生徒諸君!青森の子ども

 十和田市の市民団体、十和田自然農楽郷(中川原繁代表)は7月23日・8月10日・9月22日・10月18日と「十和田の自然を感じよう親子デイキャンプ」を十和田こども食堂実行委員会(水尻和幸代表)の協力を受け開催した。
 毎回5家族限定として、市内の家族連れの親子らが参加。簡易キャンプの設営から、火おこし体験、ニジマスのつかみ取り、ピザ焼きや薫製作りなどの調理体験などを親子で行った。当日は天気も良く、風も心地のいいキャンプ日和。川沿いにあるクリ林の木陰の下で子どもも大人も自然を満喫した。
 午前に薫製調理やバーベキューなどでお腹を膨らませた子どもたちは午後になると木登りをしたり、木に掛けられたネットの上で遊んだりしながら家族の時間を楽しんだ。十和田自然農楽郷は自然体験などを予約受付している。お問い合わせは...0176‐27‐1815(水尻)迄
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 新型コロナウイルスで中止となった春・夏・秋まつりの代替イベントとして十和田市、十和田商工会議所・十和田奥入瀬観光機構が主催となり、十和田「春・夏・秋まるっとフェス」を9月5日・6日の2日間開催した。十和田市官庁街通り、中央駐車場などを会場は新型コロナウイルス対策として入場口では検温や手指の消毒、感染経路を知るための名前の記載などがあり、入場制限を1日3500人以下とした。新型コロナによる自粛で飲食料品や衣料・雑貨などの在庫を抱えた事業者の支援も兼ねての出店もあり、普段の祭りとは少し違ったお店の並びとなった。
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 初日5日のオープニングセレモニーでは小山田市長が「子どもたちが一生懸命練習したお囃子などを披露するので、市民の皆さんも盛り上げて欲しい」と挨拶。まきばのこども園年長の杉沢愛和さん、杉林朔吾さん、新山恵麻さんが声を合わせて「コロナに負けるな!十和田市の元気!」と開会宣言をした。
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 会場の中央駐車場では、元気いっぱいのまきばのこども園園児による和太鼓の演舞から始まり練習の成果を披露、特設ステージでは十和田中学校吹奏楽部と三本木高等学校吹奏楽部による演奏。ポラリスフラの踊りなどが披露された。素人によるカラオケ選手権や花柳流花すず会の舞踊、北野好美ミニライブが行われた。官庁街イベントでは三本木小唄が流し踊りをし、道路をキャンパスにしたチョークでお絵かきできるスペースで子どもたちが遊んでいた。ねじりんごのバルーン教室にも子どもたちが集まり、青い風船でハートを作った。また、十和田高校会議所の生徒らも出展し、暑い日に嬉しいスイーツやジュースなどを販売していた。午後6時から60発の花火の打ち上げもあり、フェスの初日のフィナーレを飾った。
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 6日はイベントが盛り沢山でステージイベントでは暫楽団フルハウス・あんぱんヒップホップクラス・渡純司ライブ・DANCEDANCE WAG/十和田水神雷太鼓・桜田マコトライブ・愛野由梨奈ライブ・南小学校合唱部などが会場を盛り上げた。そして、最後にはお祭りの花形である太鼓の競演。秋まつり町内会十和田囃子演奏会が開演された。
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 官庁街イベントでは「3on3 BASKET BALL大会」が開催。小学生の部と中学生以上の部に分かれ、DJブースを設けたり、途中ラップやダンスイベントをはさみながら大会を盛り上げた。小学生の部では全8チームが参加。熱戦を繰り広げ、三本木小学校男子6年生チーム「T・H・R・2」が優勝した。中学生以上のブロックでは12チームが参加。高校生や社会人の身体をぶつけ合った迫力ある対決やハイレベルな技術の応戦でどの試合でも歓声が沸いた。接戦を制し、優勝したのは社会人チームの「NSN」。記念品を贈呈し大会は終了。参加者からは是非来年も参加したいとの声も多かった。最終日は交通規制の関係で明るい時間帯に打ち上げる「昼花火」で「春・夏・秋まるっとフェス」を締めくくった。 新型コロナウイルスの影響で様々なイベントが中止されているが、きちんと対策を設け、主催者と来場者が理解をすれば問題ないと証明した。久しぶりのイベントには多くの来場者の笑顔が溢れていた。
 令和2年度地域と連携したキャリア教育推進事業「地域を支える人財育成プログラム」の一環で、スマート農業を実現するための技術として注目され、農業以外の企業にも影響を強く及ぼした産業革命と呼ばれる「ドローン」の基礎を学ぶ講習会が9月24日に青森県立三本木農業高等学校行われた。
 講師を務めるのは十和田ドローンスクール(株式会社十和田中央モータースクール)の講師で、農業機械科2年、環境土木科2年の計70名が講義を受けた。
 十和田ドローンスクールは運転免許の資格を取るための中央モータースクール構内に去年4月に新たに設けられ、これからの産業に必要な資格科目の1つとして開設された。
 生徒らは初めにドローン飛行に関する法令を学ぶ。飛行禁止の区域、航空法、電波法、道路交通法など細かく分けられ、国土交通省の許可がなければ、ほどんどの場合は飛ばせない場合が多い。事故防止のために確認するべきチェック項目も多く、遊び道具ではないことが講師の細かな説明からも伝わった。
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 学科講義の後は、実際にドローンを体験操縦をしてみようと、約14m感覚に設けられた離着陸ポイントにドローンの移動させる実技が行われた。
 生徒らはスマホと連動させた操縦機を持ち、ドローンを操縦。離陸・ホバリング・直進・回転・着陸の操作を行った。生徒は正面が変わると左右が反対になるので戻ってくるときは難しいと言っていたが、慣れるのも早く、しばらくすると横向きでの走行など試していた。これから働く企業ではドローン活用も必要となるかもしれないので覚えたいですと話した。
 株式会社十和田中央モータースクール内にある十和田ドローンスクールでは生徒を募集中。お問い合わせは...0176‐23‐6301迄
 青森県立三本木農業高校で中小企業庁令和2年度企業家教育授業に応募、採択され、企業家による出前授業が開講された。
 9月8日に農業経済科1・2年生の生徒68名を対象に「株式会社LOCO・SIKI」代表取締役 芝崎壽一郎さんが講師を務めた。
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 芝崎さんは自己紹介後に365を起業する経緯を生徒らに説明。兵庫県出身で関東のみならず全国を歩き、料理人・アドバイザーとして活動していた中で、青森県の高品質な食材と出会った。食材ロスを減らし、保存のきく冷凍食品に目を向け、七戸町に冷凍食品メーカーを起ち上げた。
 冷凍食品と言っても添加物や防腐剤や化学調味料や発色着色料を使わずに一つずつ手作りで料理。独自の冷凍技術で料理人の作り立ての味を保存することに成功。
 それから様々な人とのつながりをきっかけに十和田市に他の業者と競合しない複合商業施設を目指してオープンした。
 全国では200を超えるブランド豚がある中で、独自にアップルポークを開発したり、小売店として見せるように各店舗を専門店として設け、こだわりのチーズ専門店や、地域の特産品を使った加工商品の開発。若者の流行にいち早く対応するカフェなど、若者から観光客まで対応できる他にはない複合商業施設として位置付けた。
 また、冷凍食品の強みを活かした海外事業では安心・安全・高品質な商品の輸出などしている。未来につなげるための挑戦を続けるためにこれからも商品開発をしていくと生徒らに伝えた。
 最後にこの講師を受けた理由の1つとして、この高校の卒業生がスタッフとして働いてくれたり、農家としてお付き合いがあるからで、今日聞いてくれた生徒の中で、何かの形でこれから関わりがあれば嬉しいと伝えて出前授業は終了した。
 十和田市連合PTA(畑中会長※以下、市連Pと略)では子どもたちがコロナ対策に加え、エアコンのない30℃を超える教室で熱中症などの健康被害を未然に防止するために扇風機を回収し、市内小中学校へ無償提供する活動を行っている。
 その活動に賛同した十和田市商工会議所青年部(佐々木会長)から新品の扇風機を10台市連Pへ寄付することとなり、今回は十和田市立東小学校(小原校長)へ寄付する運びとなった。
 畑中氏と佐々木氏が9月10日に東小へ来校し扇風機を寄付した。代表として受け取った東小児童会運営委員会の杉本快晟くん(6年)と高橋一華さん(6年)は「暑くて勉強するのも大変。扇風機があれば集中して勉強が出来ると思います。」と感謝の言葉を述べた。小原校長は「現在1クラス2台設置してあるが、やはり前後左右に4台は必要。音楽室などの特別クラスへはわざわざクラスから扇風機を持って移動しているので本当にありがたい」と感謝した。
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 畑中氏は扇風機の回収活動は当初の目標の158台を大きく超え、258台(9月8日時点)となっている。当初の希望台数は確保でき、三本木附属中学校へも寄付もした。今後、猛暑から蒸し暑い日が続くとみられるので、希望学級へは扇風機を届けたいと語った。
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 就農を目指す生徒、農業系学校への進学を考えている生徒を対象に労働力不足となっている農業経営体への援農や就農の促進に向けて、事業によって整備された最新機械を活用して、運転技術や作業技術の向上を図るための高性能コンバイン実技研修が行われた。植物科学科2~3年生を対象に、他科からも希望生徒が参加し、同校農場の水田で高性能コンバインの実技研修を行った。刈り取り作業では予想よりも早く進むコンバインに驚きながらも講師のアドバイスを聞きながら真剣に取り組んだ。
 青森県立三本木農業学校植物科学科1年(35名)が現在、株式会社パワフルジャパン十和田に事務局を置いている「十和田きみがらスリッパ生産組合(宮本桂子組合長)」と連携して栽培・研究活動に取り組み、地域の伝統工芸を守るともに地域活性化に貢献していく姿勢と態度を育てる校外研修活動を行った。
 これは平成24年から毎年行っている活動となるが、今年は新型コロナウイルスの影響もあり、播種活動は行わなかった。8月4日に1年生は初めてとなるデントコーンの圃場へ向かい、除草作業を行った。当日は気温が高く、蒸し暑い中、デントコーン畑の中に入り、少しずつ除草作業を進めて行く。
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 引率者の佐々木教諭は「生徒らはほとんどが農家の子ではないので、この活動を通して農家の現状を知ってもらい、体験から学んで欲しい」と語った。生徒らは汗だくになりながら蛙に驚いたりと楽しそうに着々と除草作業を行った。今後は10月に収穫・調整予定している。
 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、市内で出歩く人が減少し、食材の在庫を抱えている業者が多くある。そこで、こうした業者を応援するために十和田高校会議所で「愛ップルプロジェクト」を計画したことを発表した。
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 これは在庫を抱えている商品の中から選んだもの(中こう果樹園のりんごジュースや雅菜工房の加工品など全9商品)を8月8日・9日の2日間、AST内の期間限定店舗で委託販売すること。併せて子どもたちの夏休みの自由研究を応援する勉強会を開催する企画となっている。
 相内会頭は「この企画をきっかけに、将来的な目標としてはクラウドファンディングで資金を集めて高校生が運営するお店を立ち上げたい。飲食店というわけではなく、委託販売を引き受けたり、何かのイベントを企画したりできる場所として考えている。店舗は探し中で、家賃が発生するのでどうするかはまだ企画段階」と答えた。
 現状では明確な決定事項があるわけではないようで、まだ目標の段階と見受けられたが、無限の可能性がある高校生が次にやりたいと言葉に出したことを見守っていきたいと感じた。
 また、新型コロナウイルスの影響で新1年生が少ないとの情報もある。興味のある学生は...0176‐25‐7758迄
 平成21年度から始まり、今年で12年目を迎えた十和田市立第一中学校の「若鷹ボランティア」が7月22日に道の駅奥入瀬ろまんパークで実施された。
 ボランティア活動を通じて自発的に奉仕する助け合いの精神を養うことを狙いとし、奥入瀬ろまんパークへ遊びにくる観光客や子どもたちが安全に楽しめるようにと生徒らは小川清掃、噴水清掃などを行った。
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 第一中はこの日が夏休み初日となっていたが、生徒46名(当日2名欠席)と教員10名は汗を流しながら約2時間のボランティア清掃を満喫した。
 令和3年4月より青森県立三本木農業高等学校が十和田西高等学校と六戸高等学校と統合し、上北地区統合校「青森県立三本木農業恵拓高等学校」として再スタートすることとなった。7月28日にその体験入学が行われ、400名の中学3年生が訪れた。
 「三本木農業恵拓」名前の由来は伝統ある三本木農業を継承したまま、十和田西高校、六戸高校の校歌にある「恵」の文字と、十和田市の開拓の精神である「拓」の文字から取った。ほとんどがその地区の名前からある高校の命名としては非常に珍しい。
 学科は十和田西高校、六戸高校をそのまま普通科2科とし、植物科学科、動物科学科はそのまま、環境土木科と農業機械科を統合し環境工学科として設立、農業経済科は食品科学科と名称を変える。5科だった学年は計1科増え、6科となる。
 また、当日は体験入学に来校した中学生を対象にボタンやネクタイなどの制服のデザインを考える制服デザイン総選挙投票も行い、投票結果から来年度入学する学生の制服デザインも自分たちで決める企画を実施した。
 遠藤校長は「農業高校としては普通科と結びついた唯一の学校となる。新しい三農は先生方ではなく、生徒のための学校にしたい。生徒が主役の学校を目指し、数年後にはその主役となった生徒らがこの地域、青森県、日本を支える人材となれるように育って欲しいと願います」と挨拶した。
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 その後は三農3年生による司会進行で学校説明が行われた。1898年創立、123年の歴史があり、県内では3番目に古い公立高校であること。その敷地は東京ドーム11個分、ほぼ東京ディズニーランドと同じ広さであること。植物科学科と動物科学科の1年生が実習のために義務入寮する志岳寮の説明。テストの成績だけではなく、知識+経験が三農の考える学力だということ。農業を学び、農業で学ぶ地域人の育成に力を入れていることを伝えた。
 三農の魅力を三農の生徒が中学生へ伝える司会進行はそれぞれの科の選択コースや特徴を説明し終了した。その後は施設見学や体験実習などを行い体験入学は終了。来年度は210名が入学予定。伝統のある新しい農業高校としてこれからの発展に注目していきたい。
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