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夢の教室オンライン 三本木小児童が夢先生に学ぶ

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 JFAこころのプロジェクト「夢の教室」が三本木小学校で11月16日、5学年児童を対象にオンラインで開催された。夢の教室はアスリートの実体験に基づく授業を通して夢を持つことの大切さを子どもたちに伝えるために市教育委員会主催で毎年行われている。
 今回の講師を務めた夢先生は元サッカープロ選手の島田裕介氏と元ラグビープロ選手の西山淳哉氏の2名。コロナウイルス感染予防対策として初の試みとなる東京からのリモート形式で授業が行われた。
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 島田裕介氏は埼玉県出身。大宮アルディージャ、ザスパ草津(現ザスパクサツ群馬)等でMFとしてプレーし、チームの年間MVPを獲得。その後はサガン鳥栖、徳島ヴォルティス、韓国Kリーグの江原FCに移籍し、2013年に現役を引退。現在は大宮アルディージャのジュニアチームのコーチとして活動。2016年に脳性麻痺7人制サッカー(CPサッカー)日本代表の監督に就任した。
 リモート授業は大きなスクリーンに映し出され児童らと講師が対面。
 島田氏は兄の影響で小学校3年生からサッカーを始めた。兄は小学校6年生で170cmある地元では有名な選手で陸上でも県1位。自分は名前で呼ばれることなく、「しまかず(兄の通称)の弟」と呼ばれていてコンプレックスもあった。そんな兄に何かで勝ちたいとリフティングを頑張って毎日続けた。小学校6年生の時にJリーグが開幕。プロを目指したいという『夢』ができたと伝えた。
 進学した中学は弱小チームだったがトレセン(選抜)に呼ばれることになった。そこで自分が一番下手だと実感して自信は無くしたが、チームメイトからの言葉で自分の長所・個性を伸ばそうと左足のフリーキックだけは負けないようにと家の壁が壊れるほど打ち込んで練習した。...とある試合のフリーキックの盤面で自分が蹴りたいと猛アピールをし、結果を出すことができた事で自分の武器となった。
 プロサッカー選手を目指すために全国大会を目指せる強豪校に進学。早朝から夜まで厳しい練習を継続してきたが...全国大会へ出場することは1度も出来なかった。プロへの道を諦めかけていたが、スカウトの目に止まり大宮アルディージャに入団する事となった。夢を叶えるためには『続ける事』が一番大事。必ず意味がある。才能があっても夢を諦めたら辿り着けないと最後に伝えた。
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 西山淳哉氏は愛知県出身。立命館大学に進学し、関西大学ラグビーリーグ優勝を果たす。卒業後、ニュージーランドのノースショアRFCに加入。帰国後に三菱重工相模原ラグビー部(現ダイナボアーズ)に入部。2006年に再びニュージーランドへ渡り、移籍をしながら計4年間プレーをした。オフシーズンは拓殖大学ラグビー部専任コーチとして活動。2011年に国内現役復帰、日本IBMラグビー部に加わった。
 西山氏は小学生からピアノやサッカーや剣道など色々やってみた。負けず嫌いだったけど努力は苦手だった。そんな時に高校でラグビーと出会った。15人しか部員のいない弱小チームだった。キツい、汚い、苦しい練習をやめないで頑張っていたらレギュラーになり、県選抜へも選ばれた。そこでは全く歯が立たなかった。パスは得意だったけど、出来ないことをできるように努力し...大事な試合の前にアキレス腱を切った。怪我は医者が治してくれたが気持ちは落ちたままだった。それでも諦めず、同じく怪我をしていた仲間と支え合い、大学4年で試合出場を果たし優勝した。『継続は力なり』これを覚えてくださいと児童らに伝えた。
 授業は講師と児童らでコミュニケーションを取りながら和やかに進行し、リモートではあるが近い距離間で夢を叶える大切さや必要なことを伝えられた。児童らも将来の夢を講師に発表し、今日学んだことを活かして叶えたいと伝えた。