生徒諸君!青森の子ども

 三本木農業高等学校の植物科学科の生徒らが「きみがらスリッパ」の材料となるデントコーンの播種活動を体験した。
 きみがらスリッパとは廃棄物であった馬の飼育用作物のデントコーンの皮を再利用した昭和22年から始まった伝統工芸であり、昭和38年に設立した「十和田きみがらスリッパ生産組合」が十和田市の特産品として生産し、全国へ販売している。
 この日は三農生徒50名が生産組合の手伝いとして参加し、50㎝間隔でデントコーンの種を沈圧(種を足で踏んで植えていく方法)しながら植えていった。腰を曲げて一つずつ植えていく時間のかかる地道な作業だが、50名の人数と若さの力で、播種活動はあっという間に終わった。地域の伝統工芸を守る姿勢や、地域活性化への貢献活動を体験し、この活動を通して子どもたちを育み、その中から後継者が増えれば嬉しいと組合長の宮本桂子さんは最後に挨拶をした。
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 6月7日に市民交流プラザ・トワーレでウマジンワークショップが開催された。講師をウマジンを制作したデザイナーの安斉将さん、主催は十和田青年会議所が担当し、声を掛けて集まった親子や市内の子供たちが集まって、ウマジンの制作をした。集まった約40名の参加者の子どもたちは一斉にウマジンの紙型を切り抜いたり、色を塗ったりと自分のオリジナルのウマジンを楽しみながら作っていた。
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 ウマジンとは人と人とのコミュニケーションツールの一つとしてアートとウマの町、十和田市で企画されたイベントで、学校も年齢も違う子どもたちは同じ場所でウマジン制作を一緒にした友達として仲良く遊んでいるようだった。また、9月の十和田市秋祭中日にお祭り広場でパレードも行われる。7月には山車制作、8月にウマジンパレードダンスの振付も企画している。参加費は無料、十和田市を盛り上げたい人、興味のある方は参加してみてはいかがだろうか?
 お問い合わせは...0176‐23‐1958(公社)十和田青年会議所 お祭り委員会まで
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 6月22日に十和田市立高清水小学校でB‐1グランプリin十和田でのバラ焼きキッズのおもてなしの一環として、十和田湖の伝説「八郎太郎と南祖坊」を大型紙芝居で上映するための事前学習が行われた。全37名の児童は紙芝居を見ながら自分たちで考え、大会まで練習し、発表上映する。この伝説を聞いて十和田市に訪れた人が、1人でも多く十和田湖へ観光に行くことを期待したい。
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  6月25日でB‐1グランプリin十和田までのカウントダウンが残り100日となった。その節目のイベントとして南部地方の伝統工芸でもある南部裂織をみんなで織ろうと市民交流プラザにたくさんの人が集まった。南部裂織を今大会のコンセプトに見立て、みんなで糸を紡ぐことで想いをつなぐ地域愛、地域をつなぐ人間愛を表現しているようだった。イベントにはカトリック幼稚園45名・北園幼稚園19名の子どもたちが集まって歌って踊りながら会場を盛り上げた。終わってからはみんなで缶バッチをもらって喜んでいた。昔から伝わる伝統工芸と将来を担う子どもたち、そしてそれをつなぐ架け橋となるであろうまちおこし団体がB‐1グランプリの成功に向けて団結をしたように感じた。
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 特定非営利活動法人 十和田NPO子どもセンターハピたの代表 中沢洋子さんと七戸高等学校(代表として太田菜穂子教諭と佐藤朱莉さん)が国際ソロプチミスト十和田クラブ賞を受賞した。国際プチソロミスト十和田とは女性だけのメンバーで構成されている奉仕団体で奨学金援助や寄付金贈呈、支援活動などをしている。
 国際プチソロミスト十和田はボランティア活動など個人、または団体で地域の発展に務めている方々を表彰している。今回はNPO法人を立ち上げ、市から学童管理の委託を受け「地域で子供を育てよう!」をスローガンにカフェハピたのをオープンし、子育て支援事業などに取り組んでいる代表・中沢洋子さんと、地域の介護施設や保育園のイベント運営の手伝いなどを学校単位で約20年以上前から活動している青森県立七戸高等学校が長年のボランティア活動を認められ表彰された。
 平成24年に子育て・家族支援部門で内閣府特命担当大臣賞、平成25年に青森県知事最優秀賞も受賞した中沢洋子さんは今回の受賞を喜び、大変な事も多いが励みになると語った。子どもが社会で生きていくために地域も人もコミュニケーションも大切にし、大人が責任をもって子供を育てる環境を作らなければいけない。カフェは子どもや大人が居場所を作ってつながる接点の場でもあり、十和田産品を使った料理を提供することで農家ともつながっていく。地域と人、人と人が共に成長していけるまちにしたいと熱く語った。
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 5月18日に十和田市立南小学校で修学旅行へ向けてのバイキング給食のマナーと食育、地産品のPR活動をする結団式が行われた。
 未来・文化・郷土をつなぐため、修学旅行を通して子供たちに郷土を愛する心を育てようと企画。南小学校6年生102名と毎年水田を提供している豊川隆さん、十和田市農林職員斗沢さん、十和田・六戸給食センター職員らとパワフルジャパン十和田の十和田ふぁみりーずを招いて開催した。
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 バイキング給食は青森の地産品を使用して調理され、子ども達は順に好き嫌いせず?楽しげにトレーに盛り付けていた。
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 この食材に感謝の気持ちを持って修学旅行では北海道函館市で地場産品の宣伝活動を行う。十和田自慢の地産品を知ることで郷土を愛する子どもが一人でも増えること、この活動が子供たちの成長につながればと感じた。

 5月17日に公益社団法人十和田青年会議所・青少年育成委員会の企画として職業体験学習が開催された。市内の小学校から応募があった50名の生徒たちを対象に市内で働く9種の職業のプロたちが仕事の知識や内容を伝え、一緒に作業して子ども達に仕事に対する興味、それを通しての健全な育成、成長力を養うことを目的として開催された。
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 消防士体験では、当日強風のため放水訓練は中止とし、暗い現場を想定しての検索訓練や空気ボンベを背負い重さを体験するなど、市民の財産と生命を守る消防士の仕事を体験した。警察官体験では、指紋の鑑識作業を体験するなど、市民の安全を守る警察官の仕事について理解を学んだ。
 大工体験では木材を使って慣れない金槌で釘を打ちながら家を建てる大工作業の一部を体験した。水道工事体験では水道管を切ってつないで水が流れるまでの工程を体験した。普段現場で働いている職人さんも子供たちに教える事の難しさも経験し、互いに学ぶ事があったように感じた。
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 新聞記者体験では写真をとって記事を作るまでの過程を体験。普段新聞をあまり見る事のない子ども達も興味を持って聞いていた。
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 IT機器体験ではipadを使っての編集などを体験。現代らしく子供たちが慣れている様子で説明を聞きながらもどんどん自分たちで進んでいく様子が見えた。講師らも自分とは違った感性や視点で見る子どもたちに新しい発見があったなら得るものがある職業体験となったのではないか。
 給食調理体験では慣れない包丁を使って具材を切る事を体験。切り方などを教えてもらいながら職業体験学習が終わった後に、みんなで食べるための豚汁を作っていた。パン調理体験では自分たちでパンを切って具材をはさめてサンドイッチを作って食べていた。調理体験は女子に人気、帰ってから台所に立ってお母さんの手伝いをする子が一人でも増えれば家庭にとってもいい体験学習になったと言えるだろう。
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 花屋体験ではフラワーアレンジメントを制作した。お花屋さんの花が届くまでの流れや、茎の切り方や花を長生きさせる豆知識などを伝えた。子供たちは自由な感覚・発想で目を輝かせながら花を飾りつけていた。
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 この職業体験を通して参加した子どもたち、保護者、職業体験協力者(社)、企画した青年会議所のメンバー、すべての人が学べる場になったのではないだろうか。最後はみんなで作った豚汁をみんなで食べて終了した。

 4月18日に開催された十和田市現代美術館の企画展「ジャンプ2015」のオープンを記念して沢田小学校の六年生の生徒が沢田っ子鶏舞を披露した。
 沢田鶏舞は平成2年から沢田鶏舞保存会が地域伝統として子供たちに伝えているもので伝承当初は水尻剣舞といい、悪霊退散の供養踊りとして広まった。鶏を象った鳥帽子をかぶることから鶏舞と呼ばれるようになったと言われる。
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 オープニングセレモニーでたくさん集まった観客の前で沢田小学校の六年生15名の子供たち(踊り子は12名)が元気よく飛び跳ねながら鶏舞を踊った。最後に企画展の成功を願い記念撮影をして終わった。
 伝える側と受け取る側がいないとなくなってしまう伝統芸能などは古き良き時代を忘れないように大切に伝えて欲しいと感じた。 
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 この程、十和田市立南小学校の6年生(現中学1年生)の生徒、苫米地来誠くんと中西郁恵さんが日本珠算連盟が指定する珠算5種目で1級に合格したという知らせを聞き、二人が通っているという川上総合学習スクールを訪ねた。
 珠算5種目とは、珠算(そろばん)と暗算、フラッシュ暗算、読上算、読上暗算の5種目からなっていて全部の検定を合格する必要がある難関の検定だ。
 苫米地くんは「読上算が苦手でやっと取れた。スポーツも勉強もあまり得意ではないけど、これは負けない。少し自分に自信が持てるようになった」と自信の根拠を照れ笑いしながら嬉しそうに語ってくれた。
 取材中に「どのくらい速いかを見てみますか?」と川上塾長からの提案に計算機を使って速さを競ってみると...倍以上のスピードで完敗した。他にもそろばんグランプリで青森県1位、暗算コンクールで全国1位を受賞した生徒も輩出しているという実績をもつ川上総合学習スクールの雰囲気は、厳正な塾のような静けさはなく、不思議なほど和やかでアットホームな印象を受けた。この講師と生徒の関係性や距離感が伸びる子供を育てているのだと感じた。
 川上武則塾長は「息抜きに遊びに来るような感覚で勉強をしにくる生徒が多い。昔ながらの良いもの(読み書きそろばん)を伝えていきたい」と語った。
 川上総合学習スクールは、そろばん(月~金)と書道(金・土)で生徒を待っている。詳しくは...0176‐23‐0727(川上)まで。
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 3月28日・29日・30日に代々木体育館で全国ミニバスケットボール大会が開催された。初出場となる青森県十和田市代表の十和田南スポーツ少年団は広島県代表と兵庫県代表との対戦となった。
 初戦の対戦相手は広島県の樹徳。前半から点の取り合いではなく流れの主導権の奪い合いのような展開で点差は開いては追いつくなど、リード側が交互する展開となり3Q※終了時点で2点リード、最後は一瞬の勝負所を制し、42対34で南小が全国大会初勝利を掴んだ。
 続く2戦目は兵庫県の高須西。前半では必死に流れをものにしリードする、後半では身長差に苦しむも3Q終了時で30対26でリード、しかし、4Qでは意地を見せた高須西に圧され逆転を許し、得点が入らないまま31対37で逆転負けを喫した。結果は1勝1敗の予選敗退となり、残念ながら全国大会の見えない壁を超えることはできなかった。しかし、この経験は無駄に終わる事なく、中学での活躍を期待したい。
※Qとは..バスケットボールでは1試合を4つに区切っているので1/4の意味を持つ。
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