫るパフォーマンスに参加者も固唾をのんで見守った。パフォーマンス終了後には作品の説明とアラエズさんの紹介をスタッフがレクチャーした。
 アラエズさんは1964年生まれ、スペイン出身で彫刻・音楽・建築・写真・映像などあらゆる要素を作品に取り込み、完成度の高い精緻な空間をつくりだす作家として知られている。アラエズさんは労働者階級のある街の出身。昔はアートというカルチャーがなかった。私は自分を表現する方法として彫刻や音楽を学び、アートを知るために街を出た。女性が作家であることは当時は珍しく、男社会だったために芸術の世界へ飛び込むことは困難だった。それを表現することをパフォーマンスで伝えたかった。
 アラエズさんは通訳を通し、作家のキャリアはどんどん成長していく。力強さ、脆さや弱さを表現するものを知識を押しのけて原始的に、シンプルに表現したかった。「光の橋」では「空白の形」や「形ある空白」を感じて欲しいと語った。
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 また、毎月10日は十和田市民と確認できるものを受付に提示すると常設展は無料で観賞できる。意外と知らない人もいると思うのでまだ美術館に足を運んだことのない方は是非訪れて欲しい。お問い合わせは...0176-20-1127迄