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愛情込めて育てた豚 安心・安全・美味しいを食べて欲しい

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有限会社 みのる養豚
常務取締役 中野渡 大さん
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中野渡 大さんプロフィール
昭和53年4月2日生まれ(42)十和田市出身。三本木農業畜産科を卒業後、北里大学畜産学科へ進学。卒業後は栃木県にある養豚会社へ就職。5年間勤務した後、家業である有限会社みのる養豚へ入社。栃木県の会社で学んだ知識と経験を活かして自社の拡大を目標に勤める。

 昭和43年創業の養豚会社・有限会社みのる養豚の常務取締役、中野渡大さんを訪ねた。
 中野渡さんは幼少の頃から養豚の仕事を手伝わされたり、家業に対しては3K(きつい・汚い・危険)のイメージしかなかったために、本音を言うと家業を継ぐつもりはなかったという。それでも長男として三本木農業、北里大学で畜産を学び、栃木県の養豚会社へ勤務。そこで養豚会社のイメージはガラっと変わったという。勤めた会社は福利厚生がしっかりしていて、休日も保障されている。何より会社が綺麗で仕事に対する意識も変わったという。辞めたくはなかったが、家業であるみのる養豚もこうあるべきと5年間勤めた後に退社。帰郷し入社した。
 当時は農場は2つ(現在は5)だったために親も子も混ざり合っている豚舎だった。現状を知り、昔からいる従業員とコミュニケーションを取りながら意識作り、環境作りから始めた。まずは農場を増やし、豚の大きさに合った施設で飼うこと。ピックフローと言われる仕組みで、例えで言うなら学校のようなイメージ。親は別の農場へ、子どもは大人になったら次の農場へ、移動する際に農場をきれいにして次の世代を迎える。それまでは1つのクラスに親も子も大人も一緒にいる部屋だったのでこれではいい環境とは言えず、ストレスや病気やケガもあった。
 農場を増やしたことで規模を拡大し、家族経営から従業員を守るための会社経営へと意識も変わった。従業員は帰郷した当時より4倍ほど増やす事も出来た。奥入瀬ガーリックポークや十和田ガーリックポークのブランド化など、県外への販売経路も確立し、会社としての地盤を固めてきた。
 養豚は糞尿が出るので、それをたい肥として農家へ分け、それで育ったにんにくや野菜を飼料として購入する。青森県は全国でもトップクラスの飼料米の生産地でもあり、地域との連携として、循環型農業を目指していきたいと語る。
 安心安全高品質をPRするためにJGAPを1つの農場で取得。今後は飼育豚舎3つ全ての取得を目指したい。新しい豚舎は餌やりや掃除にオートメーション機能を取り入れ、従業員も働きやすい環境を作っていく。安心で美味しい愛情込めて育てた豚をぜひ食べて欲しいと笑顔で語った。