生徒諸君!青森の子ども

 10月21日に松陽小学校の1年生から3年生までの児童16名が社会の授業の一環として稲作体験をした。春には泥んこの中に入り、手で一本一本田植えをし、秋には育った稲穂を手鎌で刈る。今ではほとんどを農機でやるので農家の子供は多くても田んぼに入った子は少ないという。昔ながらの手作業の稲作を体験した子供たちは汗をかきながら競い合うように稲刈りと千歯扱きを使った脱穀をしていた。
 農家に対する理解と食育、高齢者と子供たちの交流の場として稲作体験に関わった人たちはみんな笑顔だった。子どもたちは家に帰ったら今日の体験を報告するだろう。
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 10月31日に十和田市中心商店街を歩行者天国にして「ハロウィン2015inとわだストリートフェスタ」が開催された。急に寒さが冷え込むような夜だったが中心商店街にはたくさんの親子らが来場し、フェイスペイントで仮装した子どもたちで溢れていた。十和田ふぁみりーずも参加したバルーンアートのパフォーマンスの後に盛り上がったのは赤い絨毯が敷かれた上を歩く第10回目となる仮装コンテスト。思い思いの仮装で子供から大人までレッドカーペットの上を歩きポーズを決める。一日しかない魔法の時間を楽しんでハロウィンは終わった。
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【奥入瀬渓流と苔(自然観光資源)】
 10月13日に三本木農業高校植物科学科の生徒が奥入瀬渓流の「苔」の観察会を行った。これからの十和田湖・奥入瀬渓流の活性化のひとつのテーマとなるであろう苔の価値を学ぼうと企画した。自然観光資源である苔の歴史や重要性を学び環境保全意識を高め、苔を活かした観光活動を知り地域活性化について考える機会とするのが目的。
 奥入瀬渓流は川が流れる岩の上に苔が生え、そこに鳥などが落とす糞に混じった草木の種が成長し、川に囲まれた岩の上に樹が育つという珍しい特徴がある渓流だ。人が作り育てたのではなく、長い年月を掛けて自然が生み出した貴重な価値は護っていかなくてはならないと感じた。
 今回は観察が目的でスマホを手に持った生徒らは楽しみながら景観を写していた。奥入瀬渓流館で講義から始まり観察会、十和田湖の文化や自然環境・多様な生物などを施設で見学し、最後は休屋から遊覧船に乗って自然を満喫した。十和田湖・奥入瀬渓流の自然から学ぶ授業は終わった。
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【伝統工芸(デントコーン)の収穫】
 日を別にして同じく三本木農業高校植物科学科の生徒らが十和田市伝統工芸のひとつ「きみがらスリッパ」を無くさず次の世代に伝えようと生産組合と三農生徒が連携し、播種作業・除草作業を経て10月20日にデントコーンの収穫を行った。
 今年で3年目となる十和田きみがらスリッパ生産組合と連携した栽培・研究活動への取り組みは地域の伝統工芸を守るとともに、子供たちの地域活性化への意識を育む事が目的。慣れない作業ながらも地道に一本一本子実をねじってデントコーンを摘み箱に積み入れる。それから薄い皮を一枚ずつ剥く作業を繰り返す。子実はほぐして飼料として売り、残った皮を編んできみがらスリッパを制作するという。一日に一足しか作れず3千円で販売、手間ひまのかかる作業で効率がいいとは言えない。しかし伝えていかなくてはなくなってしまう伝統工芸は市が特産品として協力し、三農生徒が労働力として協力することで地域に根付き価値を生み出すのだろう。後継者不足に悩む農業や伝統工芸に興味をもつ生徒が一人でも増える事を願いたい。
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 10月23日に北里大学獣医学部北里会執行委員会が制作している「十和田市生活情報誌ZEV」が完成され完成報告に市長を表敬訪問した。これは相模原キャンパスで学ぶ1年生にむけて2年生から生活する十和田市の情報を紹介するための情報誌。
 制作を担当した佐野昌平さん(動物資源科学科3年)は1年生の時には十和田市は何もない町だと思ったが素晴らしい場所だと知って後輩に伝えたいと思ったと語った。十和田市は第二の故郷と言う加藤彩子さん(生物環境科学科4年)は大学生活は限られた期間しかなくもっと青森県を知り、いろんな所を回りたかったと語った。
 今回は市が作成に協力し、観光・まつり・生活情報などが充実し、学生からのインタビューやアンケートを聞くことで十和田市の生活で感じた事も掲載している。北里大学は大学の周りにアパートがたくさんある珍しい特徴がある。仲間の絆が強まる町だと後輩にも伝えたいと語った。あって当たり前の事には気が付かない事も多く、大学周辺にアパートがある事が珍しいことすら気が付かなかった。県外から集まる大学生から見て十和田市に住んでいる人が気づかない視点で十和田市の魅力を発見して欲しいと感じた。
 十和田生活情報誌ZEVは市民交流プラザ トワーレ エントランスホール、または十和田市民図書館で閲覧できる。
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 平成27年度の寺子屋稲生塾の第4回目のプログラムとして「太素の森の開拓村」が開催された。貧困な時代に少しでもお腹を膨らまそうと大砲を使って作った昔のお菓子、ドンキミとドンコメを実際に体験して作ってみた。機械で圧力をかけ爆発させる。「ドン!!」と大きい音と白い煙が立ち上がり一瞬にしてお菓子が出来上がった。
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 子供たちはそれを食べながら歴史を知る紙芝居を聞く。「ニトベカズラの物語」ではなぜそう呼ばれる事となったのか、「南部むらさきと三木茜のはなし」は開拓時代に職人を救った女性の行動から生まれたものだと語り伝えた。
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 それから子供たちはビー玉などで柄を付け、紫色に染まった「むらさき染め」を体験。他にもドングリや木の実などを集めてグルーガンでくっつけて工作。軍手をはいて鉄の鋏を使い熱々の南部せんべいを焼くなどして楽しんだ。歴史を学びながら楽しく遊び、さまざま体験する寺子屋稲生塾は塾生徒を募集中。詳しくは...0176‐72‐2318迄
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 9月11日から13日まで十和田市民文化センターで十和田市児童発明くふう展が開催された。発明くふうの部と未来の科学の夢の絵の部で市内の小中学生から募集し、身近な物から斬新な物までを考え、子どもたちは出展した。これがもっと便利だったら、こんな物があったらとアイデアを出して工作した作品が並び、会場に展示された。
 特別賞として未来の科学の夢の絵の部では鈴木美尋(三小3年)/下山アンナ(南小2年)/伊勢谷芽生(三小6年)/今野彩来(三小5年)/根岸絢太郎(ちとせ小4年)が入賞。
 発明くふうの部では水尻莞颯(西小4年)/本田賢徳(北園小1年)/郡川琉維(南小2年)/佐藤賢太郎(洞内小3年)/高木凰丞(三小3年)が入賞した。
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 9月20日に三本木農業高等学校芝グラウンドで青森県少年ラグビーフットボール大会が開催された。県内から集まった小学生を対象にミニラグビーの普及を促進し、2016年リオ・オリンピック「7人制ラグビー」正式種目開催や2019年ラグビーワールドカップ日本開催や2020年東京オリンピック開催に向けて未来をになう子供たちの競技力の向上と交流を深めることも目標に、青少年育成にもつなげようと地域の子供たちが明るく育って欲しいという想いのもと、十和田八甲ロータリークラブが主催で開催され、今回で5回目となる。県内からクラブチームが集まり2学年ごと3ブロックに分かれ太陽が照らす中、子供たちは必死に試合を楽しんでいた。
 観戦していてもいまいち要所でルールがわからない部分もあり、頭も体も使う難しいスポーツだと感じた。また、球技と格闘技が混在しているスポーツといわれるのも納得できた。十和田市の総合型地域スポーツクラブの「REDHORSE」は残念ながら全敗だったが元気に走る姿に将来が楽しみだと感じた。
 日本ではラグビーはまだマイナーなスポーツという印象もあるが、実は世界3大大会の一つで世界では47億人が観戦しているメジャーなスポーツである。この日はワールドカップラグビー「日本」対「南アフリカ」の一戦があり、ラグビー歴史を揺るがす奇跡と言える勝利を収めた。近い将来、この中から世界で活躍する選手が育ってくれると期待したい。
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 B‐1グランプリin十和田まであと1日。10月2日に前夜祭として出展団体のパレードが行われる予定だったが悪天候のために中止となり、セレモニーで予定していた「のぼり旗」の贈呈だけが行われた。市内の小学生がパソコンなどで出展する団体を調べ、魅力発信を十和田市からも応援しようと旗に出展団体の事を調べた新聞を作成。
 代表の児童は「調べているうちに興味を持ち、将来は行ってみたいと思いました」と挨拶し、のぼり旗の贈呈が行われた。出展団体にエールを送り、明日から開催されるB‐1グランプリでの活躍をのぼり旗とおもてなしの気持ちと共に手渡した。
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 9月23日に大会10日前となるB‐1グランプリin十和田のプレパレードが行われた。あと10日、市民交流プラザに集まり決起する小山田市長、石川会頭、畑中舌校長、バラゼミメンバーと西高生徒が商店街を歩き大会PRのプレパレードを実施した。商店街には応援しようとたくさんの人が並んで旗を振り見送った。プレパレードは駒っこ広場まで歩き到着。大会の成功を祈願する小山田市長、石川会頭の挨拶の後、青森県産のヒバで製作された金・銀・銅の箸トロフィーが披露された。
 そして新人メンバーも参加する西高生の本番前の練習として、大会成功を願う広場に集まった来場者に十和田バラ焼き500食が振る舞われた。始めはまだ慣れていないのか少しぎこちないキッチンと少し声の小さいカウンター、それでも一生懸命さは伝わってきて頑張って!と応援したいと思ったのは来場者全員ではないだろうか。盛り上がる会場にあっという間に500食は完売(無料)した。
 あと10日、まち全体で全国から訪れる来場者をおもてなし、魅力を発信するチャンスがやってくる。十和田市のために十和田市民が力を合わせて過去最小のまちの規模で過去最高のおもてなしを実行できるように応援したい。
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 9月16日に青森県立十和田工業高校でおもてなしリーフレットの完成披露を兼ねたおもてなし講演会が開かれた。ボランティアスタッフとして大会に参加する1・2学年の十和田工業生徒に「おもてなし」とは何なのかを伝えるために畑中宏之舌校長がスタッフシャツを着た生徒に講演を始めた。
 始めに校長先生の挨拶、十和田市にはたくさんの資源や魅力があるがそれをどう使い、どう活用していくかを考える事がテーマとしてある。B-1グランプリを通して何かを学んで欲しいと生徒に伝えた。そして畑中氏の大きな声の挨拶、十和工生徒はまだ恥ずかしいのか「ボンジュール!」の掛け声も西高生徒やバラ焼キッズと比べると残念ながら声が小さく感じた。
 おもてなしって何だろう?畑中氏が問いかける。物だけではなく気持ちでも相手からもらうと嬉しい。先日、三村知事が十和田市に来訪した日が実は自分の誕生日だった。学校訪問の時にサプライズがあり、三本木小学校児童にハッピーバースデーを歌ってもらった事に感動した話しをした。お金をかけなくても相手を想う気持ちがあれば感動は生まれる。まずはボランティアスタッフの皆さんには恥ずかしがらずに「ボンジュール!」の挨拶を、帰りには「ラビアンローズ!」の声掛けを来場者に笑顔で言って欲しい。それをおもてなしの気持ちで接すれば相手も嬉しくなると思うと伝えた。それから活動を振り返り、まちおこし団体が何をしてどう変わっていくのか、考え方や意識の持ち方をまとめたDVDを鑑賞をする。少し難しい内容だが素晴らしい考え方に生徒も姿勢が少し変わったように思えた。畑中氏は十和田市には何もないと言われていた。ないものに不満を覚えるのではなくあるものを探す!次の世代にも何らかの方法でまちおこしを頑張ってもらいたい!そして地域の一番の資源は「ひと」だと伝えた。
 この講演を聞いて生徒が何を感じ、どう行動していくのかは今大会、そしてその後にわかるだろう。最後に大きな声で「ラビアンローズ!」と挨拶した。バラゼミの活動を見ていると未来を担う子どもたちが心も成長していけるように大人が頑張っていかなくてはと思える。大会の大成功を願い講演会は終了した。
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