生徒諸君!青森の子ども

 十和田市伝統芸能まつりが2月9日、十和田市民文化センターで開催された。
 伝統芸能まつりは地域固有の文化を受け継ぎ、次の世代へ伝えていく地域づくりは民俗芸能が極めて重要であるとの考えのもとに民族芸能保存団体の合同発表の場を作ろうと発足したイベントである。
 今回の招待芸能は国の重要無形民俗文化財に指定されている岩手県北上市の「岩崎剣舞保存会」が参加。
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 宙返りや車座などの曲芸を披露する「カニむくり」うや格調高い踊り「一番庭」や勇壮に荒れ狂う武者の乱舞「八人加護」、鬼の面をかぶった「鬼剣舞」など4演目を演じ会場を沸かせた。
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 地域に伝わる神楽や南部駒踊、鶏舞などを披露した市の民族芸能は招待芸能含め7団体が演目を披露し、来場した観客を魅了した。演目の中でも子どもたちが舞を踊る姿に一番の拍手が送られていた。
 ドローン関連事業を展開するITH合同会社から2月6日、十和田工業高等学校に小型ドローン「TELLO(テロ―)5台を寄贈した。テロ―は重さ約80gの初心者向けの小型機で、スマートフォンと同期させ手軽に操作が可能。写真や動画が撮影できる他、プログラム学習教材としても利用可能出来る。
 ITH合同会社の髙見雅之代表・三上大介副代表が同校を訪問。三國槇治校長と電子機械科の各学年の代表者にドローンを寄贈した。生徒は「ドローンを活用して地域貢献にも力を入れたい」と感謝の言葉を述べた。
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 髙見代表は「子どもたちなら操縦はすぐに慣れると思う。正しい使い方を守り、若い自由な発想でどうやって産業に役立てるのかを考えて欲しい。」と期待を込めて激励した。学校側としては教材として活用し、生徒の知識向上、操縦技術習得を図る方針。学生でも資格は取れるということなので、選択科目として「ドローン」が増えることもあるかもしれない。
 令和元年度青森県産業教育振興会二北地区協議会が2月4日、三本木農業高等学校で開催された。同会の中間報告終了後に研究発表会が行われ、三本木農業高等学校(JGAPの手法を用いた牛舎の経営改善)、十和田工業高等学校(卓球マシーンの製作)、三沢商業高等学校(イカピザの制作)の代表生徒らがそれぞれの発表テーマをもった研究発表会を行った。
 その後に株式会社福萬組取締役副社長・福島司子さんが「青森から世界へ~from Aomori to the World」を演題に講演会を開演した。始めに会社の概要紹介をし、自身のプロフィールや生い立ち、留学した海外での思い出などを語った。日本と外国の違い、そこで学んだことなどを生徒らに伝えた。ゲストとして来校したプロバスケットボール選手の北向選手が講演に参加。夢を持つ大切さを伝えた。
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 十和田工業高等学校で第8回目となる生徒の学習成果発表会が2月5日に行われた。
 同校5科(機械-エネルギー科・電子機械科・電気科・電子科・建築科)とコンピューター部、ロボット研究部が1年間で取り組んだ課題研究の成果を発表。
 機械・エネルギー科は「ソーラークッカーを作ろう!」を研究主題に成果を発表。多面体集光型装置の製作に時間がかかり、天候にも左右されたことなど、反省点と調理の実食を報告。環境に優しく災害時への備えにもなると発表した。
 電子機械科は「卓球マシーンの製作」を研究主題とした。去年の先輩方が製作した卓球マシーンをより、性能のよいものにすると試行錯誤し、実験を重ねたことを報告した。
 電気科は「走れ!ホワイトボード消し!」を研究主題にした。センサーでホワイトボード上の文字を消すためにライントレースカーを応用して制作。実際にホワイトボード上を走らせると蛇行したり動作速度が落ちるなど課題も見つかった。
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 電子科は「Live2DをWebカメラで連動させ動かす」を研究主題に選んだ。インターネット等の動画によく見かけるようになったLive2Dに興味を持ち、アニメーションを人の動きと連動するように動作させるプログラムを制作した。動作や可動域など不自然な動作が多く見られ、データの整理整頓が大事だと感じた。文化祭までに発表することが出来たと報告した。
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 建築科は「七戸養護学校とのものづくり交流」を研究主題とした。今年で5回目となる交流事業として教具の依頼を受け、今年度は書見台とヘルメット置き場の製作をした。設計に不備があり、寸法がズレてしまった反省点と、加工はスムーズに行えたため時間を費やし、しっかりとした完成度で製作することが出来たと報告。誰かのためのものづくりで喜んでもらえることが嬉しかったと発表した。
 コンピューター部は「コンピューター部有志の活動 この5年」と題し、プログラミング体験や人工衛星のモールス信号受信の体験、3Dプリンターを用いての衛生模型の製作体験など報告。衛星設計コンテストの参加報告などを発表した。
 ロボット研究部は「全国高等学校ロボット競技大会青森県予選への取り組み」を発表。ロボット製作に時間がかかり、練習時間がほぼない状態での大会出場になってしまった。全国には出場できなかったが県で唯一の技術賞を獲得したことを報告した。
 三本木農業高等学校ラグビー部を卒業した「田嶋グン」選手(現釜石シーウェーブス)がラグビーU20日本代表に選ばれ、活躍をした。1月14日に久しぶりに母校へ凱旋。ラグビーU20日本代表ジャージを寄贈した。
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 遠藤校長は「田嶋グン選手は我が校の誇りである。現ラグビー部も新人戦では久しぶりの準優勝だった。OBの方々、保護者の方々の力を借りて、次は花園を目指したい。全校生徒で応援し、共に夢を掴みたい」と激励の言葉を送った。
 寄贈式終了後は「囲む会」を行い、田嶋選手は在校生ラグビー部員36名と、監督の苫米地衆候教諭、OB代表の成田一郎さん、コーチの中岫崇さんらと学生時代の思い出を振り返りながら、日本代表で出場した時の秘話などを語った。
 田嶋選手が3年生だったころの1年生(現3年生)の後輩からは「グン先輩はとてもきれい好き。部屋をきれいにするなど、生活面でいろいろと教えてもらった」。成田OB代表からは「口数が少なく、前に出る性格でもないが、人よりも倍の練習を積み上げ、怪我をしない強い身体をもっている選手だった。偉大な選手が近くにいるので目標として欲しい」と伝えた。
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 よつば寮の寮長も務める中岫コーチは「学生時代は送迎担当もしていた。グンは見た目通り物静かで、コツコツ積み上げるタイプ。筋トレなども自主的に行い、学生時代にはベンチプレス130㎏を持ち上げていた。みなさんもグンの背中を見て応援してほしい。」と伝えた。中岫コーチは当時七戸町でサッカーをしていたグン選手に目をつけスカウトした秘話も語った。苫米地監督は「当時はライバルの八戸工業にいて対戦した。日本代表の選手がいた学校であることに誇りを持って欲しい。」と激励してから、グン選手が出場した日本代表戦当時の映像を見る。イエローが2枚で人数的不利もあり、ビハインドの場面。諦めずに次に向けて話し合い、35‐34で逆転勝利した。田嶋選手は「U20日本代表でも「ONE TEAM」の精神は変わらない。グランドに立ったら先輩後輩は関係ない。試合での自分の役割を果たすためには監督や先生とのコミュニケーションも大事。」と後輩へ語った。
 田嶋選手は「成田コーチ、中岫コーチに鍛えられ、身体面でも精神面でも多くの事を学べた。三農ラグビーの伝統「走る・スクラム」を守って欲しい。厳しい練習もあるが団体スポーツをやってて本当に良かった。身体が大きかったり、足の速い人はいる。自分にはないものだから当たり負けしない身体を鍛え続けた。U20日本代表でアジアチャンピオンになってもゴールではないので、次は日本代表を目指したい。」と後輩らを激励した。現在178㎝112㎏の田嶋選手。次は日本代表で活躍する姿を見れるように応援していきたい。
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 令和元年度の「幼児リサイクル教室」が実施された。これは市で平成22年から循環型社会の形成を目的とし、幼児期から環境保全に対する意識の向上を計るため、幼児向けに資源ごみのリサイクル教室を行っているもので、市内の保育園、幼稚園を周り、紙芝居や資源ごみの分別ゲームを行っている。
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 紙芝居の内容は去年とは内容を変えて「ごみじゃないよ、しげんだよ」(目黒区大型紙芝居)にした。紙芝居を読んでゴミが資源に生まれ変わる事を伝えた。
 その後に資源ごみの分別ゲームをし、プラスチックや紙、ペットボトルやアルミ缶を仕分けた。園児らは合格シールをもらいこれから家のゴミは分別して捨てることを約束し、リサイクル教室は終了した。
 市内の中学生、高校生が「社会福祉やボランティア活動の大切さ」について学び、意見交換や高齢者との交流を通じて「思いやりの気持ち」「助け合いの気持ち」を育むための十和田市中高生福祉サミット「思いやり広場」が1月7日に開催された。
 社会福祉法人十和田市社会福祉協議会が主催となり、集まった市内中高生27名と市民交流プラザトワーレで開会。午前の部では社会福祉について考える意見交換。高齢者についての話しや、どうやって楽しんでもらうかの企画を練習し、午後には実際に高齢者が集う場所(ふれあい・いきいきサロン)を訪問した。
 考えたゲームは最初は頭を使うゲーム。漢字穴埋め&漢字バラバラクイズで高齢者らと交流を深める。
 次に身体と頭を使うゲームでパラリンピックの正式種目ともなっている「ボッチャ」で遊んだ。ボッチャとはジャックボール(目標球)と呼ばれるボールにそれぞれのチームが交互に自陣ボールを投げたり転がしたりしながらいかに目標球に近づけるかを競うスポーツ。老若男女、障がい者、健常な人でも同じルールで遊べる。
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 チームを分けて中高生と高齢者が交互にボールを投げる。簡単なルールだが戦略性もあり、目標球に自陣ボールがピタっとくっつくと周りからも歓声があがりゲームは盛り上がった。
 十和田市馬事公苑(駒っこランド)で1月16日に「馬そり始走会」が開催され、キッズゲレンデがオープンした。
 今回、始走会に招待された園児は「緑と太陽の保育園」。駒っこランドを訪れた園児ら17名はまずは牧場に移動し、馬そりを体験。ソリは天気によって屋根ありと屋根なしが選べる。園児らは「さくら」が引く馬そりに乗ってコースを一周。その後に馬へニンジンのエサやり体験をした。「きずな」「ルナ」「ダイヤ」「のぞみ」の4頭へ笑顔でにんじんをあげる園児ら。今回は身体の大きいのぞみ以外は小さな馬だったので臆することなく積極的ににんじんをあげていた。あっという間になくなったにんじん。えさやり体験後は芝生広場へ新設したキッズゲレンデに移動。
 園児らはソリやゴムボートで長い坂を何度も滑り、冬の駒っこランドを満喫した。
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 戦後、国営開墾事業の中で、規模が大きく、その中でも成功されたといわれる開拓地が3つある。それをきっかけとし、「日本三大開拓地」として十和田市(青森県)、川南町(宮城県)、矢吹町(福島県)の3市町が選ばれた。
 その共通点のあることから三大開拓地児童交流事業が2005年からスタートし、3市町を交互に訪問しながら、その歴史を伝えると共に、お互いの故郷を知り、郷土愛を深める児童交流事業が行われた。
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 1月31日に十和田市に訪れた河南町、矢吹町の児童それぞれ20名ずつを十和田シティホテルで歓迎した。歓迎の挨拶で小山田市長は「戦後開墾事業の成功事例として3つの市町が選ばれた。今回で16回目。自分が生まれたふるさとをお互いに知り、文化や歴史を学び交流を深めて欲しい。毎年この時期は街なかにも雪が積もっているのですが今年は雪がゼロ。山の方には雪が積もっているので安心して雪遊びを楽しんで欲しい。また十和田湖冬物語も開催してるので雪像やかまくら、花火なども見てください。春夏秋冬楽しめる町なのでケガのないよう思い出を作ってください」と挨拶した。
 翌日1日は南コミュニティセンターで十和田市児童20名と顔合わせをし、開会式を開催。終了後にゲームで交流をし、開拓の歴史を学習した。その後は十和田市現代美術館や十和田市馬事公苑称徳館を見学したり、十和田湖畔で開催中の十和田湖冬物語を楽しんだ。2日は十和田湖温泉スキー場でスキー体験をし、三泊四日の三大開拓児童交流事業で思い出を作り、児童らは3日、帰路に就いた。
 十和田市現代美術館パートナーズ(TAPS)教育普及事業の一環で、平成27年度から開始した「がっこう⇄ゲンビ おでかけバス」が1月30日、31日の2日間、開催された。
 これは十和田市内の小中学生を対象に無料バスを運行し、より多くの子どもたちに現代美術館を親しんでもらい、感性豊かな子どもたちにワークショップを企画してアートを体験し、想像力を育てる場として開かれている。
 今回はちとせ小学校の1年生51名を対象に2班に分け、2日間に渡り実施された。始めに美術館内の常設展を歩いて回りながらアーティストの作品について見て学んだ。その後、用意された透明なレインコートに自由に絵を描いたり、シールを貼ったりしてオリジナルのレインコート作成をするワークショップ「アートを着よう!」を実施。
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 子どもたちはそれぞれに現代美術館の作品を思い浮かべながらオリジナルのレインコート作成を行った。楽しい時間はあっという間に過ぎるもので、一生懸命に色を塗ったり、シールを切り貼りしたりしても時間が足りないようだった。
 最後は完成したレインコートを着てファッションショーを行った。子どもたちはお互いに見せ合ったりと自分で作った作品にご満悦。「楽しかった」「また作りたい」との声もあった。
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