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いよいよオープン アーツトワダ 十周年記念展 「Inter + Play」展 まちと自然とアートが生み出す相互作用

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 新型コロナウイルスの影響により、4月から開催を予定していたアーツトワダ10周年記念展「Inter+Play」展が会期を変更し、7月23日(木・祝)から第一期として開催することが決定した。前日22日にはオープン記念のテープカットセレモニーが行われ、小山田久市長、鷲田めるろ館長、本展覧会出展作家らと成功を願った。
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 小山田市長は「まずは本展に参加してくれたアーティストに感謝。日本の道百選に選ばれた官庁街通りに美術館とアート広場が併設され、この通り一帯を美術館としてみる企画としてアーツトワダが開催された。国内外から高い評価を受けているアーツトワダグランドオープンとして10周年となった。コロナの影響で延期となってしまったが今日から開幕。集まってくれたメディアの方々にも大々的に発信して欲しい」と記念企画展の成功を願った。
 鷲田館長は「4月オープン予定から、先の見えない中でスタッフやアーティストの方々も大変だったと思う。このインター+プレイ展は相互作用という意味。十和田市と自然と作家が向き合って新しい作品を生み出し創っていく。会期は1年延長し、期間を長く設けることでより多くの人に見て欲しいと思いました」と挨拶し、テープカットセレモニーを行った。
 企画展示作品を紹介...通年展示となる鈴木康広さんの『はじまりの果実』は青森県の形をした白い切り蕪の上の十和田市の位置にりんごが落ちて、そこから波紋が広がるようなイメージ。アートの波がここから波紋のように伝わって欲しいと作られた。
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 アーティスト荒神明香、ディレクター南川憲二、インストラクター増井宏文を中心とする現代アートチーム・目[me]は十和田市現代美術館から徒歩10程離れたまちの建物の一角に作品を作った。切り取られたような空間にある箱。お互いに違うものが同時にそれぞれに存在している。室内に入ると白い壁と両面ガラスの部屋にアクリルで作った作品が飾られている。時間の変化によって変わる作品。
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 第1期出展作家の津田道子さんの作品『あなたは、翌日私に会いにそこに戻ってくるでしょう。』は空間に吊り下げられた枠の中に鏡や投影された画像が写されている。立つ位置や見る位置によって見える人の数が違って見える不思議な空間。観覧者がいて初めて完成する参加型のアート作品となっている。
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 音楽家、サウンドアーティストのevalaさんは目に見えないもの、音や匂いなどを視ることにこだわりを持ち「耳で視る」をコンセプトに作品を完成。奥入瀬渓流の水の音を立体的に表現し、ここでしか聞けない音を作品とした。
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 『赤』に魅せられた松原慈さんの作品は3つのテーマ「赤の部屋には何もなく」「眼が燃えるまでここに」「赤い光を見るばかり」から空間を制作。自然の中にある様々な赤。それは鉱物だったり自然から生まれた赤い色。それを壁にパズルのピースのように重ね合わせた。床に敷いているのは水に浮く浮岩と呼んでいるもので、はるか昔にあった噴火で遠くへ飛んだものを拾い集めた。室内に流れるレッドノイズと呼ばれる空間と時間を体験して欲しい。
 企画展示はどれも文章で表現は難しい作家独特の不思議な世界であり、是非一度は足を運んで見てもらいたいものばかり。第1期の会期は企画展としては異例の2021年8月29日(日)の約13ヶ月間の長期となっている。
 お問い合わせは...0176‐20‐1127(十和田市現代美術館)迄